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通話用や配信用マイクって結局どう選べばいいの?マイク選びについて解説します

東洋トーヨーです。普段は仕事で作曲とイラストをしています。
5年以上毎日朝から晩までDiscordで作業通話に入り浸り、作曲の関係上マイクを扱うこともある「最低限スペックマイク」ヘビーユーザーです。

通話や配信においての音質は、最低限の清潔感と同じくらい重要です。
服と同じで、マイクも相手に不快感を与えない音質であれば問題ないわけです。

しかし問題になってくるのが「どのマイクを選べばよいのかわからない」というところ。

配信や通話用のマイクを探しているとおすすめの製品は出てくるけど、結局なんでそれが良いのか等については薄く語られていることが多い。
案件などの記事も増えて結局何を選べばよいのかわからない!となりがちです。

しかも、せっかく高いマイクを買っても、逆に音が悪くなった!なんてこともあります。

今回はおすすめのマイク選びについて解説していこうと思います。

結論

先に結論から書きます。一万円以上のUSB接続とオーディオインターフェース(XLR)接続のできるダイナミックマイクを、YouTubeで音質を確認して買いましょう。

以下細かい説明です。

マイクの接続方法

通話や配信に使うマイクにおいて、接続方式は2種類だと思っていいです。
USBでパソコンに直接繋ぐか、マイク用のケーブルでオーディオインターフェースに繋ぐXLR接続か、です。

XLR接続のケーブル

USBマイクの場合は特に専用の機材は必要ありません。
XLR接続のマイクを購入する場合は別途オーディオインターフェースという機材が必要になります。

おすすめは実は「どっちも使えるマイク」です。
最近の配信用マイクは実はUSB接続とXLR接続両対応のマイクが増えていて、「お金に余裕が出来たらマイクをそのままにオーディオインターフェースを買い足す」という使い方ができます。

代表的なものだと「SHURE MV7」、最近だと商品提供に力を入れている中華メーカーのFIFINEもどっちも使えるマイクを出しています。

増えていて、といっても選択肢は少ないのでお金に余裕があるならばオーディオインターフェースと、オーディオインターフェースに繋げられるマイクを買ったほうが後々おすすめです。

マイクの種類

マイクを探していると「コンデンサーマイク」「ダイナミックマイク」という表記を見かけることになります。
この2つの違いはなんなんでしょう。

答えは音の拾い方にあります。仕組みは大手メーカーのオーディオテクニカさんが解説してくれているので知りたい方は読んでみるのも良いかも。
https://www.audio-technica.co.jp/microphone/navi/whatis/

ダイナミックマイクよりもコンデンサーマイクのほうが基本的に「音をよく拾う」という特性があります。(高感度)
ならコンデンサーマイクのほうが良くないか?と思いがちですが、音をよく拾うということはエアコンやファンの音、家族の声なども拾いやすいということです。
配信者で同棲バレでもしようもんなら死活問題ですからね。
逆にダイナミックマイクはライブ等、歓声が聞こえるような環境でもしっかりボーカルだけを届けることができます。

これは宗派がありますが、自分のおすすめはダイナミックマイクです。
ダイナミックマイクのほうが、どの環境でも扱いやすいためです。

余談ですが、コンデンサーマイクはファンタム電源が必要!みたいなのを目にした人もいるかも知れないですがUSB接続の場合は気にしなくてよいです。
オーディオインターフェースに繋ぐ場合も大体のオーディオインターフェースにファンタム電源は乗っているので「そういうもんなんだなぁ」とだけ覚えといてください。

USB接続のコンデンサーマイク「HyperX QuadCast」


USB接続のダイナミックマイク「Logicool Yeti GX」

指向性

配信用マイクで探した際は気にすることではないですが、マイクには指向性というものがあります。
簡単に言うと、マイクが音を拾う範囲の話です。

声用のマイクを選んだ際は自動的に単一指向性か超指向性というものを買うことになります。(用語なんざ覚えなくていい)

単一指向性も超指向性も『マイクが自分の口の前』にある状態が理想です。
マイクから離れれば声は拾いにくくなるわけですが、同じように、マイクの向きがあまりにも声を出してる方向と違うとこれも声を拾いにくくなるんですね。

マイクのセッティングについては後日また書こうと思います。

マイクの価格

マイクの価格はピンキリですが、この記事を読んでる人は『配信者としてまともな音質で、あんま高すぎないマイク』を探していると思います。
1万円のマイクです。一万円以上のマイクを探しましょう。
ただ一万円といってもクオリティがひどいものもあるので、YouTubeで音質を確認できる動画を見て買うのが無難だと思います。

おすすめ商品は?

USBもXLRも対応

Shure MV7
大手音響メーカーShureの配信用マイクです。釈迦さんが使用している『SM7B』というマイクの廉価版ですが、最初はこれで十分。
ただちょっと高くて何故か現時点で販売終了。新しいのが出るかも。

FIFINEのマイク
意外とクオリティが高い中華マイク。ビジュアルが良いものがおおい。

XLRのみ

Shure SM58
マイクの中で一番有名と言っても過言ではないボーカルマイク。ライブハウスとかに必ず置いてある。
落としても壊れない異常な耐久性と1万円台で「世界標準」が手に入る嬉しさがある。
ただ見た目はマイク!って感じでちょっとダサい。

Shure MV7X
上述のMV7から何故かUSB接続が削ぎ落とされたタイプ。音質は変わらない。
ちょっと高いけどTHE 配信者って感じのマイク。

本当に好みの音質は人それぞれなので、上記の点を知ったあとに各々YouTubeで音質確認して買うのが一番良いです。文明の利器に感謝!
次の記事でマイクのセッティングかオーディオインターフェースについて書こうと思います。

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