断り上手の浅村さん〜オ断リックスは脈ナシ相手への優しさです〜

あなたは好きではない人からの誘いを断ることができますか?
断ることができず、人間関係に苦しんだ経験がある人も多いのではないでしょうか。
今回は昨年プロ野球界で起きた出来事を例にはっきりと断ることの大切さ、そして誘いを断りづらい相手からの誘いを上手く断る方法を紹介していこうと思います。


はっきりと断ることは優しさである

好きではない人からアプローチされた時にあなたならどうしますか。

次の状況を想像してみてください。
あなたはAさん、Bさんの2人からアプローチされています。Aさんはあなたが少し気になっている人、Bさんは全く興味のない人です。
2人から同じ時期に食事に誘われました。
まず、Aさんと会ってみるといい雰囲気になり、「この人と付き合ってもいいかな」という気持ちになりました。
さて、この後Bさんからの食事の誘いはどうしましょう。

「断るのは失礼だからとりあえず会ったほうがいいかな」と誘いに応えてしまう人、もしかしたらその選択こそ相手を傷つけてしまうかもしれません。

脈ナシの相手からの誘いにはどう対応するのが正解なのでしょうか。
ここで冒頭に挙げた昨年プロ野球界で起きた出来事について説明します。
その出来事というのは現在東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する浅村栄斗選手のFA騒動のことです。
このnoteではこの出来事を「オ断リックス事件」として取り扱います。ご存知でない方は以下の概要をお読みください。


「オ断リックス事件概要」

2018年オフ、FA権を取得しその権利の行使を宣言したプロ野球選手である浅村栄斗内野手。
FA権とは簡単に言えば自分の意思で他球団へ移籍できる権利である。
浅村選手は昨年のFA選手の目玉の1人。
東北楽天ゴールデンイーグルス、福岡ソフトバンクホークス、オリックスバファローズ、3つの球団から声がかかっていた。
また、在籍していた埼玉西武ライオンズに残留することも可能であったため実質4球団で浅村選手の争奪戦が始まったのだ。
一般的にFA宣言をした選手と、その選手の獲得に動いた球団は交渉の場が用意される。
浅村選手はまずソフトバンク、次に楽天と交渉を進めた。
さて、次はオリックスの番…と思いきや前代未聞の門前払い。
代理人から断りの一報が入り、選手と直接会って話すこともなくオリックスはフラれてしまったのだ。
この珍事にネット上は大騒ぎ。
その結果、「オ断ックス」というネット用語が誕生してしまった。
ちなみにその後、所属していた西武との交渉を行い、ソフトバンクには代理人を通してメールで、西武には電話で断りを入れ、楽天へ移籍することが決定した。


以上が浅村選手のFA移籍までの経緯、「オ断ックス」事件の概要です。

交渉に応じないというのは前代未聞のことであり、この浅村選手の対応には「断ることが決まっていても交渉には応じるべき」と批判的な意見もありましたが、私はそれが誠意だとは思いません。

おそらくオリックスとの交渉前にすでに楽天へ移籍する意思は固まっていたのでしょう。
そのためもう移籍するつもりのないオリックスとの交渉に応じることは失礼になると考えたのではないでしょうか。

付き合う気のない人と「断るのは失礼だから」と乗り気ではないのに2人で会うことと、はっきりと誘いを断ること、どちらに優しさを感じられるかといえば私は後者です。

好意のない相手に期待をさせることほど残酷なことはありません。
さらに、自分に他に意中の人がいるという状況ではその人に誤解される可能性もあります。

浅村選手の真意はわかりませんが、脈ナシの相手からのアプローチを会う前にはっきりと断ったのは気遣いのある行動です。

断ることを「相手に悪い」「失礼だ」とは思わないでください。
好きでもない人からの誘いに乗ってしまうと、相手に脈アリだと勘違いされて距離を縮めようとアプローチがエスカレートしていくかもしれません。
最終的に告白を断ると「思わせぶりしやがって!」と相手の勝手な思い込みで逆上される可能性もあります。
その気がないのなら最初からはっきりと断るのが自分にとっても相手にとってもいいことなのです。


誘いを断りづらい相手には「行間を読ませる」

脈ナシならばはっきり断ることが大切!ということでしたが、誘いを断りづらい相手っていますよね。
そんな相手からの誘いを上手く断り、「あなた脈ナシですよ」とさりげなく伝える方法があります。
相手の誘いを無効化する鉄壁のひと言は「またこちらから連絡しますね」です。
この言葉は使用例は以下の通りです。

A「明日ご飯行かない?」
B「すみません。明日は先約があります。」
A「じゃあいつなら行けそう?」
B「最近忙しくて…。落ち着いたらまたこちらから連絡しますね。」

「こちらから連絡しますね」という言葉の行間は「あなたからは連絡しないでください」ということ。
この言葉で相手の攻撃ターンを奪い、そのままフェードアウトすれば良いのです。
大抵の場合、相手は脈ナシであることに気付いてその後誘ってくることはないでしょう。


まとめ

人からの誘いを断ることは悪いことではありません。好きではない人からの誘いははっきりと断り、無駄な期待を持たせないのも優しさです。
はっきりと断ることができない場合は相手の誘いをかわしつつ「脈ナシである」ということを察してもらえるように対応しましょう。


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