普段は、劇的で壮大で、爽快もしくは哀愁の美旋律満載の、主に疾走するメタルばかり聴いている私なので、初音ミクが歌う名曲でもメロディが最も美しい曲をベストチューンにしたいところですが、私が最も惹かれる曲はこの『ビバハピ』でした。

本来、私の好みとかけ離れているはずのサウンドなのに素晴らしいと思った曲は、思い出す限りだと、モーニング娘の『LOVEマシーン』（明るく楽しい雰囲気に不思議と惹かれた）、らき☆すたのオープニング曲『もってけ セーラーふく』（ベースとサビメロ+コード進行が大好き）ぐらいのものでした。

「神調教」とよく絶賛されるMitchie Mのミクさんの扱いのうまさと作曲力の高さは、多くのボカロPの中でもトップクラス、メジャーシーンで活躍できるレベルにあるのではと感じています。

ただ一部で「ちょっと古臭い感じもする」との意見も見たことがあり、やはり今の時代では、好きな人は好きでも、超大ヒットになるまではいかないのかもしれません。

さて、曲について書いていくと、ミクさん大好きになった私にとって、最初の「マイクおっけ～？いっくよ～！」「ミニスカートで襲撃だ」という歌詞だけでもたまらなく可愛らしく感じます。

バックのサウンドも曲の楽しさを絶妙に盛り上げ、動画で曲のタイトルが出てくるところはまさに上に書いた『LOVEマシーン』を思い出させる雰囲気でいい感じです。「プープー」「ヘイヘイヘイヘイ」の声も可愛らしさ全開でたまりません。

Aメロ、Bメロは切なさ、もどかしさの中でハッピーな自分を発見する過程がサウンドで表現されているかのようで曲の流れは完璧です。そしてサビでは底抜けな明るさを感じるメロディとミクさんの踊りも最高で、今まで音楽を聴いてきて味わったことのない幸福感を感じました！

そして再びのAメロではミクさんがこけるなど、おっちょこちょいな可愛らしさが表現されたり、Bメロでは別のMMDモデルのミクさんに励まされているLat式ミクさんがやはりたまらなく可愛く、間奏では再びラップでネガティブな状況を楽しさで吹き飛ばしているかのようで最高です！

主に使われているLat式ミクさんは私にとっては100%好みではないのですが、この曲に限ってはこれで完璧だと感じています！

ちなみに「マジカルミライ」では振りつけと、生演奏なのでアレンジも違いますが、これも勿論大好きです！