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私の好きなカバーソング(45)「It Might As Well Be Spring(春の如く)」 アストラッド・ジルベルト、ビル・エバンス、カサンドラ・ウィルソン

全国的には季節は春と思いますが、当地(北海道)はまだ冬で積もった雪が完全に融けるにはまだ3-4週かかりそうです。今回も春を待つ曲です。
この曲は1945年に映画の挿入歌として作られ、まだ春じゃないのに春が来たかのような浮き立つ気持ちを歌っているようです。
春をテーマにした日本の歌もやってくる春への期待や希望を歌う前向きな曲が多いです。童謡の「春よ来い」、キャンディーズの「春一番」とか。
松任谷由実の「春よ、来い」と童謡の「春が来た」はまた別ですが。
自分は北海道で生まれ育ちました。子どもの頃春が来て何が一番うれしかったかというと、根雪が融け自転車に乗れることでした。遊びの行動範囲が一気に拡がるのです。

ボサノバの女王、アストラッド・ジルベルト版はボーカルものではたぶん一番有名ではないでしょうか。柔らかい声と脱力系の歌唱がワクワク感をよく表します。テナーサックスはスタンゲッツでジョアン・ジルベルトも参加し、「イパネマの娘」を彷彿します。

ビルエバンスのトリオ演奏です。今回も余計な説明なしです。
心穏やかに、春を待ちたいです

米国のジャズ歌手カサンドラ・ウィルソンとフランスのジャズピアニストジャッキー・テラソンのアルバム「ランデブー」からです。
地の底から聴こえてくるようなカサンドラウィルソンの声がスキです。
ちょっとダークな、春を待つ歌です。


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