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親切を感じた日。

どうも!書くこと、読むこと、撮ること、食べることが大好きな未来(Miku)です。

しん‐せつ【親切/深切】
1 相手の身になって、その人のために何かをすること。思いやりをもって人のためにつくすこと。また、そのさま。
2 (深切)心の底からすること。また、そのさま。

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今日、私は、まさにこの意味の通りの「親切」をいただいたのである。

それは、薬をもらいに薬局へ行った時のことだ。

1軒目。「この薬うちにはおいてなくて、すみません」

2軒目。「この薬はおいてないんです。申し訳ないです」

3軒目の正直。次の薬局にはありますように。受付の方に処方箋を渡す私。

・・・・・待つこと5分。
あれ、もしかしてここにもないのかもしれない。
他に薬局って近くにあったかなぁ。

そんなことを考えながら、お店の奥を見てみると、一人の薬剤師さんが電話をして、私の薬を扱ってないか聞いてくれているみたいだ。電話が終わると、また電話。またまた電話。

そのうち、別の薬剤師さんも電話に応戦。
なんと二人がかりで私の薬を探してくださっている。

薬剤師Aさん「お待たせしてごめんなさいね。なかなかこのお薬なくて。」
私「こちらこそ申し訳ありません。ヘルペスに塗るのに処方してもらったんです。何軒か薬局に行ったのですが、どこにもなくて」

薬剤師Aさんが奥に戻り、他の薬剤師さんと何か相談している模様。

なんだか、私の薬のせいで、皆さんのお手を煩わせてしまって申し訳ない。

・・・・・待つこと5分。

薬剤師Bさん「ヘルペスってどこにできてるのかな?」
私「ほっぺたのあたり、唇の横です。」
薬剤師Bさん「それなら、クリームじゃなくて、軟膏の薬でもいいかな?」
私「はい、大丈夫です」
薬剤師Bさん「じゃあ、病院に電話して変更してもいいか確認しますね」
私「お願いします」

薬剤師Bさんは奥に戻り、私が処方箋をもらった病院へ電話をかけてくれている。病院から変更OKが出たみたいだ。
すると、さらにもう一人、なんと合計3人で、「軟膏ならおいていないか」と電話で聞き回ってくれている。

薬剤師Cさん「もう少しでお渡しできますからね!お待たせして、すみません」

近くの薬局で取り扱っているところがあったそうで、なんと今から取りに行ってくださるとのこと。

・・・・・待つこと10分。先ほどの薬剤師Cさんが戻って来た。

薬剤師Bさん「○○(私の苗字)さん!大変お待たせしました。ヘルペスということなので、一日に数回塗ってくださいね。」

こんなにもお手間をおかけしたのに、当たり前のことだと言わんばかりに、嫌な顔一つせず、笑顔で、使用方法を説明してくださった。
心がポカポカ温かくなった。

他のお店のように、「この薬はおいてません」と断ることもできただろう。
でも、私の薬のために、たくさんの薬剤師さんがいろんなアプローチをして、動いてくださった。それはただ「仕事だから」ではなく、「困っている人のために何が何でもうちでこの薬を見つけるんだ」そういう気概を感じた。

そして、見つかった時の薬剤師さん達のホッとしたような笑顔。
その笑顔を帰り道に思い出しながら、私は「本当に親切にしていただいたなぁ」と思ったのである。

あの薬局の薬剤師の方々、本当にありがとうございました。
私もあなた方のような「親切」を当たり前のように届けられる人になりたいです。

薬剤師さん達には言えなかったけど、実は薬剤師Cさんが薬を取りに行ってくれた薬局、私が2軒目に行ったお店でした。。。

お店になくても、どうにかして手に入れる方法はないか。
真剣に考えて行動に移してくださる方がいるだけで、こんなにも結果って変わるものなんだなぁ。

今日の見出し画像の写真は?

私が体験した出来事をどのように書けば、伝わるのだろうと考えていた時に、今までとはテイストを変えて、小説のように書いてみようと思いつきました。いかがでしたでしょうか。

そのため、今日は私の写真ではなく、文章に合うように可愛いイラストを選びました。お借りしたt0m0y0さん、ありがとうございます。

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