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リニア中央新幹線の邪魔者が減った

リニア中央新幹線は時速500km運転が想定されています。
東海道新幹線の最高速度は300km/hです。
「のぞみ」は最高速度270km/h、「ひかり」と「こだま」は285km/h
東京から大阪までの所要時間は、のぞみが約3時間10分、こだまが約4時間です。

リニア中央新幹線で東京・名古屋・大阪間が約1時間、巨大都市権の誕生
そんな夢が叶うリニア新幹線ですが、静岡県の川勝(辞職)知事の妨害で遅れています
根拠なき川の水が減るなどというデマを使った妨害で、完成までに年数がかかる分、画期的な新技術が発明されるとよいですね。

リニア中央新幹線が大阪まで全線開業すると、東海道新幹線が静岡ねり線形が悪いので車両が持つポテンシャルを十分に発揮できていないとも言われています。
リニア新幹線は毎時片道5本計画(うち各駅停車1本)

旅客輸送能力
リニア中央新幹線は、16両編成で1列4席、定員約1000人です。
航空機の輸送能力を大幅に上回る輸送能力を有しており、航空機のような搭乗手続時間は必要ありません。改札口での保安設備は検討されています。

リニア中央新幹線は、地震発生時でも電磁誘導作用により車両がガイドウェイの中心を保つ構造となっており、ガイドウェイ側壁により物理的に脱線を阻止できる構造を有しています。また、東海道新幹線で実績のある早期地震警報システム(テラス)を導入し、列車を早期に減速・停止させることができます。

超電導リニアから生じる磁界は、「さまざまな対策を施すことで、国際的なガイドライン(ICNIRPガイドライン)で定められた基準値以下に磁界を管理しているため健康への影響はありません」ということです

東京から名古屋または大阪まで直行する新幹線の需要は3割程度減少します。

リニア中央新幹線が開通して起きるデメリットは、東海道新幹線の「のぞみ」が減る可能性があることです。逆に「ひかり」と「こだま」が増える。
静岡駅では現在の53本からおよそ80本。

東海道新幹線で使用されている車両は、N700AとN700Sの2種類(厳密にいうと3種類)に統一されています。どちらの車両も16両編成で、座席配置や車内設備はほとんど変わりません。
最新型のN700Sは「のぞみ」だけでなく「ひかり」や「こだま」にも使用されています。

【のぞみの停車駅】
東京駅・品川駅・新横浜駅・名古屋駅・京都駅・新大阪駅
東京から新大阪まで2時間30分で走行します。
①乗車券・指定席特急券合わせて、14720円
②最繁忙期は、15120円
③繁忙期は、14920円
④閑散期は、14520円

【ひかりの停車駅】
東京駅・品川駅・新横浜駅・小田原駅(日中2時間1本)・熱海駅(1日3本)・三島駅(日中2時間1本)・静岡駅(日中1時間1本)・浜松駅(日中1時間1本)・豊橋駅(日中2時間1本)・名古屋駅・岐阜羽島駅(日中1時間1本)・米原駅(日中1時間1本)・京都駅・新大阪駅
①14400円
②14800円
③14600円
④14200円

【こだまの停車駅】
東京駅・品川駅・新横浜駅・小田原駅・熱海駅・三島駅・新富士駅・静岡駅・掛川駅・浜松駅・豊橋駅・三河安城駅・名古屋駅・岐阜羽島駅・米原駅・京都駅・新大阪駅
①14400円
②14800円
③14600円
④14200円

リニア中央新幹線は、東京都を起点として、山梨リニア実験線、甲府市附近、赤石山脈(南アルプス)中南部、名古屋市附近及び奈良市附近を経て、大阪市を終点とする延長約438kmの新幹線です。

リニア中央新幹線のトンネル工事は、大林組、清水建設、鹿島建設、大成建設の4社が請け負っています。

中央新幹線長島トンネル新設工事共同企業体:大林組、鴻池組、大本組
中央新幹線南アルプストンネル新設工事共同企業体:大成・佐藤・錢高JV
中央新幹線中央アルプストンネル新設工事共同企業体:鹿島・日本国土開発・吉川中央

