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バレエ文学出版の中の人、藤田です。
バレエ文学出版を作って丸1年が経ちました。

年齢が年齢なので……

最初から「10年だけやる」と決めています。


今までの出版社としての軌跡は無いに等しいです。というか振り出しに戻りました。

元々藤田はバレエが好きなのに踊る才能がゼロでした。音感がゼロなので、発表会に出たいと思うだけで即迷惑をかけてしまいます。そんなのでも、やっぱりバレエに関わりたい。文章を書くのも好きだから、バレエの本を作りたい……。

実はプロ作家として活躍してなにかヒットしたら本当にバレエの本を作ろうと思っていました。本気でした。公募活動は、医療職の仕事の傍ら数十年間がんばりました。著名な賞も予選通過の経験もさせていただき、地方文学賞受賞もありました。これがきっかけで文章を書く仕事もいただきまして、今なお、創作活動のモチベーションの維持につながっています。


しかしながら専業作家にはなれず、今なおアマチュア作家として活動を続けています。わたしは令和3年の文学フリマ京都で全日本洋鳥クラブで連載していた鳥エッセイ本を発売しました。この時のNOTEです。

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初出店の売り子として座ったまま、わたしは最初の望みであるバレエの本も作りたいなと考えていました。お客さんが誰も来ないのでずっとバレエの未来のことを考えていました。わたしにはバレエの才能がゼロ以下なので、文学でもって参加するしかありません。文学なら踊れなくても、文字の力と読む人の想像力でもって美しく踊ることができます。それなら、バレエ好きな人とこれから踊りたい人、作家やイラストレーターさんたちの応援も同時にできます。これがバレエの才能がゼロ以下のわたしに向いていると思いました。

そう決めたらイラストレーターや作家さんたちにかかわって有償でバレエ関連の創作をしていただきました。趣意に賛成して無償でやってくださった人もいらっしゃって感謝しております。


次の年(2023年)の文学フリマ京都では、バレエ絵本の無料配布を決めました。3作品をおさめたバレエ絵本を作成して先着70名様に配布しました。

この時も絵本を作成しながら、来年は文学フリマだけではなく、実際にネットで売ったらどうかなと考えて実行に移しました。だから出版社の設立は令和4年になります。(厳密に書くと出版社に必要な出版コードの取得は令和3年、年がまたがっています)

無料配布の絵本をそのままに、プロ作家の田丸雅智氏とイラストレーターひろ衛氏の協力を新たに迎えて出版社として販売を開始しました。アマゾンなどでオンデマンド印刷にて発売をしました。それが今年(令和5年、2023年)です。
発売前にわたしの対応の悪さによるトラブルがおき、うれしいことと哀しいことが同時に起きました。これらは編集も出版の責任をすべて負ったわたしのせいです。それでも、皆さまの協力を経て、おててバレエのフォトコンテストを開催し、無事終了することができました。

しかし、この本はかわいそうなことに積極的な宣伝ができません。こちらからの発信力もゼロだと、せっかくの絵本がこの世に広がれません。オンデマンド印刷による販売だと書店側からの協力も宣伝もゼロです。せっかくの「おててバレエ他3作」がかわいそう……というわけで思い切って販売停止いたしました。

そして令和6年は新たな気持ちで仕切りなおします。

バレエの舞台もしくは映画もしくは動画を創る夢もまだ捨ててはいません。これからです。そう、すべてはこれから。

バレエ文学に協力してくださる作家さま、イラストレーターさま、そして読者、フォロワーの皆さま、通りすがりの皆さま、絵本を買ってくださった皆さま、世界中の皆さま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


※おててバレエ他3作は、絶版にしましたが、本の在庫がまだあるので、文学フリマ京都とバレエリテラチュアにて販売します。ご興味があればぜひ手にとってご覧くださいね。


いただいたサポートはすべて バレエに捧げます!!