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実食!関東初の外洋養殖岩牡蠣『鶴宝』/Rock oyster“Kaku-hou”in神奈川県真鶴町

2023/05月(4日と11日) 訪問

この季節になると日本各地で岩牡蠣が出回ります。今回千葉県の情報を色々と調べていたら、偶然『真鶴半島の岩牡蠣』が出て来ました。え?真鶴に岩牡蠣あったっけ?と思い、食べる事含めこれは色々調べるしか無いなという衝動に駆られいつものように現地へ行ってみました!

↑赤丸のあたりが神奈川県真鶴町です。東京駅および静岡駅どちらでも、JR東海道線で約1時間40分で到着できます。
JR真鶴駅到着(この時は朝9時くらい)
駅ホームより
駅ホームから階段を降りるといきなりポスターが
改札口へ向かう通路にも
駅出口の上…
改札口出てすぐ左側…
更には駅出口外の駐輪場…推してますね!

真鶴駅プラットフォームを降りて改札口出るまでに階段や通路壁には『真鶴の岩牡蠣鶴宝(かくほう)』が大々的に宣伝されてます。JRグリーン車に乗って真鶴駅を下車し、グリーン券を駅窓口で提示すると何かJRのグッズが貰えるイベントをやっているらしいです。

これは地元漁協、もしくは岩ガキ生産者さん達のアイデアと取り組みなのか?このような事も含め今回事前に連絡を取った真鶴の養殖岩牡蠣『鶴宝』の生産を手がける㈱岩牡蠣BASEの皆木社長にお会いする為に出荷場へ向かいます!

では早速徒歩で現場へ!

↑岩牡蠣BASEの場所はこちら。真鶴駅から徒歩約15分
駅を背に左側へ行きます
すぐにこの地下道があります
↑地下道壁に岩牡蠣鶴宝のイベント告知を発見

読んでみると…

『鶴宝 出荷イベント:皆様今年もお待たせしました。 鶴宝出荷3年目を祝って今年は野外イベントを行います。
・場所:真鶴町里海ベース
・日時:5月 14日 (日)5月22日 (日)雨天 曇りの日は中止します
・時間: 11時~15時(ラストオーダー)鶴宝1個 (焼き) +生ビール 又は 鶴宝1個 (焼き) +ソフトドリンク1000円(込み)開催決定は前日土曜日の午後1時に決定 (天気をみて判断します)
・連絡方法:観光協会のフェイスブック又は協会までご連絡下さい。 0465-68-2543まで。生ではない鶴宝をぜひ楽しんで下さい。』

↑と書いてありました。ああ…理想的なイベント。行ってみたかった(>_<)

では地下道を出て左側へ
↑しばらくすると岩海岸に到着

前方に見える橋は、岩大橋と呼ばれ相模湾の海岸線を根府川から湯河原までつないでいる全長4.5キロの有料道路です。

↑岩ガキの出荷場はまさにココw
現場に到着しました。早速㈱岩ガキBASEの皆木社長に色々お話しをお伺いしました

下記リンクもご参照下さい

↑こちらにも書いてある通り2015年に養殖をスタートしたそうです。この漁協では、これまでの定置網での漁獲量が減り、何かをしなければと考えていたところ、行政で交流のあった島根県海士町での岩ガキ養殖にヒントを得て、技術を導入、岩ガキBASEを立ち上げ現在に至っているとのことです。

真牡蠣もある中でなぜ岩牡蠣を選んだかは、この漁場の使える広さと出荷時の採算ベースが理由みたいです。

この橋の沖合いに岩ガキの養殖場があります

養殖方法を簡単に説明しますと、先ずはホタテ貝殻に付着した稚貝をある程度の大きさに育て、その後カゴに移し、沖合いで等間隔の垂下式で更に育てるという感じです。出荷まで3年はかかるそうです。

そして水揚げされた岩ガキは今正に私が来ているこの
、滅菌海水対応型集出荷施設で牡蠣殻を研磨~浄化滅菌~箱詰め~出荷されるとのことです。中の様子は㈱岩ガキBASEさんで公開されてる下記動画を見ると分かりやすいです。

さて、いくつかお話しを聞かせて頂きましたが、皆木社長に養殖していてどんな事が大変ですか?と質問させて頂いたところ、海域の漁具及び牡蠣に付着したフジツボの除去や、牡蠣が思うような大きさに育ってくれなかった事などをおっしゃってました。

出荷場前にあったブイ

以前千葉県内の牡蠣養殖を手がける漁協さんに行った時は、浄化滅菌前に牡蠣に付いた付着物をローターによる手作業で一つ一つ削り取っていました。ここ真鶴の岩牡蠣は大型機械のグラインダーを使っていますが、この作業は牡蠣養殖者にとって我々一般人が思う以上に大変らしく、なかなか思うように作業が追いつかないみたいですね(>_<)

JR真鶴駅構内のポスター

そして冒頭で触れた上記の宣伝に関してはJRさんが、真鶴の岩牡蠣『鶴宝』のイベントをやりたいとの事で全てのキャンペーン企画告知を全面的に行っているとのことでした。

岩牡蠣BASE出荷場にて

皆木社長お忙しい中、興味深い色々なお話しをして頂きありがとうございました!(^^)

それでは、いよいよ実際に私が訪れたこの鶴宝を食べることができる場所をご紹介します。真鶴の新しい名物をオイスターツアーの如くバンバン食って行きましょう!

