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ごはん日記 一月


 年末から、手帳のマンスリーページにごはん日記をつけはじめた。毎日の晩ごはんと、休日は昼も。

 北欧、暮らしの道具店で買い物するともらえるクラシ手帳、毎年いいなあいいなあと思っていて、去年末ようやく手に入れた。メインの手帳はここ数年MDノート文庫サイズが気に入っているので、クラシ手帳は日記帳として使うことに。
 こうして記してみると、本当に同じものばかり繰り返し食べている。健康にはよくないのかもしれない。もっといろんなものを食べた方がいいのかもしれない。でも私はこういう食卓が落ち着く。ご飯、みそ汁、メインのおかず、細々した野菜のおかず、という組み合わせが一番落ち着く。
 これは地味だろうか?
 私が子供の頃の献立は、ご飯とみそ汁、とか、ごはんとポテトサラダ(ほぼじゃがいものマヨネーズ浸し)とか、ごはんとミートボール(レトルト。残ったソースの中にご飯を入れて食べる)とかだったので、今自分が作っている献立は非常に豊かだと思うのだけれど、よその家の献立と比べると、全然豊かじゃないじゃないか! と自分にキレ散らかしてしまう。
 人と比べなくていい、と思ったりもするけれど、自分一人ならそれでいい。私は今、夫の健康も考えなくてはならない。健康、幸福、人生。そういうもの。
 でもそういうことを考えるとき、同時に、お前はそんなに偉いのか? とも思う。

 お正月のお雑煮。
 大晦日の夜に作った鶏南蛮そばのつゆの残りに、茹でたほうれん草とかまぼこ。

 夫の実家からもらって、はじめて松前漬けを食べた。びっくりするほどおいしい。伊達巻きと黒豆は市販のもの。
 結婚して、おせち料理というものをはじめて食べた。その時お皿の隅に、お義母さんが庭からさっきとってきたみたいな南天の葉を飾っているのを見て、主婦ってすごい……と思った。その南天をうちでももらい、こうして飾っている。
 折敷も夫の実家で眠っていたもの。

 仕事始めの一日だけ作った弁当。
 しもやけがひどすぎるので以降お休み中。

 最近新しく作るようになったものが「にんじんのオイル煮」。暮しの手帖に載っていたスーパーシンプルなレシピを自分の好みで更にシンプルにした。
 金時豆の甘煮もはじめて。これから改良していきたい。

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