私の私による私のためのプレイリスト①

私の趣味は音楽鑑賞です。文字にすると「うわ、クソつまんねーなコイツ」と自分でも思うけど、ある一定の分野では高校一詳しかった自信がある。だからなんやねん。
好きなジャンルは、ボーカロイド・邦ロックあたり。洋楽やアニソンも聴きます。逆にオリコンでランキング入りしてる歌はサビしか知らなかったりするのでカラオケでちょっと着いていけない。

そんな私が

自分で自分のために自分の音楽プレイリスト

を作りました。まあ誰得だよって感じなんで適当に流して下さい、オナシャス。各分野5曲ずついきます。
まずはボカロ部門、スタート!

①少女レイ/みきとP
この曲知ってる人は少なくないんじゃないかな。もうすぐ100万再生いくし。(2019年3月19日現在)
言わずと知れた、あの『ロキ』のボカロPの曲です。
この曲は、90年代のドラマ『人間失格』を元に書かれたそうです。(確か本人がインタビューで言ってた)
こういう、何かに影響を受けた作品だったり何かのオマージュだったりが好きなんですよね、私。
そしてその元ネタのネタバレや感想を見るのはもっと好き。分かる人いるかな?
私はそのドラマを見たことないんですが、近々TSUTAYAでレンタルでもして見たいなと思います。未だにネットじゃなく店舗にレンタルしに行く派。

話が逸れましたが、この曲はまさに夏!って感じの曲。
PVも勿論、曲中の蝉の鳴き声や踏切のカンカンって音(私は何故かこれに夏を感じる)、あとは、Wiiのスーパーマリオブラザーズの海の面みたいなサウンドが夏っぽいです、パネェ。
それでいて爽やかで暑苦しくはなく、むしろ何故かこの曲を聴くと背筋が凍える瞬間があります。
まあいじめ、同性愛、高校生、自殺、(私がこの曲で思い浮かぶ)単語を並べてわかる通り、曲の歌詞はあまり明るいものではありません。そのせいでしょうね。
『人間失格』をモチーフにしてるんだから、夏と言っても「夏休みいやっふー!」って感じではないです。
歌詞を意識せずに聴いていたら一見(?)爽やかなサマーソングに聞こえるけど歌詞を見てみたらワオ、びっくり!めちゃめちゃゾクッとするやないかい、がこの曲の好きポイントです。

②キメラ/ATOLS,P
この曲、私にはちょっと難しすぎる。
正直PVも歌詞も意味が分かりません。最初聞いた時は鳥肌が止まりませんでした。なんがこれ気持ち悪ぅ!って。でも、分からないこそ(いい意味で)気持ち悪くて病みつきになります。

生物学における キメラ (chimera) とは、同一の個体内に異なる遺伝情報を持つ細胞が混じっている状態や、そのような状態の個体のこと。嵌合体(かんごうたい)ともいい、平たく言うと「異質同体」である。(Wikipediaより)

これは何となく分かる。ていうかキメラって鋼の錬金術師に出てくるニーナでしょ?「カンのいいガキは嫌いだよ」ってやつ。
でもやっぱりこの曲の意味は理解出来なかった。
でも、YouTubeのコメ欄で「片方が本物の一人になるために片方を消そうとしているように聞こえる」と、言っている人を見てびびびっ!ときました。大好きです、このびびびっ!って感じ。

二卵性双生児のペアの8%ほどは血液キメラである。双生児でない場合の血液キメラも知られているが、これは妊娠初期に双生児の一方が死亡し、生存している方に吸収されて血液キメラが生じたと考えられている。(Wikipediaより)

繋がりを感じますね。このYouTubeのコメントを読んで少しスッキリしたと同時にぞくりと寒気がしました。もしこの解釈だとしたらなお一層病みつきになりそう。てか取り憑かれそう。


③命に嫌われている/カンザキイオリP
この曲は②の「キメラ」とは全く逆で、歌詞がド直球で分かりやすいからこそ心打たれる。歌詞を打ち込んで流すだけ、みたいなPVがまた良いですね。
この曲、共感する歌詞が多々あります。
例えば

画面の先では誰かが死んで
それを嘆いて誰かが歌って
それに感化された少年がナイフをもって走った。

という歌詞。私はナイフをもって走り出すことはしませんが、誰かが歌った歌に感化されて映画の主人公よろしく感傷に浸ったり、実は自分凄いんじゃないかと思って何かしてみたくなったりします。痛いな、この高校生。

お金がないので今日も一日中惰眠を謳歌する
生きる意味なんて見い出せず、
無駄を自覚して息をする。

不死身な身体を手に入れて、一生死なずに生きていく。
そんなSFを妄想してる

こういうの、めちゃくちゃ分かる。金がなくてネットサーフィンしてばっか。インスタで友達の楽しそうなストーリー見ちゃって無駄に病むとか、自分がヒーローになって人助ける妄想しちゃうとか、まあ私女なんだけど。

こういう他人に言うのはちょっと恥ずかしい思いを抱えてみんな生きてる。
共感出来るからこそこの曲は歌詞が響くっていうか、ストンって歌詞が胸に落ちてくる感じ。聴いてて辛くなるけど聴き終えたらなんだかスッキリしてる感じがね、好きです。

最後の「生きろ。」のところは本当に鳥肌モノ。こういう曲は人じゃなくてボカロが歌うからいいんですよね。


④dancer in the dark/有機酸P
この曲は、私がこないだnoteに感想を書いた映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を見るきっかけになった曲。映画を元に曲が書かれたかは分からないけど、歌詞を見る限りそうなんじゃないかなぁと私は思っています、勝手にね。

歌詞は正直意味分かりません。多分映画の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を見た人ならオマージュじゃないかって分かると思います。だから映画見てからこの曲聞いてください((

私は元々、映画の方を知っていて、その後この曲を聴いて好きになりました。
でもYouTubeのコメント欄を見る限り、みんな映画を知らず歌詞を推測しているようでした。(映画知ってる人も2人くらいだけいた)
それがなんだか滑稽に思えてしまいました。
決して馬鹿にしているわけではなく(私もそうなので)、無知って怖いなと思いました。
きっと映画の方を見なければ私もこの曲の歌詞を理解出来ないまま好きにならないまま聞き流していただろうし、映画の方を知っていたことでこの曲を好きになれたので。
世界を知るって大事なことだなと思います。


⑤Just Be Friends/Dixie Flatline,P
言わずと知れた名曲かな?結構昔、10年くらい前の曲なので最近ボカロにハマった人だと分からないかもしれません。
この曲は、私がボカロを知り、私をボカロ沼に引きずり込んだ曲です。
こんな完璧な構成の失恋ソングを私は初めて聞きました。
この曲についてはいつか自己解釈したいのでここでは控えておきます。
とにかくこの曲を知らない人は今すぐニコニコかYouTubeへGO!聞け!


ってな感じで第1回私の私による私のためのプレイリストを終わります。長かったですね、書くの疲れました。
歌なんてその時の気分や状況によって解釈や聞き方が変わってくるし、好きな順番も変わりますが、これは今の私のプレイリストです。
ここまで読んで頂いた皆さんありがとうございます。それではまた。

次は漫画『クズの本懐』の感想書こうかな。


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