Saku Rock Climbing School

長野県の完全予約制プライベートクライミングジム📍長野県佐久市平賀1570-3 ご予約は…

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長野県の完全予約制プライベートクライミングジム📍長野県佐久市平賀1570-3 ご予約はDMにて📩 noteではレッスンのご案内、クライミングハウツー、エッセイ、インタビュー記事を書いています✏️

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インタビュー企画、浅井×青山弘一「サーフィン」

〜青山さん今日の波はどれくらいですか?〜 〜そうですね、頭半くらいやったかな〜 〜えっ、そんなに?〜 〜ここのところずっと波ありますよ、さすが四国やね〜 はじめに こんにちは。お山出版編集部です。 今回は、40歳にしてサーフィンに出会った浅井先生が、サーフィン歴50年以上という青山弘一さんにお話を伺いました。波と自分、波と自由について考えます。 日本にまだサーフィンが普及していなかった時代に自らサーフィンの技術を開拓し、波と対話しながら関わりを続けてきた青山弘一氏。JP

    • 対談企画、浅井×船山改×編集部「アート」後編

      インタビュー改 日本のもの作り凄いなと昔から思ってて、神社とかお寺とか、漆器もですけど、自然のものを使って作って、壊れても直して直して本当にダメになったら捨てる。土に還すという。塗料でさえ自然のものだからその辺に放り投げても自然に還る。江戸時代はそれが出来ていた。谷には畑があり、山側では薪が取れて、離れ山では木材が取れる。 自然が生活の一部で、良い循環を作っていたのが日本だったってある本を読んで知ったんですけど、だから今の時代を見ると、そういう時代があったからこその寂しさと

      • ノンカーイのお金配りおじさん🇹🇭

        カンボジアとラオスでの旅を終えた私たちが次に訪れたのはタイ。メコン川を渡り陸路での越境となった。東南アジアにはよく行くが、この広大な地を支えた重要な自然環境であるメコン川をしっかり見たことが無かったので、メコン川沿いでありラオスとの国境の町でもあるノンカーイにしばらく滞在してみようと考えた。 そのメコン川沿いの町ノンカーイで、少し不思議な体験をした。 初日、夕食を探すためメコン川沿いを歩いているとバイクに乗ったおじさんが近付いてきて日本語で話しかけられた。おじさんは神奈川

        • 対談企画、浅井×船山改「アート」 前編

          対談者紹介 自然界からインスピレーションを受けた作品を、コンパスと定規を使って描く船山改氏。日本の着物の柄に興味を持ち、作品には日本紋様の技法を用いている。船山改氏は現在、アート以外にもさまざまな表現の仕事を手がけているが、作品の一番の根源となっているのは、彼が大切にしている自然に対する考え方。更に、作品に深みを持たせているのは海外での経験、技術の応用、精神的な葛藤、そして、自分を発掘してくれた人たちへの感謝。それらから学んだことは表現をすることで初めて可視化されていくも

        インタビュー企画、浅井×青山弘一「サーフィン」

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        記事

          今更聞けないスポッターあれこれ

          はじめに ボルダリングは1人でも手軽に始められる反面、クライマー自身が課題に対してどの程度のリスクマネジメントをしたら良いのか、特に最初の頃はよく分からないというか、気付けないというウィークポイントがあります。 例えば、ロープを使ったクライミングの際には、パートナー同士で安全をチェックし合います。その際に、お互いの気が付いていない部分や、ルートを登る際の準備などを指摘しあえます。しかしボルダリングだとそうは行きません。 人気のエリアなどでは他のクライマーと交流しながら課

          今更聞けないスポッターあれこれ

          インタビュー企画、編集部×受講生Nさん 『人生編』

          はじめに 先日インタビューに答えてくれたNさんのお話は、あまりにもドラマチックで、彼らしさにあふれていました。 こんにちは。お山出版編集部です。 最近の編集部は、noteでインタビュー記事を書くようになり、色々な方とお会いする機会が増えました。新しい出会いは、いつもの自分にちょっと変わった見方を与えてくれるありがたいものです。 ▼ 以前、受講生の声をテーマに  こちらのインタビューをお届けしました。 そして今回の記事ですが、この時の収録を「人生」という視点で切り取り編

          インタビュー企画、編集部×受講生Nさん 『人生編』

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          5、〇〇dが難しくなる理由から妄想する心理的バイアスと評価社会の歓迎できないスパイス

          グレードへの信頼度をどの程度持っているのかというのは人によって意見の分かれるところです。今回はそんなグレードという「数字の魔力」に対する心理的作用について勝手に考察、やや乱暴な仮説についてお話ししましょう。 これは信憑性のあるデータに基づいたテキストではなく、あくまで私自身の仮説なのでそういう意見もあるよな、ぐらいの感覚でお付き合いいただけると幸いです。 日本のスポーツクライミングにおけるグレードスケールはアメリカからやってきたものが定着しました。デシマル(十進法)グレー

