この頃から私は頻繁にヤフオクで中古パーツを物色することになります。あわせてAmazonでもパーツを買いあさり、2～3日おきに宅配業者のおっちゃんが我が家に荷物を届けることになります。ウチの奥さんもすっかり宅配のおっちゃんと顔見知りです。「ウチはバイク屋か？」と言われながらも１/１プラモデル製作に没頭しました。

次に手を付けたのは燃料タンクです。放置車両だったのでタンク内にも雨水が侵入し内部は赤さびでいっぱいです。ネットの情報からタンクの錆除去剤というものがあると知り、タンク本体を買い替えるより安上がりだったので試しに購入してみました。錆取り剤にもいろんな種類があります。いちばん手っ取り早いのはトイレの黄ばみを取る「サンポール」とお湯をタンク内に満たして錆を取り、最後にアルカリ性の洗剤で中和するという方法です。しかし「混ぜるな危険」という文字や酸性、アルカリ性という響きがどうにも抵抗があり、中性の錆取り剤を使うことにしました。まずはタンクのコックを取り外しゴム栓で塞ぎます。タンクがすっぽり収まる大きさの容器にタンクが水平になるよう固定し、タンク内に50度くらいに温めたお湯と錆取り剤を満たしていきます。24時間放置した後、内部を流水でよく洗い流し、乾燥させます。この錆取り剤には錆を防ぐ効果もあるのでこれで錆取りは完了です。

一度パーツを全てバラバラにした後、塗装し直して組み立てます。イメージは小さいハーレーダビッドソン。タンクとリアフェンダーの色はハーレーの純正色である「レーシングオレンジ」に塗りなおします。