私は死んでいるのかもしれない。
無職ってつらい。
いや、働いている方がよっぽどつらいんだけれども。
どうしてみんな、生きていけるのだろう。
精一杯生きているんだというのは分かる。
生まれてしまった以上、成人したからには、働き、生きていかなきゃならないっていうのも、頭では分かっている。
私は、怖い。
みんな怖いと思う。
始めの一歩は誰だって怖い。
緊張するし。不安だってあるだろう。
私だけじゃないと思う。
それなのに、どうしてこんなにも生きることが怖いんだろう。
時々「私は死んでいるのかもしれない」と思う時がある。
何もない。
私の手の中には、なんにも。
私が今まで生きてきた26年という年月の間に、一体どれだけのことをやり遂げただろう。
みんなは、「私はこれをやり遂げたぞ」っていうの、ある?
何だろうなぁ。やることなすこと、絶妙に上手く行かないんだよな。
私も、お日様の下を堂々と歩きたい。
お洒落なカフェに行きたい。
映画館で映画をたくさん観たい。
年相応の綺麗なお姉さんになりたい。
言葉遣いが綺麗になりたい。
心の底から自分を褒めてみたい。
「私は頑張ってる」って、言ってみたい。
私は私を、生きてみたい。