          5、〇〇dが難しくなる理由から妄想する心理的バイアスと評価社会の歓迎できないスパイス

          カンボジア15年の歳月

          2009年からカンボジアとの関わりを続けているということをカンボジアにいる友人から言われて自分のことながら驚いた。実に15年。そんなに過ぎてしまったのかという驚きと、そのこと自体に気がついていない自然な感覚が、どこか嬉しい。 若かった頃に感じたエネルギーはもうない。今は、やたらと涙もろくなったおっさんが、カンボジアの大地をヒタヒタ歩きながら昼間からビールを飲んで、涼しくなったら子供たちと遊びながら、子供たちの成長に感動してワラワラと嬉し涙を流すという、平和で幸福な日々を楽し

          カンボジア15年の歳月

          カンボジアと共に

          シェムリアプの街外れにあるチコファミリーボルダーでは子供たちが歓迎のサインボードを準備して私を迎えてくれた。 コロナの隆盛が落ち着いた昨年の夏のおわり、3年ぶりにカンボジアにやってきた私は、初めてチコファミリーボルダーを訪れた。 かつて我々アンコールクライマーズネットが子供たちのクライミング体験施設としてシェムリアプに建てたクライミングウォールは解体され、その資材がチコファミリーボルダーとなって再生仕様されている。 当時の使い古されたホールドに混じって、空港までの迎えを

          カンボジアと共に

          カンボジアへ向かう

          もう何度目のカンボジア行きになるだろうか、出発を待つ成田空港のチェックインカウンターでは突如として我々の便がキャンセルされていた。 チェックインカウンターの女は「キャンセルなのでチケットを発行することはできません」とだけ言って、無感情な視線を私に向けた。初めての出来事に分かり易く動揺する私と、女の冷静な対応の感情的落差が大きく、それはあまりにも滑稽だった。私の頭には全ての予定が消滅してトボトボと空港を後にする虚しい光景が浮かんだ。しかし航空会社スタッフの国籍不明の男の出現に

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          妙義山安全登山のすすめ

          はじめに今回は東京や埼玉など関東圏からもアクセスが良く、鎖場が多く、人気のある山域として妙義山を例にとって解説をしていきます。 かつて危険な山といえば新潟県の谷川岳とされていましたが、ここ最近は妙義山の方が有名で、日本で1番危険な低山とも呼ばれています。一方で槍ヶ岳やアルプスに見られるような急峻な山々はそのような評価がつくことはありません。アルプスなどは低山では無いので妙義山とは分類は別です。しかし同じ山なのに事故が目立って多い妙義山。この差はどういったものなのでしょうか

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          妙義山安全登山のすすめ

          インフルエンザの贈り物

          久しぶりにインフルエンザにかかった。予想通りの高熱と体調不良で、初日の記憶はあまりない。そして、私は熱が40度近くまで上がると悪夢を見る。いつも決まって同じ夢。現実と非現実の境がなくなる不思議な夢だ。 内容は細かく覚えていないが、重力が螺旋状にどんどん変化しながらシーンとシーンが重なり合っては消え、再び現れては消えて、それらは次第に増えていきニューラルネットワークのような宇宙として広がっていく。気の遠くなる広大さに恐ろしさを覚える夢だ。 今これを書きながらふと思い出したが

          インフルエンザの贈り物

          編集部が聞いてみた、受講生の声

          講習を選ぶこんにちは。お山出版編集部です。 今回は受講生をお招きして、教わる側の思いを聞いてみることにしました。編集部調べによると、教わる側の皆さんのご意見にはこのようなものがあります。 ・どの講習を選んだら良いのか分からない ・参加したけど微妙だった ・いい先生に出会えるかどうか分からない(事前に講師のスキルや人間性を知ることが難しい) ・欲しい技術を教えてくれる所がない(誰がどこで教えてくれるのか調べることが難しい) 皆さんそれぞれに、色々と思うところがあるのですね。

          編集部が聞いてみた、受講生の声

          クライミング上達マガジンの紹介お山出版編集部

          クライミングにまつわる皆さんのお悩みをケース別にピックアップ。編集部がおすすめの記事をご紹介します。 クライミング上達マガジンのハウツー記事は、まもなく40作。皆さんいつも本当にありがとうございます! 編集部では今回、良くあるケースを5つピックアップして見ていきたいと思いますが、自分と似ているケースや気になる部分を参考にチェックしてみてください。自分に合った技術を、自分のペースで伸ばしていく、その為のヒントを一緒に見つけていきましょう。 noteクライミング上達マガジン

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          パタゴニア

          今年の春から、アウトドアメーカーのパタゴニアとプロセールス契約というものを締結させていただき、アパレルを中心に素晴らしい性能の製品を快適に使わせていただいている。 私はあまり買い物に幸せを感じるタイプではないのか、クライミングや登山で使うバックパック、特にウェアなどは一度買ってしまうとなかなか買い換えない。破れたら縫って直して10年以上使っている。その中でも生地自体の防水性が消滅してしまったもの、保温性能の極端に落ちてしまったミッドレイヤー、底が透けてしまうほどダメージを受