【不倫発覚→円満離婚までの備忘録】 #015 「子どもたちへの伝え方」
離婚をすると決めて、息子にはほんのり言った。
「パパは〇〇のパパで、ママは〇〇のママなんだけど、パパとママは家族じゃなくなります。」
と伝えたら、「うん」と言ってなんだか真剣な顔つきになっていた。わかったのかな。
娘にははっきりと伝えないまま離婚届を出した。
特に生活が変わるという気がしなかったので、娘に必要書類を書いてもらう時に言おうと決めていた。
必要書類というのは、戸籍をわたしの方へ移すために家庭裁判所に「子の氏の変更許可申立」というのをするのだけど、
15歳以上は本人直筆の申立書が必要となる。
その用紙には理由などの記載もあり、「父母の離婚」という文字をがっつり見ることになる。
これを記入してもらう時に伝えて、どちらの戸籍がいいかをちゃんと聞くことにしようと考えていた。
新しい戸籍謄本ができあがってからの申立になるので、5月28日に離婚届を提出し約20日経ってから娘に伝えた。
「パパとママ、離婚してん。」と言うと、
「あ、やっぱりしたんや。」という軽い口調での返事だった。
「5月28日に。特に生活変わってないやろ?だから大丈夫。パパはずっと〇〇のパパやし、会ったらあかんとかの決め事もないから。」
で、戸籍はどっちにするかを聞いたら、どっちでもいい、との答えだった。
すかさず「じゃあママの方な。」と言って書類書いてもらった。
書類の「父母の離婚」っていう文字を見てどういった感情だったのかな。
◆◇◆◇◆
離婚届を提出してから1ヶ月が過ぎたある日
夕方息子と2人、
ソファでまったりしていると突然
「ママ、じいちゃんのこと好き?」
と聞いてきた。
わたし「じいちゃんて?」(義父のことか?)
息子「ばあちゃん(義母)とこの」
なんだ?突然?と思ったが、
その問いに対する答えに絡めて
パパとママは離婚をしたんだよと伝えていた。
◆◇◆◇◆
何も隠す必要はないんじゃないかな。
ママとパパの間に2人の子がいて
それぞれがあなたたちのことを
大切に思っていて
でもパパには別に好きな人ができて
ママと一緒に生活することよりも
別の道を選んで
ママはそれを受け入れて。
日本の結婚という制度では
パパは後ろめたい気持ちを
持ってしまうことになるんだけど
人を好きになる感情を
止める事ができないのであれば
罪悪感ばかりが育ってしまう。
罪悪感を抱えたまま
人生良い方向には進めないのよ。
ママはパパにもっと突き進んで欲しいの。
ママと結婚している、ということが
足かせになっているのなら
そこから解放して罪悪感をなくして欲しい。
そしてがっつり稼げるようになって
あなたたちに還元されたら良いな、
って思ってる。
みたいなことを、難しいかな?と思うところは説明を挟みながら子どもたちそれぞれに話した。
◆◇◆◇◆
いろんな考え方があるんだと思う。
いろんな家庭の形があるんだと思う。
周りの人は詳細なんてわからない。
全部話したつもりでも
ひとつの出来事が抜けているだけで
感じる感情が変わってくることもある。
当事者がそれで良いと決めれば
それで良いんでないかな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?