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小さなWeb制作会社がTwitterで採用活動をしてみた話

人手不足のため、昨年秋にWebデザイナーの採用活動を始めた。予算と時間があって、さらに会社の技術レベルも高ければ、MOREWORKS に掲載したかったのだが、あれもこれもない弊社では、ない知恵を振り絞るしかなかった。

まず真っ先に浮かんだのは Find Job! 。Web制作業界に特化した求人媒体で知名度もあり、費用も安いからだ。5万円から掲載できて、何より成果報酬が発生しない。3年ほど前に掲載した時は10人くらい面接できて1人雇用した。ただ、応募してくる方々のレベルはあまり高くなく、どちらかというと未経験者の応募が多かった。今回も未経験者でよければFind Job!に出稿しようと思ったが、育成しながらの雇用は、小さな制作会社にはなかなか堪えるので、Find Job!は一旦保留に。

ちょうどよいレベルの人へのアプローチは難しい

ここで求める人材の話をすると、弊社では、キャリア1〜2年といった、一通りできるようになって、これからスキルアップしていくような人を求めていた。実力のあるデザイナーは、やりがいや年俸も踏まえて高いレベルの制作会社や事業会社へ行くからだ。弊社でも、もちろん実力のあるデザイナーに来て欲しいが、そもそも、それに見合う年棒を提示することが難しい。また、常時1〜3人しかいない弊社のような会社では、仮の数値で、600万円で高いレベルのデザイナー1人雇用するより、300万円でデザイナーやhtmlコーダーを2人を雇用した方がコストパフォーマンス高いのではと思っているのも理由の一つだ。

さて。どうしたものかという時に、友人から「Twitterを使ってみては?」というアドバイスをいただく。なるほど。確かにデザイナーにしろエンジニアにしろ、Web制作の人たちはタイムラインの中にいる印象がある。試しにツイートしてみた。

雑な要件だけど、悪くない反応だった。フォロワーの多い方々にRTいただいたのが大きかった。手応えを感じたので、きちんとしたページを作ってから再度ツイートしてみた。

これもインプレッション上々だったが、以前から試したかったTwitter広告をついでにやってみた。2日で1万円テストしてみた結果がこちら。

25,000ほどインプレッションが増えたが、採用ページをクリックしてくれた人は、そこまで伸びなかった。Twitter広告は初めてだったので、もう少しうまくやれば、成果は変わったのかもしれない。以下余談。

Twitter広告はターゲットを絞ることができる。性別や年齢、地域や見ている端末など。そしてキーワード設定。ここでWeb関連のキーワードを複数入れてみた。

ここで失敗だったのが「求人」というキーワードを入れたため、そこでインプレッションを持っていかれたことだ。and検索ではなくor検索で「Web制作」なしの「求人」だけで反応してしまった。確かにこの時間帯にいいねされたアカウントは「Web制作」に関連なさそうな人たちばかり。これはまずいとキーワードを絞ってみた。

「WordPress」が得意な人に見てもらおうと。インプレッションもエンゲージメントも減ったが、ターゲットに見てもらえたはずなので、よしとする。

これ以上広告出すなら、素直に Find job! した方が良い気がするので、ここで打ち止め。インプレッションも止まる。余談終わり。

結果どうなったか

お問い合わせは少しあったが、雇用はできなかった。ただ、フリーランスの方と一人縁ができて、今も仕事している関係性になれたので、結果的には良かったと思っている。

ただ、それでも雇用しないとまずいので、再検討。熊本にいた頃、非常勤講師をしていたデザイン専門学校の先生に話を聞いてもらって、一人、優秀な学生を紹介してもらって採用が決まる、早い。採用活動なんだったんだ。以上です。


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