【青い郵便ポスト】No.7
もしも
たった一通だけ
過去も未来も 相手も何の制約もなく
届けられるポストがあるのなら
あなたは誰にどんな手紙を送りますか?
ここでは、
色んな方のお手紙を紹介したいと思います。
【青い郵便ポスト】No.7
2016年11月16日。
おい!
聞いてるか?
過去の俺!
明日、母さんが、倒れる!
くも膜下出血だ!
明日、母さんを、脳外科に、連れていけ!
じゃないと、母さんは、死ぬぞ!
………
………
………
と言いたい所だか、母さんは、いずれ、亡くなる運命だから、いつも通り、生活を、送っていても、いいぞ。
2018年2月時点で、今は、婆ちゃんと、父さんと、上の姉ちゃんとで、なんとかやっている。
飯は、姉ちゃんに作ってもらってる。初めは、不味かったが、だんだん、旨くなった。
ホントに2016年11月17日に、母さんは、倒れるからな。
何を悠長にと、思うかもしれないが、一年以上経って、多少の苦労を、重ねた俺だから、今だから、言える事だ。
週に一回やってくる下の姉ちゃんの姪っ子の世話は、いつも、母さんに、頼りきりだったな。
これからは、母さんに、頼れないかもしれないぞ。
母さんが、亡くなれば、お前は、心神喪失する。しばらく、入院だ。悲観することは無い。楽しい入院生活だから。
何回も、言うぞ。
2016年11月17日に、母さんは、くも膜下出血で、倒れて、翌日、亡くなる。
その頃は、noteやFacebookに、ハマってるようだが、後悔の無い投稿を、しろよ。
母さんを、助けるか、いつも通りの生活を、送るかは、お前に、任せる。
30過ぎたお前に、言うのもあれだが、いい乳離れかもな。
いつも、母さんに、頼りきりだったもんな。
でも、母さんが、いなくても、お前は、生きていける。
大丈夫だ。どうにかなる。
ただ、一言だけ、言わせてくれ。後悔の無い選択だけは、しろよ。
(30代前半 男性)
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