#22 .語る口(🗣️💋)聴く耳(👂️♪)

by 394Shanxi&39Thankyou's note.

ある女性の語る口は夢日記だった。

ある人がいた。

その人は毎日、毎晩、恐い夢ばかり見ると言う。

その人は、その為に精神的な病を抱えてしまったのです。

しかし、精神科の先生に相談した処。

先生は、その患者さんに一番その人にとって最善の事を助言してくださった。

それは、その患者さん本人が為すべきこと。

それは、『夢日記』をつけること。

それからと言うもの、

その人は

観ては恐い夢を

日記に毎回書いたと言います。

そして、その人は今では

恐い夢から解放されて

自分の才能に目覚め、

恐い夢の小説家と成ったのです。

それは、精神科の賢い助言です。

精神科の先生には患者に対して最善を語る口と聴く耳がありました。

それは専門家としての心理学的な幾つかの手法を踏まえた優れた助言だったのです。

恐い夢がもたらしてくれたその人への宝物。

乗り越えると、病は引け目を感じるものなどではなく、

その人にしか書けない文章を産み出してくれた。

人真似ではなく、

いつも、

オリジナル、

新鮮、

体験から

現れたリアリティーある、

ドキュメント。

人は語ることにより、自分の内面に抱えた問題と立ち向かい

知らない内に自分で自分を

癒している。

他の人からの受け売りでは無く、

その人が、1人で生きて行けるための道。

子育ての傍ら喫茶店でそれは書かれた。

心の内面を現す方法は様々。

ある人は、只話すだけで満足し、

ある人は小説家となり

ある人は、離婚して喫茶店に行き、

寝ている子供の寝顔を見ながら、

好きなファンタジーを書いていたと言う。

そして、それはある日

小説として出版され、

やがて映画となりました。

ある男性の語る口は絵筆でした。

転落した建設員のその後の人生は、こうして始まった。

その人は建設作業員。

ある日、建設現場で高い所から転落して大怪我をした。

骨折。

病院のベッドの上。

毎日、点滴や天井ばかり見る毎日が続いていた。

それから、暫く後のこと。

ベッドの上に起き上がれるまでになり、

更に彼の心にあるスイッチが入りました。

💖ON!

