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タイトル詐欺まがいに対し、執筆者やサービス側はどう思っているんだろ

ネット記事にはタイトル詐欺というか、タイトルとチグハグなものが散在する。おそらくその多くは編集者がクリックさせる為にキャッチーなタイトルを後で付けているのだとは思うが、そのチグハグ具合が甚だしいと「タイトルに騙されたな」というだけでなく、「なんだこれ」「何が言いたいんだ?」と理解が困難になることがある。

例えば、タイトルが『起業を成功させる▲▲思考とは?』という記事を読んでみると“起業成功者にみられる特徴”を5つ程紹介するものだったりする。その中の1つが▲▲ならタイトルとしてはマシな方だが、ヒドいものだと内容大半が“思考”ではなく生活習慣や言葉遣いに関するものだったり、さらにヒドいと冒頭に「▲▲思考も広く言われるようになったが…」とチラっと出た以降、話題に出て来ない。

こうなると「騙された」「タイトルに引っ掛かった」と思う。だが、まだ記事の内容を理解するのに支障が出るレベルではない。

これが同じ内容で『▲▲思考で起業を成功させる』というタイトルになっている場合がある。こうなると大変だ。読者としては「起業」を成功させたくて読んでいるのに、「成功させるには…」という内容が一向に出て来ない。マインドフルネスがどうとか、財布の中身をキレイにするとか、コンシュルジュサービスを活用するとか…読んでいるうちに「なんだこれ?」「あれ?違う記事を選んだかな??」と混乱してくる。理解できない。脳みそが拒絶しだす。

記事の中身を書く人と、タイトルを付ける人は一緒であることもあるだろうが、医療や法律関係の記事やコラムだと「専門家」「監修」「この人にインタビューしました…」みたいな形で執筆者(?)が紹介されているのをみると、タイトルは別の人、編集側が付けているように思う。彼ら専門家は自分達の記事のリリースのされ方までチェックはさせてもらえているのだろうか。

読んでいるうちに「なんだこれ」となってくると、執筆者の文章能力やあまつさえ彼らの専門知識すら怪しむことになる。「この記事は肩書だけの人が書いているのか」とか「肩書だけ借りて他の素人が書いているのか」とか、良い印象は抱かない。キュレーションサイト側で変なタイトルを付けられてしまうのは避けられないが、リリース元や同社内の関連サイトからの紹介として出される際のタイトルやフレーズについて、あまりにもヒドい場合は言った方がいいんじゃないかな。

サイト側もそういうタイトルの付け方が目立つと、信頼性を損なう。『○○ オンライン』みたいな紙媒体を電子版として出しているサービスは有料部分もあったり、業界内でそれなりのポジションであるはずなので、下手に閲覧数を稼ぐようなタイトル記事は社内チェックした方がいいんじゃないかな。それでも閲覧数が第一か…。

と他人事ながらに思っている。

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