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赤石大明神とべご(牛)石

初めて階上灯台へ行った時、写真の向こうに鳥居が見えたので気になって居ました。

円の中にうっすら見える鳥居

気になったままだといかん!
という事で、次の日に近づいてみました。

灯台下から八戸方角に進んでいきます。

これだ!

鳥居、ありました!

鳥居に浮き玉、可愛い❤️

近づいても石の文字は読めません。
鳥居の左横を見ると、説明文が設置してあるのですが、石碑が何なのかは読んでも分からない。

ざっと書くと、階上岳の麓に寺下観音があります。
その寺下観音の観音様が黄色い牛に乗ってこの浦に着いた。
牛さんは観音様と離れるのが嫌でいつまでもお供したいと訴えた。
そこで観音様は、黄色い牛さんに赤石となって使えよと言って、赤い石に化身させた。
と言う所でしょうか。
そして、黄色い牛が化身したと言われている赤石はこれ。

黄色ぽい岩が向こうに
牛の背のように見えます。

潮が引いていれば、もう少し全体が見えると思いますが、赤?黄色?
何だか気になる。

そして説明文の上の方には、

赤石大明神(七鞍馬頭観世音)

色も塗りなおされていて、大事にされているのがうかがえます。

馬頭観音ということで、蒼前様ですね。
因みに、こちらの地域は馬の産地でしたので、小さな蒼前神社があちこちにあります。

蒼前様とは、おもに東日本に分布する馬の守護神で,相染,勝善とも書く。

境内には、これまでに津波で流された石碑が地域の方々に海から引き上げられて祀られていたり、明治29年の大津波の供養碑などがありますが、ワンコ達が悪さをするといけないので、この位置から手を合わせます。

海の碧に朱色の鳥居が映えます

近くに住んでいても、自分の住んでいる地域の事ってあんがい知らないことが多いのかもしれません。
正しく灯台下暗し。

私の大好きな寺下観音に関係する場所に引き寄せられたのかも?
と今回思ってしまったのですが、これからしっかりと地域の事をもっと知って行こうと思います。

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