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(番外編)2020東京オリンピックホストタウン-静岡県牧之原市

2021/12/02訪問
先ず初めに今回の投稿は魚介類とは関係ない話題になるので番外編となります(#^.^#)

前回の投稿で少し触れましたが私は2020東京オリンピックの東京都公式ボランティア(City Cast)です。

東京オリンピックCity Cast公式ユニホームの私

City Castの活動は、主要な駅、空港、競技会場付近に配置され来場者に観光や交通情報を提供する事でした。しかしながら今回のコロナパンデミックにより予定していた全ての活動が無くなりました。

そんな中でも私に出来る事はあるはずだと考え、今回の全競技会場を地点登録リスト化し、オリンピック&パラリンピックに参加した国と地域をメダル獲得ランキングでまとめ、参加アスリート数&参加競技種目などを全て日本語と英語で書きその全てをGoogle Maps上に公開しました。↓

https://www.google.com/maps/placelists/list/5SHpKiTnudPTsOqBZh08ftDyoHTxPQ

↑『2020東京オリンピック&パラリンピック』全国競技会場リスト


https://www.google.com/maps/placelists/list/SjLQSQY3cBDnfia1owu1nOy0N86WOA

↑『2020東京オリンピック』参加国及び獲得メダル数、参加選手数、参加競技種目リスト

https://www.google.com/maps/placelists/list/dE6OcN0cZvysIfOyuStE92xWBX4puA

↑『2020東京パラリンピック』参加国及び獲得メダル数、参加選手数、参加競技種目リスト(パラリンピック種目は選手の障害の度合いでクラス分けされていて難しく英語と日本語表記に苦労しました(>_<))

さて、今回の東京オリンピック&パラリンピックにおいて『ホストタウン』として各国からのアスリートを受け入れ、事前合宿を主催した日本各地の地方自治体をご存知の方は少ないのでは?と思いました。

オリンピック開催前はホストタウンとして名乗りを上げていた地方自治体も、緊急事態宣言により選手受け入れを断念もしくは相手国からキャンセルの通達があったりして実際にホスト活動が出来た市区町村は限られました。

アメリカ代表4選手及び関係者
牧之原市役所榛原庁舎情報交流課で頂いた資料

そんな状況の中でしたが、全国のホストタウンを色々調べていたら、アメリカ合衆国サーフィンチームのホストタウンとして静岡県牧之原市の取り組みが素晴らしく感じたので実際に現場へ赴き、担当した職員さんにその時の状況及び、どう選手達をもてなしたのか色々聞いてみました。

埼玉に住んでる私は、牧之原市役所訪問にあたり、事前に同市役所情報交流課にメールし、東京方面からどうやって行くのが良いか問い合わせたところ丁寧に下記の返信がありました↓

◎牧之原市役所榛原庁舎までのアクセス
・東京駅→静岡駅下車(電車)
・JR静岡駅から「しずてつジャストライン」(高速バス50分)
→特急静岡相良線に乗車「静波海岸入り口」で下車
・静波海岸入り口から牧之原市役所榛原庁舎(徒歩10分)

…との事でしたが、市役所周辺にアメリカサーフィンチームが使った海岸、宿泊施設そして人工波を作るサーフィンプールがあったので、現地では徒歩では機動力に欠けると思い、バスで行くのを辞め20kmくらい離れた焼津市でレンタルサイクルを借りて行く事にしました。

焼津駅前
電動アシスト付きレンタルサイクルがある駅前焼津市観光案内所

焼津市観光案内所から自転車で約2時間で牧之原市役所付近に到着。先ず最初にUSAサーフィンチームが練習に使った静波海岸へ行ってみました↓

牧之原市役所榛原庁舎情報交流課の資料より

↑『Kazu4 Chanel』さんが静波海岸での様子を見事に撮っておられます。

12月にも関わらず静波海岸にはサーファーがいっぱいいました。しばらく海を見ていましたがハッキリ言って波が小さい…(>_<)これじゃ練習にならないのでは?と強く思いながら、次へ向かいました。

牧之原市役所榛原庁舎

事前に連絡を取っていた牧之原市役所榛原庁舎5階情報交流課に到着。すぐに担当した職員さんが出て来てくれて、サーフィンチームに関する色々な物を見せて頂きました

アメリカ代表選手サイン入りボード
実際に選手が着用した衣類
金メダリストのカリッサムーア選手のメッセージ

この情報交流課ではとにかく知りたかった話が聞けよかったです。更に色々な資料まで頂き本当に遠路はるばる来た甲斐がありました。

頂いた資料1英語バージョン
頂いた資料2
資料1の開き。左にアメリカ代表チームに食事を提供した料理長が写ってます。右は牧之原市役所の職員さん達

牧之原市役所榛原庁舎を出て、次に向かいました。

アメリカ代表チームが宿泊したホテル、スウィングビーチ
スウィングビーチ1階フロント前
選手滞在中は厳格な感染予防マニュアルに沿い各選手の部屋へ食事が提供されました。

アメリカ代表チームが実際に宿泊したホテルを訪問し、最後に練習に使った静波サーフスタジアムへ

人工波サーフィンプールSSJ
SSJ二階カフェバーにてガーリックシュリンプ
カフェバー窓際より

静波サーフスタジアムでは、二階のカフェバー『IDキッチン』は誰でも利用可能で、窓際から人工波に乗るサーファーを見る事ができ非常に面白いです。

↑実際にアメリカ代表が練習に使った動画がありました。

さて今回、2020東京オリンピックサーフィンアメリカ代表のホストタウン牧之原市を訪問しましたが、一連の流れを上手くまとめたDVDを牧之原市役所榛原庁舎情報交流課から頂きました↓

頂いたDVD

↑このDVDはYouTubeで見ることができます。

↑そして牧之原市で合宿を行ったアメリカ代表チームの一人、カリッサムーア選手が見事女子金メダリストになりました。

↑その後、金メダリスト本人であるカリッサムーア選手から『来年私は牧之原に帰ります。牧之原の皆さんと、またお会いしたいです』と話があり、牧之原の子どもたちとサーフィンや英語教育を通した交流をしたいという希望を伝えたそうです。

ホストタウンとは、オリンピック&パラリンピック通じて地域の活性化、観光振興などに資する観点から、参加国・地域との人的・経済的・文化的な相互交流をはかる地方公共団体のことを指すとありますが、地域の活性化及びグローバル化において牧之原市の取り組みは成功したのではないでしょうか。

このような主要メディアに出ない、地方自治体の努力をオリンピックパラリンピック終了後に、今回何も出来なかった私が今まさにボランティア活動の一環としてお伝えしてます。

静岡県牧之原市に来た時はオリンピックレガシー巡りとして上記各所を見て回るのも面白いと思います。

最後に、冒頭で述べましたが、City Castの活動は観光や交通情報を提供する事。今後も番外編としてオリンピックレガシーをお伝えしていきたいと思います(^o^)

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