見出し画像

「熱海越え」Suicaなどの交通系ICカードによる、JR熱海駅をまたぐ利用は可能か?

在来線の熱海駅

・東海道本線は、東京駅~神戸駅までを結ぶJRの路線(在来線)です。
・静岡県内にある熱海駅ですが、西側から、
 ~ 沼津駅-三島駅-函南駅-【熱海駅】
  -湯河原駅-真鶴駅 ~ 横浜駅 ~東京駅
 という位置関係となります。
・東海道本線は、JR3社での管轄に分かれます。
 JR西日本・・・神戸駅~米原駅
 JR東海 ・・・米原駅~【熱海駅】
 JR東日本・・・【熱海駅】~東京駅
 熱海駅は、JR東海とJR東日本の境界駅です。

交通系ICカード

鉄道各社等が発行している電子マネーです。
・JR西日本発行「ICOCA(イコカ)」
・JR東海発行 「TOIKA(トイカ)」
・JR東日本発行「Suica(スイカ)」
 などが該当します。

先に結論

交通系ICカードの相互利用は可能

交通系ICカードは、
基本的には発行主体のエリアでの利用を想定されていますが、
代表的な上記カード等は、他のエリアでの相互利用が可能です。
 例)「Suica」をTOIKA(JR東海)エリアで利用可能
  「TOIKA」をSuica(JR東日本)エリアで利用可能

Q. 全国相互利用サービスとはどのようなサービスですか。

JR東日本

タッチアンドゴーで(降車駅)自動改札の利用はできない。

相互利用可能な交通系ICカードであっても、
それぞれのエリアをまたいでの利用はできません。
降車駅の自動改札でエラーとなってしまいます。
 ※「Suica」、「TOIKA」いずれのICカード使用でも同様です。
 例1) JR東京駅乗車 → JR函南駅降車 時、
   JR東京駅自動改札OK → JR函南駅自動改札【NG】 
 例2) JR沼津駅乗車 → JR湯河原駅降車 時、
   JR沼津駅自動改札OK → JR湯河原駅自動改札【NG】

降車駅で精算を行えば、交通系ICカード自体の利用は可能

降車駅の改札窓口又は自動精算機で精算を行えば、交通系ICカード自体はそのまま使用することができます。
※自動精算機につきましては、設置されていない駅(改札)もありますし、機械自体が古くて対応していないケースもある様ですので、個別にご確認願います。 

境界駅、熱海駅での乗降車はどうなる?

熱海駅構内は、JR東日本の管轄であり、
従来はSuica(JR東日本)エリアとなっていましたが、
2021年3月よりTOICA(JR東海)エリアにも含まれるようになりました。
現在は、出口改札に各エリア対応の自動改札2種類が設置されており、
例えば、沼津駅からなどTOICA(JR東海)エリアから乗車で来た場合、
右側のTOICAエリア専用自動改札を使用すれば、
タッチアンドゴーで改札を無事出ることができます。
※間違えて、Suica用自動改札の方を通ろうとすると、エラーで出ることができません。少し恥ずかしい思いをします。(笑)

Suica対応とTOICA専用改札機が並ぶ熱海駅の改札口

ブログ『車とともに「こぼれ話」』

補足情報.

・エリアをまたぐ利用の場合、交通系ICカードを使用して自動券売機で紙の切符を購入することができますで、紙の切符で利用すれば上記の様な降車駅での精算手続きは不要となります。
・「モバイルSuica」などについても、基本的にはICカードタイプの「Suica」等と同様の使い方(考え方)となります。

#熱海越え #熱海またぎ #熱海駅 #交通系ICカード #Suica #TOICA  #乗り鉄

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?