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初音ミク × 鼓童 ~結~ 2023/6/3(土) 夜公演 ライブレポート

私が2022年夏に初音ミクを好きになったのは、下記記事に詳しく記した通り、自作曲の作曲がきっかけでした。

しかしファンになったとは言っても一部の超有名な曲しか知らない上に、曲のみを聴いて楽しむことはほぼ無く、あくまで可愛いミクさんの映像と共に聴いて楽しんでいました。

音楽のみを楽しみたい時は、やはり疾走感のあるメタルが最高なのは今でも変わりません。ミクさんが歌う一部の名曲も素晴らしいし天才的だとは思うものの、私の好みの疾走するメロディアスで劇的なメタルの高揚感と感動までは味わえないし、ミクさんのヴォーカルも、メタル耳で聴くとやはり物足りない感を抱くことがあります。

そんな感性と耳なので、果たして初音ミクのライブに参戦して心底楽しめるのかな? マジカルミライはステージが遠くてミクさんがよく見えないのに行っても意味ないのでは?と思っていました。

そんな中、ライブツアーのTHUNDERBOLTが発表され、スタンディングでライブ慣れした自分にピッタリ?でもセットリストが知らない曲ばかりでつまらない?等と思い参戦を躊躇して行かずじまいでした。

そして今回のミク鼓童、NHKホールで音響はいいらしいしステージも近くてよく見えるとのことで行ってみようかなと思うも、事前に2018年の映像を見て「これは家で見るだけで充分?」と思ったりしてチケットは申し込まずでした。

しかし公演が近づくにつれ、前回公演の評判などを見ると行きたい気持ちが徐々に強まってきました。幸いリセールサービスでチケットは手に入る状況で迷っていたところ、公演前々日に機材席開放との発表があり、前日の18時にSS席を取れました。オタクが集うアイドルのライブに人生初参戦の事実に「俺がこのようなライブに行くとは😂」と戸惑いつつ、ワクワクしてきました🤗

会場までの順路では、男性のファン集団がはしゃいでいたりしてみんな楽しそう、期待が強いことを感じさせます。そしてホールに入ると、開演少し前に、ファンがペンライトを振って離れた他のファンも振り返したりしていましたが恒例なのでしょうか。開演は定刻、X JAPANのような遅れは無縁なのでしょう。

序盤は知らない曲、1回しか聴いたことのない曲が続きましたが、演奏が素晴らしく、ペンライトを振るよりもじっくりと聴き込みたいと感じてしまいました。

序盤、鼓童の太鼓はバンドサウンドに埋もれて、はっきりと聴こえてきませんでした。とは言え、太鼓の音を抜いたとしたらおそらく迫力が減退して聴こえるはずなので、アレンジを楽しむまではできずとも、サウンド面で重要な役割を担っているのではと思います。これは鼓童が無いミク+バンドの生音を聴いたことが無いからこう感じるのかもしれません。

気のせいかもしれませんが、後半の曲の方がバンドと太鼓のアンサンブルがいい感じになった印象がありました。私はSS席、1階席右後ろの方だったのですが、前列では太鼓の音が響いて凄かったような感想を書いている人もいました。

音質もホールがいい為が聴いていて気持ちいいもので、バンド、鼓童ともに演奏力は高く、特に中盤のノリのいい曲におけるベース演奏は最高すぎたり演奏面でも楽しむことができました。

ミクさんの映像に関しては、姿はよく見えたものの、1階席の後方では、視力1.0ぐらいでは表情までは見えませんでした。とあるマジカルミライのライブレポートでは「ミクさんが実際にいる感じ」とのレポートを見ましたが、投影方法が違うのか、立体感は多少あるものの、映し出している感もやはりあるという感じでした。マジカルミライの前列で見れば立体感がより楽しめるのかもしれません。

(2023年6月8日追記)2階席で見た方が、ミクさんの投影の立体感は過去最高とレポートされていました。私が想像する立体的な映像の実現は、まだまだ先の話ということなのでしょう😂マジカルミライで、ミクさんが実際にいる感じとレポートした方は、映像の写り方だけではなく、その場の雰囲気なども含めてそう感じられたのかなと思いました。

周りを見ると、縦ノリはしないか控えめでペンライト振りを頑張る人がほとんどでした。しかし自分は生粋のメタラーなので、ペンライトは適当だけど体はよく動いてしまうし首も自然に振ってしまう🤣特に後半はよく知っている曲が連続、体もより動いて「これを求めていたんだ」という展開で最高でした❗️

そして初の生ミクさんは、後半に行くにつれてその可愛らしさもよりまぶしくなってきて、熱く盛り上がりながらも「あぁ可愛い」という感覚も抱きながら楽しみました。

ただ、よくミクファンがライブで感動で涙が止まらないなどと書いているのを見ますが、私の場合、感動で涙が出るほどではなく、やはり自分は本物のミクオタ、ミク廃ではないな、とも実感しました。

でも確実に「勇気を出して行ってよかった」と思える内容で、最後の『Hand in Hand』では「もう最後なの?もっと演ってほしい」との思いが湧いてきたほどでした。

