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スノマニツアー参戦記【2021.12.18夜 福岡】

これは、オタクが初めてSnow Manのツアーに参加した日記のようなもの(3300字。お時間のあるときにどうぞ…)

※個人の主観が入っています。事実を連ねたレポとは異なりますので、ご了承ください。

★参加前夜

12/17(木)夜。
仕事を終え、家に帰ってTwitterを開く。
DMが来ていた。佐久間担同士、交流していたふかつんちゃん。その内容を見て、私の思考は停止した。

土曜の朝、私は博多に向かう新幹線に乗っていた。ふかつんちゃんに制作開放席が当たった。私を誘ってくれた。「自分が行っていいのかな」と思った。でもやっぱり、見たかった。仕事、生活、旅の準備。必死に調整した。

「配信がある」と信じてペンライトを買っていた。双眼鏡は、野鳥観察用ならある。美容院に行きたい。服を買いたい。それは我慢した。時間がない。オタクは「いつでも参戦する」の気持ちでいることが大事なんだろう。学んだ。

前日、人生初のうちわを作った。
凝ったものは出来ないけど、見よう見真似で作れるかもしれない。ふかつんちゃんに少しでも喜んでもらいたい。仕事帰りに閉店間際の100均に走る。うちわはパーティーグッズの近くにあった。文具コーナーにはないので、初めての方は注意してほしい(めっちゃ探した)。

定番。
定番2

お昼過ぎにはふかつんちゃんと合流。博多ラーメンを食べ、博多タワレコさんでアクスタなどの写真を撮る。押し付けるでもなく、オタクが望むルートにさりげなく導いてくれるふかつんちゃんはデキる女である。
「アクスタ忘れずにね」
メールに書いてくれたおかげで、うちの佐久間くんに初めて外の空気を吸わせることが出来ました。ありがとう。

博多タワレコさんにて

★会場にて

入場時間内に会場に着き、発券する。マリンメッセ福岡は、空港からも博多駅からも近く、アクセスしやすい。収容人数は15000人。座席は、下手側スタンド1階の最後列。スタンド、と想像するよりはるかに近く感じる。テレビで見るバレーボールの試合、くらいの距離感。
会場では、白いペンライトが揺れていた。全体を見渡し、きれいだな、と思う。私たちも、そのひとつになる。

18:00。オープニングの音楽が鳴り、ステージの奥からSnow Manが登場する。生きている。テレビで、雑誌で、写真で、何度も見たSnow Manが動いている。興奮状態の私たちにしょっぴーが歌う。
”Come on, everybody take you higher!”

以下は、私がステージを通して感じたメンバーの感想です(ツリー)。帰りの新幹線で思いつくまま書き出した呟き。

踊る佐久間くんで沼に堕ちた。その佐久間くんを、この目で初めて見た。
D.D.〜EVOLUTION〜Delicious!!!~Party! Party!Party!。
動いている、走っている、踊っている。夢中で見た。夢か現実か、考える時間もなく過ぎていく。目が足りないし耳も足りない。というかSnow Manの曲、神曲揃いすぎじゃない?

間に映像を挟んだあとの、Super Sexy。阿部ちゃん考案「スノインザボックス」の曲である。佐久間くんの配列は、一番下手側。つまり、私達に近い側。
ケースに輝きごと閉じ込められた佐久間くんは、淡いブルーのスーツ。ルーズなシルエット。シャツからこぼれる2本のリボン。うねる体幹。恍惚の表情。

S  U  K  I    ! ! ! ! ! (語彙力)

私の好きな佐久間くんだ。
気付けば、ジャケットの肩は落ちている。空気を、世界を、すべてのものを、このダンスで操れるのではないかと思う。踊るために生まれたと信じてしまう。ずっと目を奪われていた。

赤いライティングや水の流れる演出を経て、BOXは曲の最後、きらきらと美しく消えていった。スノインザボックス。阿部ちゃん、天才ではないのか。これ以上天才になってどうしようというのか。

そんなインザボックスから始まるカラースーツのパート。ここは、Snow Manの真骨頂ではないかと思った。

当日のメモ
帰りのメモ

スタイリッシュで格好良くてクール。だけど突き放されはしない。綺麗なパステルのスーツは、そんな存在感をそのまま表した衣装にも思えた。双眼鏡で自担を見たり、曲に浸ったり、全体を見たり、すべて受け取ろうと忙しい。

