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ヤクザになったインフルエンサー

キラキラした写真が並ぶInstagramの世界は、誰もがセレブになれるかのようで、ときめく夢を叶えてくれる。現在のSNSワールドのクイーンだと思っている。

…夢を叶えるといっても、それはSNS上の中だけで、実際その写真を撮るのに必死な姿はセレブから遠かったり、中にはセレブの写真パクっていたりするだけで、理想と現実は程遠いのだけど…

それでも夢のような世界に浸らせてくれるのだからいいとは思う。

しかし、誰もがセレブリティな世界を演出できるようになった傍らで、

これを利用して誰もがヤクザになれる世界にもなっている。


「宣伝するからタダにして」に、アイスクリーム店経営者が怒り。インフルエンサーは2倍払うルールを作るhttps://www.huffingtonpost.jp/entry/ice-cream-influencer_jp_5d1ee210e4b0f3125681589e

「えぇ宣伝になるけぇ、タダでよこしても損にならんやろ、わかるか?」と言っている。仁義なき世界。「宣伝してやるからホテルにタダで泊めろ」ってパターンもあるらしい。

金銭でフォロワーを増やし、それを利用して金品を要求すれば…ヤクザ・インフルエンサーの誕生だ。スマホとモバイルバッテリーを鞄に入れて、ティアドロップサングラスを付けて街に出よう。財布は要らない。『活動』によって欲しいものは手に入る。いざとなればQRコード決済もある。

中には本気で「宣伝になる」と思っている駆け出しインフルエンサーもいるだろう。その宣伝力はいかほどのものだろうか。

世の中、意図的にクリティカルなヒットを生み出すには類まれなる才能が必要だ。簡単にできたら苦労しない。だから企業においては、膨大な宣伝広告費をかけ、プロモーションをかけている。あなたの数千程度のフォロワーでそれらに打ち勝つことができるだろうか。

仮にあなたがジャスティンをビーバーできるくらいの力があったとしても、あなたが日々様々なアイスクリームを紹介していたら、その中でも埋もれてしまう。どちらにせよ情報過多の世の中で頭ひとつ出るのは困難だ。これらの状況を踏まえ、店側はあなたの提案に納得するだろうか?「What Do You Mean?」と聞き返されるかもしれない。そんな時は「Never say never~♪」と歌いだそう。アイスはもらえなくても、公的な個室でインタビュー対応はしてくれるかもしれない。

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