尽くす女の落とし穴 「あなただけ見つめていても夏は来ない」

こんばんは。すずめです。

全国各地で梅雨が明けて、ようやく夏本番ですね。「夏といえばこの曲!」というものが皆さまそれぞれあると思いますが私は大黒摩季さんの「夏が来る」ですかね。アップテンポで爽快な夏らしい曲ですが、その歌詞は少し切ないのです。
私は現在「近頃周りが騒がしい結婚するとかしないとか…」という歌いはじめの部分がちょうど当てはまる年齢なのでこの歌の歌詞が心にぐさりと刺さります。

**「夏が来る」と「あなただけ見つめてる」に登場する「尽くす女」 **


"何が足りない どこが良くない"
どんなに努力し続けても
選ばれるのは Ah結局 何も出来ないお嬢様

物事をいろいろ知ってしまうと
瞬発力が無くなるもので
運命の人だと思っても
経験が邪魔して素直になれない

価値観・将来・etc...を話し込んだなら
イイ友達にされそう
愛してるなんて本気でHしたら
その日から都合のいい娼婦扱い
マジメなだけなのに

「夏が来る」の歌詞の一部ですが、私と同じような結婚適齢期の女性の皆さま、「わかるわ〜」と頷いていませんか?
男性の方は「あー、俺そういう子と都合よく遊んでたかも…」と思い当たるふしがありませんか?

同じく大黒摩季さんの曲で人気アニメ、スラムダンクの主題歌だった「あなただけ見つめてる」という有名な曲がありますがこの二曲に登場する女性は同一人物だと思います。
その理由はどちらの女性も「男に尽くす女」だと考えられるからです。
「夏が来る」の女性は男性に好かれるために努力しています。
しかし選ばれるのは結局何もできない女性だと言っていますね。

「あなただけ見つめてる」の歌詞は全体的に尽くす女性を描いています。
どれだけ尽くしているか、こちらも歌詞を抜粋してみましょう。

「あなたがそう喜ぶから化粧をまず止めたわ」「どこにいても捕まるようにポケベル持ったわ」
「車も詳しくなったしサッカーさえも好きになったわ」
「あなたがそう望むから真っ直ぐ帰るようになった」
「ザツだった言葉使い丁寧になった」
「あなたがそううつむくから長電話も止めたわ」
「便利だった男の子達整理した」
「髪も服も目立たなくお料理もガンバルから」「嫌悪がってたあの娘とも絶交したわ」

これだけ恋人のために尽くす女性、いかがでしょうか?
「良い女だ!」と思いましたか?
「そこまでしなくても…」と思いましたか?
この歌の最後のパートに「独りで待つ二人だけの部屋」とありますがこの歌詞からは恋人と上手くいっていない状況が読み取れますね。

そうです。男性に尽くしてばかりでは幸せになれないのです。


飽きられる「尽くす女」 の落とし穴

ここからは私の経験をお話しします。
私はおそらく度が過ぎた「尽くす女」です。
とにかく好きな人の望み通りの女でいたいという気持ちが強いです。

男性は「尽くしてくれる女性が好き!」だとよく言いますよね。
たしかに男性とお付き合いし始めの頃は俺に尽くしてくれるところが可愛いだとか好きだとかたくさん褒めてもらいました。
しかし、尽くせば尽くしただけ愛されるとは限らないということを知りました。

元カレAさんとお付き合いしていた時の話をします。
Aさんは私が大学時代にお付き合いしていた人ですが、彼は私より少し年上ですでに働いていて、遠距離恋愛でした。
彼はとても忙しい人だったので、会うのは私の方から彼がいるところまで会いに行くか、彼が私の住んでいる地域に出張に来たときだけでした。
しかも、出張で来る日は分かっていても会えるかどうかは当日次第。
当時の私にとっては彼が全てだったので、彼と約束もしていないのにいつでも会えるようにと友達の誘いを断ってまで予定を空けていました。
どこで何時に会うことになるかもわからないから寝不足な夜も無理して起きていたり無駄になるかもしれないご飯を準備していたり…。
彼にはダメな自分を見られたくなかったので完璧な女でいる努力をしていました。
会った時に喜んでくれる彼を見るのが一番の幸せでしたから。

彼が他の人には見せない表情を見せてくれたり普段は言わないような弱音を私に吐いてくれるのも「愛されてるんだ」「頼られてるんだ」と思えて幸せでした。
私は彼にとって「良い女でいよう」と思っていました。

しかし、それが落とし穴だったのです。

次第に彼から連絡がこなくなりました。
私は寂しかったけど忙しいのだろうと思って自分からも連絡しませんでした。
その後、私たちの関係は終わることになったのですがその理由の1つは私が「尽くす女」だったからです。

彼の友人に聞いたのですが、Aさんは「すずめは俺がいなくても平気らしい。どれだけ会ってなくても会いたいとか寂しいとか言ってこないし、会っても全然甘えてこない」と言っていたそうです。

私は彼のためを思って我慢していたことだったので、それが飽きられてしまうきっかけになるとは思っていませんでした。
(他にも理由はありましたが今回のテーマとは関係ないので省略します。)

そしてその後、彼が付き合った女性は「甘え上手でわがままな子」だという噂を耳にしました。選ばれるのは結局何もできないお嬢様だったってことですね…。


**飽きられない女になるために「脱・尽くす女」 **

私のように彼に尽くしてあげることだけで幸せだから見返りはいらないなんて考えている人もいますよね。
しかし、それは単なる自己満足で2人の幸せにはなりません。

彼に尽くしてあげることで「この人は私がいないとだめ」だと思うかもしれませんが、それは逆です。「私にはこの人がいないとだめ」になってしまうのです。

尽くす側の方が尽くされる側よりも相手に執着してしまうのは「手のかかる子ほど可愛い」と思うことと同じなのです。相手に対する思い入れがどんどん強くなり、依存してしまうのです。

飽きられない女になるためには「尽くす女」を卒業しましょう

恋愛に見返りは必要です。
対等な関係でなければ長続きはしません。

甘え放題わがまま言いたい放題は喧嘩の原因になりかねませんが、時には甘えたりわがままを言って彼に尽くしてもらうことが大切です。

男性も尽くした分だけ愛情が強くなるのは同じことですからね。

尽くし・尽くされのバランスが良ければ関係は長続きします


**最後に **

「あなただけ見つめてる」人に幸せな夏はやってきません。自分のことも見つめてあげてください。自分のことを大切にできない人間が他人を大切にできるはずがないとはよく言ったものです。たまにはわがまま言っていいんですよ。「尽くす女」から抜け出して、幸せな夏を過ごしましょう!



#恋愛 #恋愛テクニック #尽くす女 #飽きられない女 #依存

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