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私の好きなカバーソング(35) 「セント・トーマス」ソニー・ロリンズ、ジョシュア・レッドマン、ミシェル・ペトルチアーニ

テナーサックスの巨人、ソニー・ロリンズの1956年のアルバム「サキソフォン・コロッサス」冒頭の超有名曲です。
自分がジャズを好きになった1980年代は後半がCD普及期に重なりました。名門レコード会社が次々に過去の名演名盤をCD化して発売、そんな時代にこのCDを買いました。
カリプソ調とされる明るく楽しい曲でカリブ海が見えてくるようです。聴いてるとなんだか前向きになります。ソニーロリンズのファンになってその後コンサートにも行きましたが、延々と溢れ出るアドリブに驚き、圧倒されました。

テナーサックス奏者ジョシュアレッドマンのカバーはイントロの長いソロがカッコよくて、引き続いてカルテットのテーマ演奏になだれ込む瞬間は震えます。
レジェンドの名曲を同じテナー奏者がカバーするなんて、ど素人の私は考えるだけで尻込みしますが、そこは次世代の巨匠ジョシュアレッドマンです。


ミシェルペトルチアーニは先天性疾患を持ち、高速で一生を駆け抜けたフランス人ジャズピアニストです。ライブのチケットを入手したのに来日直前に天に召されてしまいました。ベースの超絶名人ニールスペデルセンとのデュエットです。楽しそうです。


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