見出し画像

「猫はなぜ生態系の頂点に立ったのか」

なんでまた、あんな悩ましい動物が存在するのでしょう?

そう、やつら猫のことです。

デフォルトの猫設定

僕が産まれたとき、すでに猫が居ました。

僕よりも少しだけ早く産まれただけなのですが、それでも成長の速さから十分に大人びていたことでしょう。

そして、僕が2歳になる頃には、弟が産まれました。

そうすると、両親ともに僕への管理は手薄になりますよね?

案の定、僕は猫の管理下に置かれたのです。

公園へ猫に連れられて遊びに行った記憶が今でもあります。

ほんとかどうだかあやふやですが、今でもその時のやりとりは記憶として残っています。

そう、僕は猫に育てられたんです。

猫の流儀を無意識下に叩き込まれましたよ。

僕の家族には問題がありましたが、こと猫に関しては異論もなく至上の存在ということで全員一致していました。

猫が居なかったらもっと地獄だったかもしれません。

人間が嫌いだったので「人類を滅ぼして猫の国を創る」が当時の夢でしたね。

そんな風に、猫に対しての気持ちになんの疑いもありませんでした。

17になるまでは

虚弱体質だった僕は、親兄弟の中でも最も矮小に育ちました。

なかでも喘息と鼻炎は物心ついたときから、そういうものだと思うくらいに、症状がないときがない、常にあるものでした。

それが17の頃、はじめて実家以外のところで生活するとですね、鼻が乾き、息が最後まで吐けるんです!

そんな普通のことに感動したものでした。

そうして、実家に帰るごとに元に戻る体質に対して、生まれてはじめて疑問を持ったんです。

猫アレルギー

なんてことだ、僕にとっては「母アレルギー」みたいなもんではないか。

そんなまさかの展開でしたが、身内にどれだけ訴えたとて、全く信じてもらえませんでした。

そう。

全員、猫の配下です。

僕は辛かった、自分の神様に裏切られたような気分になりました。

なぜ、そんなことになったのでしょうか?

トキソプラズマ症

トキソプラズマというのは猫を終宿主とする原虫です。

いわゆる寄生生物ですね。

トムとジェリーじゃありませんけど、猫とネズミの関係はご存知ですよね?

トキソプラズマは、その猫とネズミの間を行き来する生物なのです。

トキソプラズマがネズミに感染するとどうなるか?

まず「天敵であるはずの、猫に対しての恐怖心が消える」。

そして「嫌悪するはずの、猫の尿の臭いに引き寄せられる」。

結果「食べられて、トキソプラズマは猫に戻る」。

まさか。。。

そう、その「まさか」なんです。

「人間を乗っ取る」

悲しいがな、実に人類の3分の1(2分の1説も)はすでに感染しているんです。
(鳥や獣ならたいてい感染するそうです)

GABA(ギャバ)ってチョコじゃない

「GABA」というのを聞いたことはあるでしょうか?

トキソプラズマは人間に感染すると、その免疫系でもある「樹状細胞」にも入り込みます。

「ちょっともう!やめてやめて!」そんな声もむなしく、トキソプラズマはあろうことか、われわれの樹状細胞を操作しはじめるのです。

そう、GABAを出しまくるんです。

その結果、どうなるのか?

GABAはブレーキ

残念ながら、トキソプラズマの感染量とGABAの放出量は比例します。

トキソプラズマは樹状細胞にGABAを出させて、更に全身に感染します。

体内では、グルタミン酸が興奮作用を司ります。

そしてGABAは、その抑制、ブレーキを担っているのです。

GABAが出すぎると、どうなるか?

もし、車のブレーキを下り坂で踏み過ぎたら、どうなるか?

そうです、効かなくなるんです。

ネコは知らずにヒトの脳を乗っ取る

人間の体内で、神経伝達物質のGABAが増えすぎると、そりゃバランスが崩れます。

ときに統合失調症や双極性障害を引き起こす原因ともなります。

ネズミ同様、人間は猫のありとあらゆるデメリットに対し、寛容になります。

怖いでしょ?

でも事実なんです。

ネズミと違い、人間は猫に食べられてしまいませんから、結果、あれこれ世話を焼くことになります。

それだけでない。

猫に脳を乗っ取られた人類がどうなるか?

男性に関しては「集中できない」「危険行為を行う」とまぁ、ADHD(注意欠陥多動性障害)にそっくりで、というけど、もう完全に僕のプロフィールではないかとも。。。

女性に関しては「異常な社交性」そして「ふしだらになる」という、そういやなんかそんなひと、どうも身に覚えあるようなないような。。。

ネズミの場合ですが、総じてみんな身体能力に欠陥が生じる、ようは「雑になって」「どんくさくなる」ってことです(それってまさに僕のことやん!?)。

まぁ実際、死にかけてもスローモーションにならなくなると言いますか、ありとあらゆることに対して、危機感がなくなっちまうんですよ。。。

甘んじて受け入れよう

ね。

そんな風に思ったとしか思えないんですよ、人類は。

猫という伴侶動物と、もう数千年の付き合いですよ。

ですが、これだけ科学的に立証されてる感染症の脳にまで至る危険性に、大して騒ぎもしないなんてのは、にわかに信じられないです。

そんなことを言ってると、そのうち僕が猫の配下に消されても不思議ではない世の中ですからね。

ネコさま…、万歳!

これだけのリスクがありながらも、猫と付き合うメリットとはなんなんでしょう?

たぶん、そんなもんないのですが、しかし、そんなもんなかろうともいいじゃないかと、そんな安堵と平和を与えてくれるのが猫であって、言わば戦乱の歴史を担った人類に対し、真綿で首を絞めるようにじんわり数千年と影響し続けた「平和の使者」なのではないでしょうか?

現在、細胞内で必須の器官でもあるミトコンドリアもかつては、太古の好気性細菌のひとつであって、なんの因果か僕らの細胞と共生することになったわけですから。

まぁ落ち着いて

トキソプラズマさん、怖すぎるのでざっくり説明しときますね。

あ、そうだ、今日はちょっといじわるに、ここから有料にしちゃいましょうか!

いつもどおり、別に読まなくたっていいんだからね。

まぁ、あなたがそれで平気でいられるのなら!

※いじわるしてすいません、ほんまに僕に一杯奢られへんようなひとは、これ大事な話なんでネットで「トキソプラズマ症」検索したらわかると思うんで、是非知っといてくださいね〜

ここから先は

3,151字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?