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呑兵衛歳時記(1)~夏の夜の花火はしゅわっと~

呑兵衛が酒を飲む理由のひとつは「季節を味わいたいから」だと思っている。

いや・・・むしろ酒を飲む口実が欲しいから、わたしたちは季節の移り変わりを口実にするのかもしれない。

なんてことを花火を見ながら思いました。どうも、さんしちです。

週8くらいで酒を飲み続けてたら先日の健康診断で肝臓がC判定だったのでちょっと焦ってますが、今日も元気に酒を飲んでいます。

それはさておき、思いつきで始めた「呑兵衛歳時記」ですが、これは季節の移り変わりを愛でつつそれを肴に酒を飲もうではないか!という企画です。

わたしはかねてから屋外で飲む楽しさや一人で飲む奥深さについて、まだまだ拙い文章と思考ではありますが、自分なりにまとめて発信させていただきました。

こちらは屋外で飲む楽しさについて書いたもの。このnoteがきっかけで日経MJさんにも取材してもらえて感激です。


(自分でちゃんとツイートしてなかったw。引用させていただきますw)

歩きながら飲むのは、ひとりでもいいんです。

わたしは、酒には「誰かとの距離を縮めるために飲む酒」と、「自分と向き合うための酒」があると思っています。どちらも実りある人生には必要不可欠で、どっちにもそれぞれの楽しさや味わいがあるのです。

さて、前置きが長くなってしまったのですが、今回(このシリーズで)言いたいのはただひとつ。

「ひとりでしっぽりと季節感を味わいながら飲む酒は至高である」

ということです。異論は認めます。みんなで飲む酒もいいよ。わかるよ。知ってるさ!

だけど、あえてひとりで、季節感を味わいながらしっぽり飲む酒を、本当の呑兵衛であるなら一度は味わってみてほしいのですよ・・・!

ひとり夜の闇に紛れ込む

今の季節なら、やはり花火でしょうか。有名な花火大会でも意外と探せば穴場はあるもので、そういうところにひとり、カップルや家族連れに紛れ込むのも案外悪くないものです。

大きい花火とか変わった花火が上がれば「おお〜!!!」とか「たまや〜!」なんて言葉がめいめいの口から自然とこぼれ出る感じは、他人との距離を縮めてくれるような気がするし、みんな自分と同じような人間なんだなあと謎の感慨を呼び覚ましてくれます。

蒸し暑い昼間から一転、涼しい夜風に吹かれながら飲むビールやチューハイの味は最高です。

小さいこどもが「たまやー!」って叫んでるのを聞いて、「へえ、君その意味知ってるの?」なんてちょっぴり上から目線で感心したり。ちなみにわたしはよくわかってません。ググればわかるもんね。それより今は花火を見ていたい。

連れがいるとなかなかいい場所を探すのに時間がかかりますが、ひとりなら問題ありません。ひとりしか座れなそうな場所でも、いや、そういう場所だからこそ快適に、簡単に見つけて花火鑑賞を決め込むことができるんです。

ぱっと上がって、散ってしまう花火をひとりぼーっと見ていると、ひとりでにいろんなことを考えてしまいます。

花見と花火鑑賞

花見と花火鑑賞は似ています。どちらも基本的に限られた季節しか見れないもので、屋外でみるもので、酒とつまみを持ち込みながらみんなでわいわいしがちです。(花火はよりカップルで行くイベント感がありますがそれは別の話で書くかもしれません)

ですが、これらは誰かと見なければいけないものなのでしょうか?ひとりで見ることも、もっとスタンダードになっていいのではないかと思うのです。

誘う人がいないから花火見るのやめよう、っていうのはめちゃくちゃもったいないと思うのです。ひとりならひとりなりの花火との向き合い方があるのです。

幸い花火が打ち上がるような夜は、よほど目立つ格好をしていなければ、ひとりで見ている人のことなんて誰も見向きしません。だってお前なんかより花火を見ていたいじゃん。

自分なりの楽しみ方を見つけよう

まあ、何をどう見るかなんて人の自由であって、わたしは「ひとりで見る花火もいいもんだよ」ってことを言いたいのだと思います。別にリア充●ねなんて思ってません。思っていない設定ですよ?

花火が綺麗なのは本当に一瞬。その一瞬を楽しむためにわたしたちはただただ空を見上げている。そんな今しかないこの瞬間isエモい。

こんな夏の夜にふさわしいのはやはりビールでしょうか。都内有数の花火大会である隅田川花火大会であればお膝元のアサヒビールをおともに、横浜のみなとみらいの花火大会だったらちょっとオシャレにクラフトビール。地方の大きな花火大会なら地ビールもいいですねえ。

ビールが苦手ならチューハイも悪くない。いずれにせよ夏の夜にはしゅわっとした炭酸がよく似合うと思うんです。

まあ、それも人それぞれでいいんです。それぞれの夏を楽しみましょう〜!


もちろんお酒代にさせていただきます!ありがとうございます!!