先ずは『森下魚店』さん

真鶴駅から徒歩約8分、岩牡蠣BASE出荷場からは徒歩約10分で到着しました。地場の魚介類も水槽で多数揃えてる魚屋さんで、鶴宝取扱店です。私は以前千葉県飯岡の魚屋さんで磯ガキをその場で食った経験から、この魚屋さんはやってくれるはず!と思い↓

頼んでその場で開けてもらいました!ただしお箸やポン酢はありません!むしろ初っぱなはその方か臨場感があって良い😄

5/4訪問時: この時は400円のを2つ

旨い!牡蠣を食べるといつも思うのはその育った海の味です。これが真鶴半島魚つき保安林を有する相模湾の味なんだなと思いながら噛み締めます!ああ…しかしビールが欲しい(>_<)。個人的に旨い魚介類を食うときはゼッテービールが必要なのです(>_<)

5/11にまた訪問!

魚介バカの私は2週連続で訪問!今度はこの森下魚店さん隣にあるスーパーマーケットで缶ビールを買いバッチリ鶴宝とビールを堪能しました!いやホント旨い!

さあ、次に行きましょう!

『魚座』さん。真鶴町の町営の漁港の真上の魚市場食堂

朝10時より開店。ロケーションも良く、ファミリーや団体客、カップルにオススメ出来る規模の海鮮食堂で、下の階は魚市場になってます。

真鶴駅から徒歩で約18分。最初に訪問した森下魚店さんからは徒歩約14分で到着できます。この日は10時前に店前で並び1番客で入店しました!

この時はMサイズを2つ注文!
レモンとポン酢で提供

ホント余談なんですが、この日あとから団体客が来まして、外の駐輪場を見ると昭和に流行った暴走族を彷彿とさせる(いや…むしろ現役か?)シャコタンのセドリック、マークツー(中には中森明菜のロゴがある車も…)など10数台の懐かしい車がありました(>_<)

では次に行きましょう!😄

この日3軒目『丸入水産』さんは活地魚を取り扱う料理屋です

先ほどの『魚座』さんからは徒歩約2分、真鶴駅からは徒歩約18分の距離。

ここはレモンのみでの提供

鶴宝美味しく頂きましたが、このお店はどうやら予約が絶対必要な人気店だと思いました。この日11:30分に1番客として入店しましたが、その後次から次へとお客さんが来て、予約無しの方は入れてませんでした。そして後に来たお任せ刺身盛が、私の魚介バカ人生の中で文句なくナンバーワンのクオリティで、思わず『えー!!』と叫んでしまいました!(心の中でw)この事は後ほどレポートさせて頂きます😄

さあまだまだ!次から次へ鶴宝食べ歩きツアー行きましょうw!

AMAYA海女家さんは魚介類の磯焼き蒸気鍋も楽しめます

隣に地元漁師さんが漁具を手入れする古い集落のような網小屋があるのにファッショナブルでおしゃれな店です😄

真鶴駅から徒歩約11分。この日案内された席は漁港が目の前でロケーションは最高だなと思いました。カップルに強くお勧め出来るお店です!(私は一人ですがw)

レモン添えですが、みかんポン酢をお勧めされました。どちらも旨かったです

さあ次は最後のお店へ!

レモンと塩で提供されました

鶴鮨さんは真鶴駅から徒歩約1分!地元魚介類が頂ける駅前のお寿司屋さんです。

やはりお寿司屋さんで食べると一味違う気がします

さて、2週連続で真鶴へ行き『鶴宝』が食べれる店をいくつか訪問しました。提供する飲食店それぞれで添える調味料が違く、同じ鶴宝でも店の雰囲気やロケーションで味わいが異なるんだなと実感しました。

今回ホントは他のお店もいくつか行ったのですが、実際は入荷してない、店が臨時休業、開店時間前などの理由により私が実食できたのは上記の5軒だけになりました。

↑こちらの岩牡蠣BASEさんのホームページには鶴宝取扱店が掲載されています。

私からの助言としまして、行きたい店が見つかれば、実際に訪問する日に鶴宝があるかどうか確認の電話はした方がよいと思います。私もこのホームページを見て事前にあるかないか確認して現地へ行きました。

最後に、この真鶴の岩牡蠣は真鶴町が全国から愛称を公募し、465件の応募の中から選考の結果『鶴宝かくほう』に決まったそうです。

名前には真鶴らしさを取り入れ、子や孫など後の世代に宝物として残したいとの思いが込められているとの事です。

この新しい真鶴半島の名物『鶴宝』が起爆剤となり町の活性化に繋がる事を願ってやみません。


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