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女子にもやさしいクルマメカニズム解説

若者のクルマ離れ、という言葉も随分以前から口にされるようになりました。そうでしょうか?

実はクルマの方から離れて行った、という見方も出来ます。2000年代はまだ、沢山あった2ドアでスタイリッシュなデートカー(死語)も相次ぎ絶滅。シルビアを筆頭にセリカ、ホンダS2000,MR-S、RX-7‥‥復活を望む声は根強いものの度重なる規制の強化や保険料の高騰が災いして、若者に人気な車種ほど寿命を縮めてしまった感があります。

販売店を覗いてみてもコペンやS660といった手の届きそうな車ですらお目にかかれるのは稀。女の子向けに可愛い名前の車種は増えているのに、です。

若者、と一括りにされるグループの嗜好も昔とは違っているかもしれません。押し出しの効いた背の高いクルマこそが持つに値する、という新しい価値観も否定できません。若者≠背の低い2ドアクーペ、の法則は古くは80年代のハイソサエティカ―のブームにまで遡ります。

ではクルマそのものに愛着を感じ、もっとクルマのことを詳しく知りたいという趣向は昔と比べてどうなのか?これも幾分ニュアンスが変ってきているように思います。今の時代、クルマ好きと呼ばれる集団がどれほど生き残っているかは疑問ですが、敢えてこんな希少な、それでも車に詳しくなりたい人達のために話を進めていこうと思っています。

走る、曲がる、止まる。これは電気自動車に代わっても共通の大切な要素。何故エンジンは回るのか?エンジンがかからないときの原因は何か?昔の車のハンドルは何故重いのか?自動ブレーキはどうやって停止すべきかを判断する?

クルマの構造は何十年探求してもし尽くせないほど奥深く、興味の尽きない分野です。すべてを語りつくすのは無理ですが、基本的なことだけは押さえるべく、頑張りたいと思っています。どうぞよろしく。

さて、件のクルマ離れ・・・・・若者が減ったから需要も減ったのか?クルマそのものに魅力が無くなったせいなのか?若者の可処分所得に占めるクルマのウェイトが電話代やほかの趣味に侵食されていることは否めないでしょう。クルマ好きは今後、もう増えることは無いのか?

・・・・希望はあります。

可処分所得高めになった女子のうちでクルマに興味を持つ割合が増えている、と言うのが実感です。女の子だってR34BNR(スカイラインGT-R)を乗り回していたり、ウェディングドレスでドライバーズシートに収まったお気に入りの一枚をインスタにアップしたり、クルマ好き女子はたぶん確実に増えていきます。

そんな彼女達のためと思って連載を始めます。文章だけでどこまで理解してもらえるか?の挑戦でもあります・・・・・是非ご期待のほどを


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