「わたしなんか花粉症でテッシュが手放せないわー！」

いかに自分が苦しくて可哀想な状況なのかマウンティングトークが繰り広げられる花粉の季節であり、同時にマスクの季節でもあります。

それは“マスク効果”によって世の中にイケメン・美女が増えるシーズン、普段は何もときめかないノーマルミドルもナイスミドルにランクアップされ、全ての人たちに悪態をついてそうな“への字口”のおばちゃんも、マスク効果によって上品なマダムに見える。そんなときめきUPシーズンです。

そんなことによって周囲に少し優しくなれてしまっている自分の心にマスクをしたいが、しかし、花粉でツラいのだから、その分こうやって何とかプラスを見いだし、この季節を少しでも好きになりたい。

それにしてもマスク効果おそるべし、マスクした人全てが3割増しに魅力的に見える。そんなマスク着用者が5割くらい占める車内。

けど、国によっては「マスク着用者 = 重病人」のイメージらしく、日本人感覚に換算すると、この5割の人が点滴しているとか、ガスマスク付けているようなものだろうか。