少し前、Twitterでも話題に出しましたが、私は『耳管開放症』と言う病気を患っています。

この病気は、通常は閉鎖されている耳管が開放されたままの状態になり、耳閉感や自声強聴（自分の声が大きく聞こえる）などの症状を引き起こす疾患です。時にはめまいや軽い難聴が起こります。不快な状態が続くと精神的にイライラしてしまう、小さいようで大きい…非常に厄介な病気です。

発症する原因としては、急な体重の増減であったり、ストレスであったり様々です。

この病気は突如発症します。例えば、誰かと話している時。これが一番辛いです。自分の声が頭に響くような感覚に陥るので、自分がどれくらいの声で相手と会話しているのか、全くわからなくなるんです。時には低い音が聞き取りにくくなるので、音楽を聴いている時に発症しても嫌な気分になります。

また、耳管開放症を患っていると頭痛・手足の冷え・たちくらみも慢性的に起こります。なので私は冬が大の苦手です。手足が死人と同じくらい冷えます。手があたたまるまでペンなんて持てません、字もろくに書けません。そして、それを理解してくれる人なんてリアルではほぼ居ません…。

『治す方法』としては、漢方薬の「加味帰脾湯」が効果的です。しかし、これがまたそこそこ値段するのでわりと財布に致命的だったり。

治す方法と言っても、この病気は現代医療だと100%完治することは無いということ。治ったとしても、またきっかけ次第で発症する。厄介ですね。

私はもうかれこれ8年の付き合いになります。
世の中にはまだまだ知らない病気を持っている人がたくさんいる。
そう言う人達を理解し、支援する側に回りたい。
つくづく、そう思います。