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今後利用拡大が予想される遠隔医療と、それによる医師という職業の変化、および差別化について

遠いところにいる医師に、スマホで診察を受け、薬は家に宅配されてくる。何かあった時、不安な時、医師に直接電話してその場で相談に乗ってもらえる。

そんなサービスが、現在実現されているのはご存知でしょうか。

問題は、現在その診療報酬が、かなり少なく設定されており、病院側のメリットが少ない事にありました。


国主導で遠隔医療普及の方向へ

しかし、こんなニュースがありました。

「遠隔診療」の診療報酬 対面と同水準を検討 経産省http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161102/k10010752971000.html

このニュースからは、今後遠隔診療を普及させたいという政府の気持ちが読み取れます。

患者の多さ、医師の少なさ、病院の負担、それらの問題の解決策として遠隔診療を利用したいのでしょう。

確かに、定期通院で薬をもらうだけであれば、毎回毎回仕事や学校を休んで、病院まで行って2時間待って、薬だけもらって帰ってくる、というのはムダですよね。何かあれば来院してもらう、というスタイルが好まれると思います。もちろん全てのケースでそういうわけにはならないでしょうから、例えば花粉症の薬とか、長い事付き合っている持病に対する薬とか、そういうのであれば遠隔診療で良いと思います。

下記のように、DtoP(Doctors to Patients)では皮膚科が既に遠隔医療を開始しています。DtoD(Doctors to Doctors)では放射線科で一部始まっています。

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