見出し画像

違いを生む

「構成作家×デジタルクリエイター」という肩書きで活動していくことが自分の性になってるなと言うのが最近の気づき。

そもそも、自身の可能性を狭める行為に他ならないと考えているから、そんなふうに自分をカテゴライズしようとすること自体避けたいことではある。しかし、必要に迫られる形で大まかに自分を紹介するとすれば「構成作家×デジタルクリエイター」という表現がしっくり来るな、というただそれだけの話である。実際、もっと色々なことに手を出して仕事をしていきたいという思いは常にあり、それらに挑戦する姿勢を忘れているわけではない。

言ってしまえばデジタルクリエイターというラベルの方がより抽象的のもので、構成作家さえも内包してしまうものなのかもしれないのだが、何となく名乗っておくとそれ関連の仕事も来やすそうな感じがする。だから当面名乗っておきたい(作家という響きを憧れとしているという至極単純な動機があることも否定はできない)。

逆に、デジタルクリエイターという肩書きは名乗っておきたくて、というのも現在の作業の大半は動画制作関連であり、今後も仕事として継続していきたいという思いがあるためだ。

ただ、業界を見渡してみると、素人でも動画編集を仕事として始めることが容易な時代になっている。この背景として、ピンキリでいうところのキリの案件の数が膨大にあるためだとも考察できるのだが、私個人により危機感を与えるのは、業界全体としてスキルの底上げが為されているという考えだ。数年前と比較すると重い作業も遂行できる高性能なパソコンが一般にまで普及し、またインターネット上のオンライン教材も充実していて、動画編集の敷居はもう高くはない。

だから、動画制作において(動画制作以外でも言えることだが)、プロとしての「違い」を生み出すことの要求レベルが今後も益々高くなっていく、と考えているのである。この「違い」というのはとても大事なもので、「オリジナリティ」と「高度な専門性」で説明できるのではないか。

「オリジナリティ」とは、「その人ならでは」の違いを生み出せるということである。
「高度な専門性」とは、「その人にしかできない」違いを生み出せるということである。

「その人ならでは」と「その人にしかできない」。似ているようだが両者の間には差異が存在する。そんなことを思いながら、それぞれのアプローチをとって自己研鑽の日々。

よろしければサポートをお願いします!