講演活動への想い。
ありがたいことに講演依頼を頂くことが増え、先日も福岡までお招きいただきました。
世の講師と言われる人達に比べると実績も経験も当然乏しい。聴衆にとって“何を”よりも“誰が”言うかが肝心なのは当たり前で、まだ何も成し遂げていない私には説得力はありません。話の9割は未来の妄想と絶賛取り組んでいる試行錯誤の過程ですから。講師というのは名ばかりで、講演を通して私自身が皆さんから学ばせて頂いています。
一方で、過去の記憶は刻々と美化されていくものです。自分の未熟さが悔しくて涙する日も、先の見えない不安から孤独に苛まれる日も、もがき続ける中で現れた僅な希望に救われる日も...それらはいつか繋がる点と点と言えば格好は良いのかもしれないけど、現実はもっともっと残酷で生々しいもの。1つの点にしつこいぐらいにこだわりながら、何度も何度も立ち向かっているのです。
そんな今しか伝えられないリアルに価値がある。
映画みたいな起承転結のハッキリした物語はこの世に存在しないし、そんな後付けに人は案外影響されないものです。なぜなら行動を変えるのはいつだって感動ではなく共感だから。
まだまだ未熟でも、Noteの更新が1ヶ月ぶりになるくらい日々に追われていても、私は講演を続けます。
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