見出し画像

一昨日に引き続きのスマホ契約レポートです。


今回はさらにびっくり対応でした。

いい意味で。


まず、神対応していただきました。


前回書いたスマホ業界をディスったような表現を撤回します。


まず、名前出しまくりで恐縮ですが、でも言っちゃいますけど、そもそもはYモバイルさんの契約を打ち切って、楽天モバイルさんに乗り換える…というのが目的だったんです。


なので、まずYモバイルさんに行って、転出手続きをしたのだが楽天が対応してくれないので、MNPの再発行手続きができないかどうかを尋ねに行こうと考えたんです。


で、行くと、なんかもはやYモバイルなのかソフトバンクなのか、ごっちゃなんですね。


で、ソフトバンクの店舗に入るや否や、若いお兄ちゃんが

「いらっしゃいませ。お伺いします」

と寄ってきてくれました。


「あの…ちょっとお尋ねしたいんですが、込み入った話をしますがいいですか?」

するとステキな笑顔で、

「なんでもどうぞ」

ということで、また事情をプレゼンしたわけです。


すると、このお兄ちゃん、最後まで黙って聞いてくれるんですよね(なんかホントは当たり前の対応だけど)。

だから呑み込みが早い。


「……で、結局楽天モバイル側の問題ですから、こっちじゃどうしようもないですよね」


と言うと、


「まあ、それは確かにそうですね。でも楽天さんに言わなきゃ話になりませんよね」


「そうなんですがね。実際、昨日も楽天さんに行ったんですよ。そしたら店舗ではどうもならんから、カスタムサービスに自分で電話しろと言われちゃいましてね。ところが、いくら電話したって、人間が出てくれませんわ。もうにっちもさっちいかなくて…」


と愚痴ると、なんと


「そうなんですか…それじゃ、僕から楽天さんに電話してみましょう」


って。

えー?

マジで。


「でも、いくら掛けてもぜんぜんつながらんのですよ」


「(ニコニコ)まあ、僕も結構知り合いとかいるんで、なんとかしてみます…」


んん? なになに?


昨日は楽天の店員もやってくれなかったことを、まったく関係のない、しかも自分のお客さんじゃなくなった人のために、そんな労力を…


なんとやさしい…


しばらくして……


ほんで、まさかのつながってるやん!


なんで?


これもしや同業者のルートでもあんの?


と思いながらも、そんなこんなで念願の楽天の人間との会話がやっと実現したんです。


おお…(😢)生身の人間だ…(涙)


ソフトバンクのお兄ちゃん…神やん…



ただ…ですね…


その楽天の電話口の向こうのお姉さんの声ですが・・・


なんかツンツンしてるんです。


「今、電話口の客様は、契約者ご本人様でしょうか?」

「いや、違います。身内のものです」

「ご本人様に代わっていただきたいのですが…」

「えっと、それは構わないんですが、高齢なんで代わりに私が話してます。変わってほしいというのは、”契約者情報”と問い合わせが一致しているのかどうかを確認したいから…ということですね」

「そうです。お名前、契約の電話番号、生年月日などに間違いがないかを知る必要もあります」


はいはい。なるほど確かにそうでしょうよ。個人情報を守る必要な手続きだと思います。

で、変わったんですが、えらいやたらとオヤジと話す時間が長いんです。

オヤジはなんか不安顔で頷いてる…


「はい、はい、それはそれで構わないです。いや、あの息子に変わりたいんやけど…」


おいおいおい、むこうでなんか説明してるやん!

で、無理やり電話を変わらせて、変わり際に

「何聞かれたん?」ってオヤジに聞くと、

「何言うてるか分からん!」


やっぱりか。


「あの…、すいません。オヤジは高齢なんで理解が難しいんです。だから僕が代行で話してるんですよ。僕に説明してください」

「でも…ご本人様に説明しないと…やっぱり…」

「わかりますよ。そういうマニュアルなんですよね。でも、そうすると何も伝わらないで、事がますますややこしくなりますよ。それ、時間のロスだし、お互いのためにならないですよ」


そう言ってやっと、納得してくれて僕に説明を始めました。

「まず、お客様はSIMが届いた時点で、マイ楽天モバイルのMNP転入ボタンを押されたんですよね。その時点で、前の契約のSIMは使えなくなっているはずです。ですが、マイ楽天モバイルの契約状態が「準備中」のままで契約された状態になっていません。ですからこれからそれをこちらで強制解除します。そうしましたら、SIMの再発行手続きが、マイ楽天モバイルから行うことが可能になります。そうなったら、ウェブ上でその手続きをしてください。数日後に郵送で届くはずですので、届きましたら、再発行番号がマイ楽天モバイルで表示されているはずですので、そこをクリックして再度SIMを有効にする手続きをしてください。その後、新しい端末に挿していただくと、自動的にアンテナマークが立つはずです。

ただ、その「準備中」を強制解除しても「完了」に変わるまでにタイムロスがあります。それは、今日中なのか、明日なのか、3日ぐらいなのかは分かりかねるんです。もう待っていただくしかありません。そして、チェックしていただいて、「完了」になったら先ほど申しました手続きを行ってください」

「何かご不明な点はありますか?」


って、一気にまくし立てたんです。


んー

これを80歳過ぎた超後期高齢者のオヤジに説明しようとしていたわけ?

理解すんのに一生かかるで。



なんと自己中心的な対応なんでしょう。

これじゃ、人間じゃないのと同じじゃん。


とりあえず、僕は理解しました。


ただ、もしそれでもうまくいかなかったときのために、人間と話せる電話番号と説明をした電話口のお姉さんの名前を確認して電話を切りました。




聞き手と話し手のレベルのズレ。


スマホは新時代のコミュニケ―ションの手段です。

ところが、そのスマホを販売する業界は恐ろしい貧困コミュニケーションの世界の住人達が行っていると痛感しました。


そんな中、ソフトバンクのお兄ちゃん!

最高でした。

自分になんのメリットも見返りもない状態で、とても親切に、とても傾聴してくれて、対応してくれました。

会社の名前じゃなく、働く人の資質の違いなのかもしれないけれど、僕はソフトバンクのお兄ちゃんから商品を買いたいな…って思いました。



さて、帰ってから…  夜になっても…

翌日になっても…

一向に強制解除されません。

ウェブ手続きできる状態になりません。

楽天への不信感は、ますます増幅されていくばかり…


そして、もう爺ちゃんのストレスは限界です。

スマホで電話がかけられないこと、かかってきていても受けられないことに不安障害が発動し、夜はほとんど眠れません。


もうあかん。

楽天は見限ろう。

電話番号は変わっても、つながることが優先だ!

と判断して、またイオンに出向きました。


今度は直接イオンモバイルさんへ。

そして、新規契約を果たしました。


イオンモバイルのSIMを挿して、アンテナが立ったのを見た瞬間の感動…

わかります?

こんなことがこんなにうれしいの?



まさかこんなにスマホに命の時間を吸い取られるとは思いませんでした。


ただ…ま、たくさん学びました。


伝えたいことが伝わらない…ストレスって、すごいんですね。



結局、楽天さんは、不良品のSIMカードを送り付けておきながらお客さんの責任にして、最後まで自らは何もしなかったわけです。


イオンモバイルのお姉さんも同情してくれて、楽天との契約情報の切り方など、いろいろ解決策を調べてくれたりしてくれました。


やはり、顔の見える形で対応してくれ、親切だったソフトバンクのお兄さんやイオンモバイルのお姉さんは、神対応だったと思います。


ホントに感謝したいと思います。





〈今日のおススメ本〉



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?