自己内省しなって言われたけど…。

「もっと、自分自身のことを知った方がいいよ」

職場の先輩に、そう突きつけられた言葉が、突然頭をよぎりました。


私は物心ついた時から人間観察は好きだと思っていたし、自分についても調べたり、診断したりして、普段から内省をしてきたつもりだったのに、どういうことだろう?


ずっとずっと、分かりませんでした。



でも最近、私の中での答えが見つかりました。

自己内省とは、自分に正直になること。


ありのままの自分を見つめて、認めてあげること、自分の思いに気付いてあげることなのかなって。


私は、仕事をしている時のエニアグラムはタイプ9でした。
それは、自分の理想を答えていたのだと思います。



何を考えているのか、本当の自分を知られたくなかったから。
そして、昔から不思議ちゃん、天然と言われていました。
(その気質は認めたくありません)



でも、奥底では本当の自分を分かって欲しいと思っていて、そして分かって貰えないというジレンマに陥り、勝手に自分で悩んでいたんです。


そして、ふとある日の出来事を思い出しました。


私はもともと、無気力になるので雨が苦手だったんです。
どよんと重い空気感と、独特な雨のにおいが昔から嫌いでした。


それを誤魔化すために、私は、唯一の理解者だと思っていた彼が教えてくれた歌手の曲を聴きながら散歩に出かけました。


彼との思い出や、自分のこと、これまでの過去…色々と思い出しながら歩いていると、突然、彼に本を貸していたことを思い出しました。


返して貰おうか悩みましたが、もう会わないと関係を切った後だったし、少しでも彼の役に立つのなら良いか、と思うことにしました。


そして、夕食時、YouTubeを見ていると、


『人を愛するとは、自分を愛すること』


そんな言葉が、ふと耳に入ってきました。

愛して欲しい、分かって欲しいという気持ちではなく、
無償の愛で与えるという気持ちが大切なのだと。


雨の降る音が好きだと、幼い頃、楽しそうに母が言っていたことを思い出しながら、そう思いました。







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