途中、ひかるくんのソロダンスのパートがある。エメラルドグリーンのスーツにパール。私がやったら大事故である。スタイリッシュここに極まれり。場の支配力。ひかるくんがSnow Manにいることの強さ。ひかるくんとだてさまは、身体の存在感が際立っていたように思う。

メインステージ〜花道の動線が基本だけれど、時々外周に来てくれる。用意された9箇所のリフター、乗ると高さがせり上がり、スタンドからメンバーがより近く感じられる。
最初に近くのリフターに来てくれた康二くん。双眼鏡で覗くと、あまりに近く見えてびっくりする。そのレンズ越し、目が合ってバン!と撃たれた気がした。私じゃないかもしれない。巻き込みでいい。「こっち見た」の衝撃たるや。しばらく思考が停止した。か……か……か……かっこいい~~~~~~!!!!(語彙力2)

うちわは正直、全く出す余裕がなかった。「スタンドでは見えないね」と話してもいたし、初心者はペンラと双眼鏡で手一杯だった。
スタンドの良さは、客席を含んだ全体の演出込みで見られること。わかっちゃいるけど、時間のほとんどは、双眼鏡で佐久間くんロックオンになっていた。
双眼鏡は表情までよく見えて良いのだけど、レンズを挟むためか、少し映像を見ているような気持ちにもなる。あと、当然他の動きを見逃すことになる。私はふっかさんのバク転を見逃しています。(あとで教えてもらった)

★中盤から

中盤から後半に入り、待ちに待ったパートがきた。ADDICTED TO LOVE〜Black Gold。
3人は、上手側外周に並んだ。残念ながら、背面側だった。とはいえ、距離を感じさせないのが佐久間くんのダンス。
サビで3人はセンターに集まる。いわさくラウ、夢の競演。佐久間くんは、いわラウの一歩前に陣取りバチバチに踊り続ける。80's風の曲、ダンスも80年代ブラコンを意識しているようにも見えた。
からの、BG。
そのまま佐久間くんのソロパートに入る。メンバーの中ではやや小柄なはずの佐久間くんだけれど、ステージでそれは感じない。

照明を浴び、世界の視線を一身に集めるように、それが自明のことのように、佐久間くんは踊る。

歌いながら踊りながら、センターを抜け、バックステージにはけていく。私の全てが佐久間くんに向いて、全てが跪いた。至福の瞬間だった。ありがとう。会えてよかった。

会場に点在したメンバーは、歌うごと、メンカラのスポットで浮かび上がる。全員が魅せてくれる。それがSnow Man。TVサイズにしにくい曲だと思う。でも、Snow Manにこの曲があって良かった。日本の宝ぜよ。

後半、このライブを何て表したらいいんだろう、と思っていた。これまで行った、音や楽器、いわゆる音楽を楽しむライブとは、やはり少し違う。
少し考えて、竜宮城だ、と思った。行ったことはないけど。

2時間魅力を目一杯浴びて満たされて、生活に帰っていく。
涙は出なかった。泣く暇もなく追いかけていた。

深夜自宅に帰り着き、twitterを開くとある女優さんのニュースが飛び込んできた。どきりとした。
翌日、職場でお弁当を食べながら、何故か涙がこみ上げてきた。何の涙かわからない。会ったことも、話したこともない画面の向こう側の世界。
でも私は昨日確かに、Snow Manと同じ空間にいた。たくさんのものをもらった。どうか健やかに。と願う。

「さくちゃんを誘おうと思って」と言ってくれたふかちゃん。「行ける」と書いた時についた「いいね」、「行けて良かった!」と言ってくれたお友達、新幹線で偶然会い、「戻ってこられて嬉しかった」と伝えてくださった相互さん。

形のなかった世界が、少しずつ目の前に現れる。Snow Manは近くて遠い。客席とステージ、その距離は埋まらないけど、その周りの空気ごと、暖かい灯を灯してくれる。

どうか健やかに。
そして、またいつか。

博多タワレコさんの展開にて

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