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メモの魔力

「メモの魔力 著者 前田裕二」

今回の本は、タイトル通りメモの有効性を示したものです。
本書で示されるメモの有効性は、

①知的生産性の向上
②情報の伝導率向上
③傾聴能力向上
④構造化能力向上
⑤言語化能力向上

が示されています。

シンプルに言うと、

メモをとる姿勢で話を聞くと、より真剣に話を聞けるようになり(③)

メモをただの羅列でなく、うまくとれるようになると情報の構造化の能力が上がり(④)

メモは言葉で書くため、自分の思ったこと・考えた事をまとめることで言語化能力が上がり(⑤)

④と⑤の能力向上により、人の話の理解度が上がったり、自分で上手にまとめて話すことが出来るようになり(②)

②③④⑤の向上から情報をうまく処理し、より確かな情報から具体的な行動に繋げていけるため生産性の向上に繋がる(①)

と言った話でした。

そして本のなかではより具体的なメモの取り方や、メモの効果を述べていました。

そしてメモにより思考を言語化し、言語化された文字はより整理された情報として自分のものとなり…

まるでナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」であったり

以前、書かせていただいた「アウトプット大全」に通じる物を感じました。

そう思うと、ここ最近の自己啓発系の本はみな同じような事が書かれていると思います。

共通しているのは「AIの発展による仕事や生活の変化」「人だからこそ出来る働き方」だと思います。

計算やタスク処理などはAIに代替され、
生産的な仕事は人だからこそ行える。
しかしその生産的な仕事を行えている人はどれだけいるだろうか。

という内容です。

あとは本ごとに、「メモによって~」「アウトプットすることで~」「AIには○○ができないから~」
と視点を変えて生き方や仕事の仕方を述べています。

今後、AIによって人の仕事が奪われるとか、AIに人が支配されるなんて不安を煽られるような事が書いてあるものもありますが、

私はむしろ、AIの発展により人の「個(性)」がより発揮されていくと考えています。

…ただAIに出来ることのみを行っている人の場合には、その淘汰があるとも思っています。

私はどちらになるか

毎日、自分を見つめ直し、日々精進ですね。


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