品川駅側の工事は名工建設、双葉鉄道工業、新生テクノスの3社が、名古屋駅側の工事はジェイアール東海建設、東海交通機械、シーエヌ建設、新生テクノスの4社が請け負っています。

リニア中央新幹線の品川・名古屋間の総事業費は、2021年4月時点で7兆0400億円と発表されています。
大阪延伸まで含めると約9兆円の巨額投資となります。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの試算では、品川から名古屋間のリニア中央新幹線の開業によって期待される経済効果は、約10兆7,000億円と推計されています。
先進的な鉄道技術の確立及び他の産業への波及効果が見込まれています。

特に人口が多い関東・中部・関西の一体化で経済効果も文化交流もレジャー産業の発展も加速することでしょう。
都会の中心部に駅ができるので、飛行機のように離れた空港まで行く時間が省けます。
旅行の計画も立てやすくなりますね。

リニア中央新幹線の南アルプストンネルは、2015年12月18日に山梨県側の「山梨工区」で工事が始まりました。
山梨、静岡、長野の3県にまたがる総延長25kmの長大トンネルで、地表からトンネルまでの深さ(土被り)が最大で約1,400mと、長さ・深さ両方のトンネル規模としては国内でも最大です。

仮称 駅
東京ターミナル駅
神奈川県駅
山梨県駅 メリットが小さい駅
長野県駅 メリットが小さい駅
岐阜県駅 メリットが小さい駅
名古屋市ターミナル駅

100%JR東海の負担で工事が進められています。
そのため、新幹線駅のように田舎者政治家のゴリ押しが効かない。
しかし、需要が少ない事が分かっている駅は、工事や電磁波の迷惑料でしょうかね。

駅がない静岡県の川勝知事(辞職)が、根拠のない因縁をつけて工事を止めてます。

反対派の主張
・大きな発電所が増えて環境悪化するぞー
・リニア新幹線工事は、自然の宝庫である南アルプスに約25㎞の長大なトンネルを掘るため、地下水位の低下や枯渇・河川の減水等により、南アルプスの高山植物や雷鳥、猛禽類等の生態系が破壊される危険があるぞー
・トンネル内で発生した湧水を放流するにも、周辺の河川にはヤマトイワナのような希少種が生息しているため、場所や水質、水温に配慮しろよー
・リニア中央新幹線路線の86%が地下トンネルのため、トンネルを掘りぬいた残土が最低でも5680万立方メートル(東京ドーム約50杯分)発生するぞー
・リニア中央新幹線が通過するすべての県でオオタカの営巣が、山梨県、長野県でクマタカの営巣が、岐阜県でサシバの営巣が確認されている
・静岡県の大井川の流量が最大毎秒約2トン減るかも知れないらしいから反対するぞ~

インタビューを観ると、真に受けて信じ込んでいる静岡県民がいるようです。
反対派の妨害工作への対応で2027年の開業が難航しています。

工事中の事故を懸念する声も上がっています
瀬戸トンネルは、リニア中央新幹線の建設工事が行われているトンネルです。
岐阜県中津川市にあり、2021年10月27日に斜坑口付近で切羽の肌落ちが発生し、作業員2人が死傷する事故が起きました。
作業主任ら2人が業務上過失致死の疑いで書類送検され、JR東海は再発防止策を発表しました。

リニア中央新幹線 第一首都圏トンネル 東百合丘工区の解説動画

工事発生土の有効活用、道路の拡幅工事も行われ地域の道路状況改善

リニアの父
リニアモーターカーの開発者は、元日本国有鉄道浮上式鉄道技術開発推進本部長だった京谷好泰(きょうたに よしひろ)氏です。
京谷氏は、リニア技術の基礎を築いた技術者として「リニアの父」と呼ばれています。
1981年、科学技術功労者受賞。1988年、紫綬褒章受章。1998年、勲三等瑞宝章授与。
リニアモーターカーという名称も、京谷氏が考えた和製英語です。
1970年、リニアモーターカーの開発が正式発表された。
リニアモーターカーは、1972年から国鉄が開発を開始しました。
2013年9月には営業仕様の新型車両「L0系」を使用した試験走行が再開されました。

リニア中央新幹線の所有者は東海旅客鉄道(JR東海)です。
運営もJR東海が行います。

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