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記憶に残る酒。

みなさん、元気に呑んでますか!

わたしはいま、地元の関西から普段暮らしている東京に向かうこだま号に乗って、チケットで手に入れた500ml角ハイボール(うすいほう)を呑みながらこのnoteを書いています。

余談ですが、ぷらっとこだまって好きなドリンクと交換できるチケット付きで、1万円ちょいで大阪東京間を行き来できるので、夜行バスでそのまま仕事場に直行する元気がなくなってきたアラサーには大変重宝しております。

チューハイ・ハイボール系ならなんと500ml1で交換できるし、電源・WiFi完備で呑みながら文章を書きたい系の呑兵衛にはなかなか快適な移動手段なんですね。駅の構内ならコンビニ土産店、地元の名店なんでもござれでつまみの調達もばっちりです。むしろ迷いすぎて困るくらい。

それはさておき今回の酒の話。

ゆるやかに死を意識した

今回ひさしぶりに実家に帰ってきて、自分の部屋の押し入れにしまってたあんなものやこんなものを掘り返して見たり、大学の時にカメラにハマってていろいろ写真を撮ってたのを見返したりしてたのですが、

「あれ、なんでコレ持ってるんだろ?」
「この写真、いつどこで撮ったのかな」

みたいなものがたくさん出てきました。

自分がアラサーもアラサー、というかオンサー?な30歳だからというのもあるかもしれないのですがだんだんと「記憶にないことが増えていく」ようになりました。

割と記憶力はある方で、そういうのをずっと覚えていられるほうだと思ってたのに、知らず知らず思い出は色褪せてしまい、自分が生きてきた痕跡が消えていってる感じがしてなんだかやるせない気持ちになってしまって。

「これが歳をとるということなのかな」とか、普段お酒をよく飲むので「知らぬ間にコロナに感染してて重篤化して突然死んだらどうしよう」とか思ったりして「死」というものをおぼろげながら意識してしまいました。

With コロナでできること

わたし自身は、実際のところ37.5度以上の熱はなく、ありがたいことに今も元気にお酒を飲めていますが、コロナで重篤化する人の特徴として「お酒をよく飲む」という点があったこと。
この点は、ひとりのアラサー独身呑兵衛女(※)を1週間に1度くらいに頻度でぜんぜん眠れなくするくらいの恐怖に陥れることは容易でした。

(※お酒を愛する伴侶はいつでも募集していますので、お気軽にご連絡ください。ライターとWeb制作、かんたんな動画編集、初見のお店でも最高の酒とつまみをセレクトする自信があります。)

突然死んだらどうしよう、こんな自分が死んで悲しむ人はいるのかな?なんていろいろなこと、怖くて、苦しくて、でもこのまま死ぬなんて悔しいぜ畜生め!なんて気持ちが頭の中をぐるぐる巡って眠れない生活に慣れてきたうち、人間死ぬときゃ死ぬんだから、今を一生懸命生きるしかない、という結論に至りました。

だったら悩み苦しむ時間より、笑って前向きに過ごす時間を増やしたい。

そのためにはやっぱり自分の気持ちに忠実に生きることが大切で、違和感とか少しでも自分の中からNOという声が聞こえるならきちんとNOと言える状態でいたいのです。

記憶に残る酒を呑みたい

そういうことで、ひとりで飲むにしてもだれかと飲むにしても「記憶に残るような」「思い出としてずっと在り続けるような」酒を呑みたいと思うようになりました。

わたしが好きな曲で「深夜高速」という曲があるのですが、その中で

生きていてよかった そんな夜を探してる

という歌詞があります。そうなれば大勝利。

いままではお酒が飲めればクソつまらない飲み会でも場をもたすため嘘の笑顔を貼っつけてその場に留まってもいましたが、そんなことはもうやめて、勝率100%は難しくても、7割くらいは目指したいものです。

笑って生きるために距離を取って酒を飲む

わたしはしょっちゅうひとりでも呑みます。その辺はこのnoteとかも読んでいただければ恐悦至極でございます。

単なる嗜好品として飲むこともあれば、なんとなくリラックスしたい、というときに飲むこともあります。

あと、周りにはあまり理解されていないのですが「アイデアを出したい・右脳を使いたい」というときにも、わたしは意図的にガソリン(アルコール)を入れています。普段エンジニアという左脳優位な仕事をしているので、意図的にバランスを崩したくなるのです…。知らんけど。

まあ、ブドウ糖が脳の働きに、タンパク質が筋肉の生成に必要だとかそんな話はよく聞きますが、わたしはインスピレーションの生成にはアルコールが必要だと思っています。もちろん体質によって合う合わないはあるので「そういう人間もいるんだなあ、ふううん」くらいにご認識いただければ幸いです。

コロナ禍の影響で「ソーシャルディスタンス」という言葉はすっかり浸透してきており、物理的に距離を取る意図どおりのものも守りつつ、精神的にもソーシャルディスタンスを意識したいなあと思うようになりました。

まあ、結論としては「ひとり酒もいいぞ」という話になっちゃうのですが笑、普段誰かとしか飲まない人こそ、3回に1回くらいは彼ら彼女らと距離を置いて一人で自分を見つめ直したりするために、自分だけのために杯を傾けるというのも精神衛生上よろしいのではないでしょうか。

もちろんお酒代にさせていただきます!ありがとうございます!!