令和納豆の雑感③ 一応の決着?

令和納豆が生涯無料のパスポートを一方的に取り上げた、という件から炎上気味だった一件は「返金対応をする」ということで一応の決着を見たようである。


今までで2回、令和納豆の記事を書いてきたが↓

今回は一連の流れから、令和納豆に対する思いと、これからクラウドファンディングに挑戦しようと思う起業家や利用者とかについてもダラダラ書いてみようと思う。

①結局令和納豆が誇張表現していたってこと?

令和納豆は公式声明で、

・従業員への罵声、更には看板を破損させた

・従業員を罵ったことで他の客が複数帰ってしまい、店に損害を出した

・入店時や会計時に割込みをして他の客に不利益を与えた

・など

上記理由をもとに、CF出資者の生涯無料パスポートを失効したと声明で発表していた。(現在はその声明は削除済み)

もし、令和納豆がこのような迷惑行為をしていた出資者が本当にいるのであれば、いくら炎上しようが毅然とした態度でお店に危害を加えようとする因子は取り除かねばならない。令和納豆に恨みつらみを持つ人からのいわれのないバッシングに屈してはならない。

って、思ってしまうのだが、結末は返金対応。

まぁそれでどう思うかってこと。

「つまり、そんなこと(看板破壊、罵声、列の割り込み)は無かった」

って思いますわな。

見出しを「誇張表現」としたのは、まぁ嘘呼ばわりするにはあまりにも断片的な情報しか無いから。(本当にそういうお客、出資者がいたの「かも」しれないし)

ただまぁ一方的に失効させるようなほどのことではなかったんだろうなぁ程度の出来事だったと考えざるをえない。

法的にどうのってことも言っていたけど、そういうフィールドで戦う事すら出来なかった結末に落ち着いたようである。

②令和納豆の悪手

令和納豆がパスポート失効(実際は取り上げだったみたいだが)を行っていた理由で目に付いたのが「信頼関係の構築」というワード。

私自身が今回の騒動について目に触れたのは、先述の削除済み公式声明が出た時。信頼関係の構築が難しいと判断された出資者のパスポートが失効されたわけだが、こういう紛争(法律的には錯誤というの?)が起こった時に、令和納豆は「弁護士にも確認済み」とか、「法的手段を検討」とか言っているが、こと日本において、且つ一般消費者に向けて法律的な手段をちらつかせるのは明らかに失敗だったと思わざるをえない。

確かに世の中理不尽だ。

どんなに「こんなの間違ってる!」と言ったところで「法律上問題ない」のであれば、何をやっても良い。みたいな場面を見ることも往々にしてある。

だが、初動対応から法的見解や手段を出してきたのは悪手としか言いようがない。

十分な歩み寄り、話し合いがあって、それでもなお決着が付かない場合に初めてそういう手段が用いられるように思う。少なくとも現状の日本の生活様式の多くの場面では。

令和納豆側の言い分にいくらかの正当性があったとしても、顛末の初っ端から法的な手段を用いたのはあまりにも稚拙だったと思わざるをえない。

まったくの無関係な傍観者が多く観てる中で、「ああ、こういうやり方をする会社なんだな」って思われても仕方がない。

③この一件を見てからのクラウドファンディング

この令和納豆の一件を見て、クラウドファンディングに対する見方も変わったような気がする。

まぁ言ってみればちょっと構えるような感じになったのは確かだ。

令和納豆は、ワタシのようにたまたまSNSやネット記事で騒動を知ったものからすれば「なんだこの騒動は。めんどくさいことが起きてるなぁ」とは思う。

でも、特にこの一件を知らない人からしたらどうだろうか?

批判が集まって、返金する事態になったとはいえ、クラウドファンディングにもさして目を向けない、更にいえばインターネットなんてほとんどしない人からしてみれば、

令和納豆もとい、株式会社納豆および代表の宮下氏は「クラウドファンディングで1000万円超を集めた優秀な会社、経営者」という栄光、実績が出来たことになる。

もちろん、直近で営業をかければそういうことはすぐにバレるかもしれない。しかし、何ヶ月、何年も過ぎたら人は炎上したことなんて忘れる。そういうもんだ。

でも、1000万円超を集めた実績はFAAVO運営が続く限り永遠だ。

醜態以上に栄光の実績は残ったままになる。

でも、クラウドファンディングに興味がある人からしてみたら、「こういうのでお金が集めにくくなったのでは?」「余計な炎上をさせた。迷惑だ」「足を引っ張られた」なんて人もいるでは?(まぁCFの内容の稚拙さを令和納豆のせいにしてはいけないが)


正直、なんともモヤモヤしたままだ。


④締め やっぱり信頼関係だと

そう、信頼関係。

令和納豆が何度も繰り返していたアレだ。

クラウドファンディングもSNSも。いつでも誰でも多くの人が一瞬で見ることが出来る。つまり、悪評もそういうことだ。

ネットで宣伝PRをしているからと何でも公開する必要はない。

ただ、騒動が起きた時にはネットを活用した分だけの公開は避けられないんだな、というところか。

肝心な部分を隠して強行突破。これは当事者でもない群衆が黙ってない要素がたっぷりだ。

そしてネット上の判決は多数決だ。多数を取れるように誠意、、、いや信頼関係をぜひとも構築していってほしい。

第二、第三の令和納豆が出ないように。

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