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【初心者向け】サーナイトの教科書

はじめに

今回は2023年CL新潟にて、第5期ポケカ四天王のヤマグチヨシユキ選手が使用して優勝したデッキテーマ「サーナイトex」のデッキについて紹介します。
あくまで初心者向けの内容で、教科書的なカードの基本的な回し方を体系的に文章で学ぶ場所として読んでみて下さい。
参考となるレシピも紹介しているので、ぜひ最後までご覧下さい!

サーナイトの特徴

まずは「サーナイトex」のカード効果の確認からしましょう。

特性によって場の超ポケモンにエネルギーを加速することがメインの役割です。自身にエネルギーをつけることによって、耐久力のあるサブアタッカーとして運用される場面もあります。
このデッキテーマとしては「サーナイトex」以外のアタッカーがとても優秀である点が特徴です。
特性"アルカナシャイン"を持った「サーナイト」や「クレセリア」「ザシアンV」が使われます。こちらの「サーナイト」がメインアタッカーと言えます。

今回参考にした構築

ポケモンを手札に持ってくることのできるボール系統のカードが多いため、安定した構築となっています。

【デッキコード】Pg6LNn-LrBiFO-ninQL6

最初に作るべき盤面のゴール

まず初めに目指すべき盤面を具体的に決めていき、そのためにどう動けば良いのかを考えます。
ただし、このデッキを扱うことが難しいと言われています。それは相手や状況によって選択肢がどんどん分かれていくためです。
その理由は以下の2つです。

  • アタッカーの種類が豊富である

  • ドローソースが豊富であり、「キルリア」の特性"リファイン"と「サーナイト 」の特性"アルカナシャイン"によって、その時の手札状況が常に変わる

このように複雑化しているデッキテーマと言えます。
そこでこの記事においては、もっと単純化して、一旦の目標として、最短2ターン(そこまで急がなくても良い)で以下の状況に持っていけるように考えることにしましょう。

  • 「サーナイトex」に進化させる

  • わざに必要なエネルギーをトラッシュに送っておく

  • 相手に合わせてバトル場にアタッカーを用意する

  • 次のターンに備えて「ラルトス」or「キルリア」をベンチに用意する

ただし、このデッキは逆転していく戦略となる場合が多いので、進化を急ぐ必要はありません。

基本的な回し方

1ターン目

まずは最低1匹のラルトスを場に出しましょう。
できれば特性"ふしぎなしっぽ"を持った「ミュウ」をバトル場に出して、必要なグッズを手札に持って来るようにしましょう。
ボール系統のカードも多く採用されているため、そこまで大きな手札事故は起きないでしょう。
また早めに「かがやくゲッコウガ」を場においておくことで、
・エネルギーをトラッシュに送ることができること
・手札を増やすこと

が可能になるので、この点も覚えておくと良いでしょう。

2ターン目

1ターン目にラルトスを2匹以上おけているかどうかで動きは変わってきます。
1匹しか置けていない場合には、1匹だけ採用されている「キルリア」のわざ「ミラージュステップ」を使いましょう。

筆者の体感、こちらのわざを使うことの方が多いかもしれません。
そして特性"リファイン"を持った「キルリア」を可能な限り並べていきましょう。
ラルトスを2匹以上おけている場合には、「ふしぎなあめ」を使うことによって早めに「サーナイトex」を場に用意して、相手に合わせたアタッカーで攻撃していっても良いです。
アタッカーの選択肢は以下のアタッカーの項を参照して下さい。

3ターン目以降

2ターン目の ‘ラルトスを2匹以上おけている場合’ と基本は同じ動きとなります。
使用されると不利になってしまうカードがいくつかあるので、その対策カードを使用することも考慮する必要があります。
対策カードは以下が挙げられます。

  • 「かがやくゲッコウガ」をはじめとしたベンチ狙撃を防ぐ「マナフィー」

  • 「ヤミラミ(ロストマイン)」をはじめとしたダメカンを乗せることを防ぐ「ジラーチ」

  • 「頂きへの雪道」や「ロストシティ」などのスタジアム対策の「さぎょういん」や「月明かりの丘」などの別のスタジアムカード

採用されるアタッカー

サーナイト(アルカナシャイン)

倒させてもサイドが1枚しか取られないにも関わらず、大ダメージを出すことのできるメインアタッカーです。
基本的に「サーナイトex」によってエネルギーを6枚つけることができるので、それだけでも240ダメージが出せます。
「月明かりの丘」を使えば、HPをHPを30回復することが出来るので、+2枚エネルギーが付けられます。
その場合には、8枚で300ダメージが出ます。
さらにここに手札から超エネルギーをつければ330ダメージ、「リバーサルエネルギー」であれば、390ダメージ(ここまで出す必要はない)まで出ます。
参考情報として、このサーナイトに何枚エネルギーをつけると何ダメージが出るのか早見表を記載しておきます。

3枚 → 150ダメージ
4枚 → 180ダメージ
5枚 → 210ダメージ
6枚 → 240ダメージ(たねのVやexポケモンを倒せる)
7枚 → 270ダメージ
8枚 → 300ダメージ(VSTARや1進化のexポケモンを倒せる)
9枚 → 330ダメージ(2進化のexポケモンを倒せる)
10枚→ 360ダメージ(わざ「アイアンローリング」を使った「ヌメルゴンVSTAR」を倒せる)

ザシアン

わざ自体は前述の「サーナイト」と同じですが、基礎HPが高いため、「月明かりの丘」での回復なども考慮せずに大ダメージが見込めるため採用されます。

クレセリア

わざ「ムーンワイトリバース」を使って序盤にHPの低いたねポケモンを倒すことに使われます。
「サーナイトex」の特性で自分のポケモン複数にエネルギーをつけることでダメカンを乗せられるため相性が良いです。
また、このわざの対象は相手のベンチポケモンでも良いことも押さえておきましょう。

最後に

今回は初心者向けでありつつも分量が多くなりました。
それだけこのデッキの選択肢は多く、思考量も多いということです。
出来ることが多い分玄人向けのデッキテーマと言えますが、その分だけ非常に強いデッキです。
初心者から一歩先へ進む際に使ってみると良いのではないでしょうか?
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