終演後は、爽快感と共に何か淋しささのようなものも感じられ「これがミクロスってやつか」「ガチのファンはもっと強烈なロス感があるのだろうな」と想像でき、帰宅後は、楽しい思い出を振り返ろうと、曲も振り付けも大好きな『太陽系デスコ』を何度も見て楽しみました。

これだけいいものを見させて貰えたなら、次回のライブであるマジカルミライ2023も、SS席のチケットが確保できれば是非参戦したいと思っています。

あと、スタンディングで見るライブに行ったのは10年以上ぶりだったので、加齢による体力の衰えがあるかな?と思いましたが、昔よく行ったメタルのオールスタンディングのライブに比べるとやはりぬるいので、全く問題なしでした。ミクさんのライブで体力きついような感想をよく見るのは、物販に並ぶ⇒マジカルミライ昼参戦⇒企画展⇒夜参戦などフルに活動しているからなのでしょうね。

ここからは各曲を振り返ってみたいと思います。正直忘れている部分が多かったので下記ブログも見て思い出しました。

テーマ曲『NEPPUU〜熱風〜』は2回ほど聴いていったので何とか楽しめました。『Sweet Devil』はあまり知らない曲だけど、大好きなハニーウィップミクさん見れて嬉しい!『ヒバナ』はそこそこ聴いた曲、キャッチーなサビメロが印象的なロックナンバーは縦ノリで存分に楽しめました。

そして大好きな曲の『太陽系デスコ』が流れてようやく自分も体に火が入った感じで、久々のライブを体で楽しもうという意識に!

続く鼓童パート、じっくり太鼓の演奏を味わうとミクさんが浴衣姿で歌います。知らない曲ながらいい感じです。鼓童ソロパートは迫力あって素晴らしいものの、もっとアレンジが複雑でもいいのではと思ったりしながら聴いていました。

祭りだヘイカモン』よく知らず前日に1回だけ聴いた曲、ノリがよく太鼓もよく合い、サビメロのキャッチーさには体の動きも自然大きくなり、サビ後半は熱すぎ!『どりーみんチュチュ巡音ルカメインでミク・リンも歌ういかにもなアイドル曲は自分にとっては小休止な感じ😂

大江戸ジュリアナイト』これは大好きな曲、これこそ太鼓とのアンサンブルが合う曲で、演奏もノリも楽しみたいので2回ぐらい聴きたかった!ミク鼓童にこの曲は絶対合うのに2018年では何故やらなかったのだろう?と思ったら発表がそれより後なだけでした😂

Amazing Dolce』はMEIKOメインで、リン・レンも歌う曲で、ミクの曲以外興味無いからどうでもいいと思っていたら、ノリのいいロックナンバーで曲知らなくても楽しめたのは意外!

バンド無しのミクと鼓童のみ演奏の曲となった『glow』と、ミクさんがキーボードを弾く+バンド入りの『僕が夢を捨てて大人になるまで』、共に聴いたことのない曲でしたが、歌唱の声質、調声の素晴らしさがよく聴こえ楽しめました。

その後は鼓童とバンドのメンバー紹介とソロパート、鼓童は序盤よりも好みの複雑な太鼓アレンジ、そしてバンドのソロは演奏が最高でもっと聴いていたい感がありました。やはり熟練のプロの演奏は凄い❗️

鏡音リン・レンの曲3連発『劣等上等』『リモコン』『いーあるふぁんくらぶ』、全て知らない曲だったけど全てノリがよく体動かして楽しみました。ミクファンになる前の自分は、ビジュアルは鏡音リンの方が好みだったので可愛らしい見た目も楽しめました。

そしてここからは全て有名曲、盛り上がりも最高潮に!

ワールドイズマイン』大好きな曲、衣装もお姫様衣装かな?と思ったら大好きなミクデフォ衣装で嬉しい、この曲は聴き込んでいたためコールやペンライトもうまく合いました🤗

グリーンライツ・セレナーデ』最初、映像だけ流れ音声が流れないトラブルがあり、1分ほど?の休止中も応援のミクコールが! 大好きな曲だけに熱く楽しみました😊

スクリーンにLast Songと表示されてこれで本編終了かと思うと『Tell Your World』大好きって訳ではないけど何度も聴いた有名曲、いい感じで本編の締めでした。

ここからはアンコール、『千本桜』自分好みの和風メロディの超有名曲は勿論大歓迎❗️ オープニングやサビメロ後と最後の裏打ち疾走パート、他のファンは皆、表拍子でペンライトを振っています。でもここではどうしても我慢できず裏打ち疾走ヘッドバンキングしてしまいました🤣🤣

後ろの人からは「メタルのライブと勘違いしている」と思われること必至ですが自分が楽しむのが目的、人の目なんか気にしていられなかったのでこれでよしです🤗

Blessing』この曲もそこまで好きではないけど(ミクさん好きなのにこの曲好きじゃないの?と思われそうですが、どうもメロディが凡庸に感じるのです)6人のピアプロキャラクター全員の歌唱で会場の雰囲気はいいですね!

Hand in Hand』この曲はサビメロがキャッチーすぎて大好きな曲、最後を飾るに相応しい感動的な最後でした❗️ この曲、原曲ではサビメロ前にドンドンドンドンと入るのですが、ここは全ての太鼓全開で叩くのかな?と期待しましたが太鼓は入らずでした。やってみたけど合わなかったのかな?などと想像しました。


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