そして、彼はこう言いました。

『看護婦(当時はこう呼んでいた)さん。』

『◎◎さん、どうされましたか？』

『すまんけど、紙と鉛筆を貸してくれないだろうか？』

『分かりました。』

それから、彼は突然、

虎や龍などの絵画を描き始めたと言う。

彼が沢山の絵画を描いた後、彼は退院し、

私と出会い、私は彼にこの話を御聞きして取材させて頂けたのです。

見せて貰った彼の自宅にはあちこちに色紙に描かれた虎、龍、達磨太師の絵画が所狭しに置かれ、

彼の手帳には注文の入った彼の絵画の納入予定がぎっしりと記入されていたのです。

彼にとって、

第２の人生は

建設現場で堕ちて骨折し、

病院のベッドの上で開けたのです。

彼は、絵画の学校も高等教育の機会も無かったと言います。

絵画は、彼の語る口と成ったのです。

ある男性が病気を克服するまでの道程。

歌う口。

ある人は、歌うことが大好きな田舎の出身の男性。

明けても暮れても、毎日、野作業で喉を鍛えていたのです。

そうしている内に、ある大きなプロダクションからお声が掛かり一躍、デビュー。

喜びも束の間。

それも、人生の一面でした。

パニック症候群

にかかり、

人前で、二番目を歌おうとしたら声が突然出なく成ったのです。

初めての体験で、更に精神的なショックに落ち込みました。

彼はやむ無くステージの幕の奥に引き下がることになりました。

大体の人生はここで終わりです。

処が、

人生の二幕目の始まり。

処が、人生の二幕目が始まっていたことを当の本人は、

ずっと後から知ることになるのです。

彼は、その時、声が出せない歌手など2度とステージには立たない！

と、諦めて毎日1人で詰まらない人生を過ごしていました。

📲🎶

その頃、一度辞めたプロダクションの事務所から電話が入り、鳴っていました。

📲👤

誰だろう？

見ると、以前のプロダクションの事務所からだと分かりました。

内容は『プロダクションに来るように』とのとこ。

どうして？

何で？

そう思いつつ、重たい腰をあげて、

以前のプロダクションへ。

そこでの会話はこうでした。

その人の歌手としての産みの親である人(オヤジ)が彼に尋ねます。

『どうだ、元気か？』

『自分はもう歌は二度と歌えません。』

『そうか。』

そして、その親父は彼にこう尋ねました。

『どうだ、もう一度ステージで歌いたいか？』

『はい。それはそうです。が、無理です。』

『良し、分かった。

明日から、毎日、この事務所に来い！』

・・・・・(何のために？)・・・・・

『もう一度、人前に立つ喜びをお前に与えてやる。任せておけ。』

『私は何にも出来ません』。

『何も言うな。俺を信じろ！』

『俺はそれまでお前の面倒を見る。』

それから、何も出来ないその元歌手は毎日、事務所に行きました。

ご飯もそうして食べさせて貰ったのです。

ある日。

東日本大地震災害が生じました。


過去最大クラスの大地震です。
加えて津波。
更に加えて原発事故。

地元の人々は海辺に何が立つのか知らない人々が多かったとのこと。
気づいたらそれだったと言います。

その男性は、ニュースを目にしました。

しかし、今の自分は何もしてあげられない。

そこに元ガソリンスタンドを経営していた主人の意気込みと現状が記されていました。

彼は、それを見たとき

次へのステージへの心のスイッチ

が入りました。

『親父、俺は何も出来ないけど、東北へ行ってきたいです。宜しいでしょうか？』

そして、プロダクションの許可を取り、いざ、東北へと向かいました。

さて、そこへ着いて見ると、

あれから何年も経過しても、そんなに簡単には復興出来てはいません。

はがゆさと、刹那さと、どうにもならないエネルギーが内面でモヤモヤしています。

そのガソリン屋さんにも出逢いました。

実はその人は、その元歌手のファンでした。

それさえも知らなかったのです。

そのガソリン屋さんはこう言いました。

『今はまだ出来ないけど

いつか必ず自分はこのガソリンスタンドを再興します。』

その意気込みと決意が元歌手の心に伝わります。

それも実は

スイッチの二番目

だと私は感じます。

心のスイッチは段々と内面に作用するのです。

彼は元歌手としての自分に出来ること。

それは『歌うこと』しかありません。

そして、そこで歌って感謝と励ましを現すことにしたのです。

自分がパニック症候群になり、声が出ないことも忘れていたのです。

自分の事をあまり、意識し過ぎ無いことが秘訣だとも彼は語ります。

そして、その時、再び演歌歌手として再帰出来たのです。

ここには、幾つかの要素が詰まっています。

専門家の心理学者とは違う私なりの分析ですが、それはこうです。

✍️📋️🐻

・意識し過ぎて二番から声が出なくなった。

・自分を信じるようにと励ましと、
毎日プロダクションでご飯を食べさせてくれた親父の温かいさ。

・パニック症候群になった自分にも更に大きなダメージが自分にも与えてくれた再起への歩み。

・津波と地震と原発と言う大打撃が自分にももたらしてくれたモノ・ゴト。

・ファンだと知らなかったがそのガソリンスタンドの店主の再起への意気込みと決意。

・立ち直りまでの距離と心の幾つかのスイッチ。

・余り自分のことばかり意識せずに歌うことへのチャレンジ。

🗣️🎙️🎼🎵

それが、親父の温かい言葉『俺がもう一度お前をステージに立たせてやる！』

と言う結果となりました。

それは、歌うことで自分の心の中のモノを現すこと。

親父には人の願い、人の心の言葉を聴く耳があったのです。

この話の終わりの提言。

人は誰もこうした心の中の癒しのプロセスを経たなら、

心は癒されます。

再起も出来ます。

処が、こうした語る口と聴く耳に出会えないと、

人の心はマッチングできません。

心は眠ったままです。

縮こまったまんまです。

心にも羽根をつけてあげたいと思いますか？

あなたの周りにはこういう方がおられますか？

もし、いないと言うのであれば、

あなた自身がまず小さな心の口と、心の耳を示してあげることができます。

そうすれば、きっと他の人もそうしているあなたを応援してくださることでしょう。

私は今、良い友達、知人に囲まれ
こうして現在、私はとても恵まれています。

真の友達・知人は、

私の宝物です。

©️#22.語る口(🗣️💋)聴く耳(👂️♪)
2019/07/17Words/Story/Belong to Shanxi's note of my blog.