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シーズンBの振り返りと最後のシーズンに向けて


8月もあっという間に終わってしまい、気づけばマレーシアに来てから1年が経ち、1つ歳を重ねました。この一年をざっくり振り返ると新しい経験をたくさん出来たと感じるとともに海外に出て改めて自分の力不足をあらゆる面で感じました。
とにかく今は自分にできることを一生懸命励み少しでも自分をレベルアップできればと思います。



7月末に自分のアカデミーはシーズンBが終了し、今はもう直ぐ始まるシーズンC(シーズン最後)の準備を進めています。
シーズンBは初めて自分自身がトレーニングも試合も全てを管理しヘッドコーチとして選手達と向き合っていきました。


1月から指導を始め半年以上が経ち間違いなく選手各々の競技レベルの向上、個人としてのメンタル的な成長を感じる事ができ、ポジティブに思える一方、トレーニングで出来た事が試合になると上手く表現できなかったり、どこか自信がなさげだったりとそういった状況もかなり見受けました。
フットボールは相手がいて初めて成り立つもので、彼らはパンデミックもあり今年に入るまでほとんど試合の経験がなかったといいます。
もちろん試合経験をもっとさせてあげる必要がありますが、リアルな状況でのトライがもっとできるように選手達にもっとアプローチの仕方を変える必要があるとも感じました。


僕自身、日頃から選手達に「試合の結果は関係ない、とにかくフットボールを楽しみ自分ができるプレーを試合の中でたくさんトライしようと」彼らに伝えています。
(負けが続くと親から勝ってくれと言われますが笑)


個人的には彼らの年代や状況を踏まえ、結果よりも選手個人がどれだけ試合の中で日々取り組んでいることを表現できるかがより今は重要だと思います。
(どうでしょう?指導者のエゴ?もちろん勝ちたい!)


半年前、パス1つ満足に出来なかった彼らが、ゲームの中でパスを繋ぎシュートまで行く。ディフェンスで相手が怖くてボディーコンタクトを避けてた選手がチームのために果敢にハードワークしボールを獲りに行く。
このようにできるようになったことを試合で表現できてコーチや親に褒められてフットボールがより楽しいと思えるのではと僕は思っています。
もちろんそれに勝利がついてくれば尚良いですがそれは次のステップだと考えてます。


そういった中で総括すると“選手“はこの2ヶ月半本当に良く頑張ってくれましたし、成長したなと思います。
僕は試合やトレーニングの時、選手達が自分が想像していなかったプレーをした時に咄嗟に日本語が出てしまいます笑「すげー!」「やばい!」のような、、、笑
そうすると選手達が「Coach!What did you say?」と聞いてきます。
僕は「Amazing! 」「Awesome!」「wonderful!」と彼らに伝えます。
そしたら彼らが良いプレーをした選手に「やばい!」と褒めるんです笑
こういう現象も僕にとっては本当にポジティブな事だと考えています。


ただ自分に目を向けると全然ダメで引き続き改善の余地しかないなと。
コーチングの部分でもっと細かく伝える必要があった状況もたくさんあるし、その現象に対してのコーチングだけではなく、プラスαで選手によりインプットしてもらえるような伝えなくてはいけないと改めて感じました。これは日本で自分が学んだ事でもありまだフットボールのいろはを知らない彼らだからこそ自分が伝える言葉の一つ一つがより重要だと感じました。


まあいつも通り反省点しか出てこない典型的な日本人マインドです、、、。


そして9月から今年最後のシーズンが始まります。
僕自身最後のシーズンはU10とU13の2つのカテゴリーでヘッドコーチをすることになりました。これは僕にとっても新たな大きな挑戦で特にU13に関してはより勝利を求めなくてはいけない年代であり、競争意識も感じてもらう必要があります。
またより戦術的なことを彼らに落とし込まなければいけませんし、個人スキル+グループとしてのサッカーの認知、判断といったところもこの年代の選手には伝える必要があると思っています。


常に僕自身の成長スピード>選手の成長スピードであり続けるために引き続き精進していきます。

最後に我々のフットボールスクールのウェブサイトとSNSがオープンしましたのでぜひ見ていただき、拡散していただけると嬉しいです。

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