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K-POPオーディション番組は「ガリ勉でよかった」と思わせてくれる

私は現在「R U Next?」を毎週心待ちにしています。「R U Next?」は、BTSなどが所属する事務所HYBEが主催のガールズグループサバイバル番組(平たく言うとオーディション番組)です。

(初回のステージ。本当に初回?と思うくらいみんな上手。推しはジウちゃん。)

以前からK-POPのオーディション番組が大好きで、「虹プロジェクト」や「Girls Planet 999」(通称、ガルプラ)、「BOYS PLANET」(通称、ボイプラ)などのオーディション番組にも夢中になりました。特にボイプラでは、人生で最も推せるユン・ジョンウくんと出会い、放送が終わった今も彼の活動を楽しみにしています。

上記は、ユンジョンウくんの公式Youtubeに上がっているダンスの練習動画です。放送が終わった後も供給があることが本当にありがたい。

話がそれましたが、最近になって改めて「私はオーディション番組の何に惹きつけられているのか?」を考えてみました。

もちろん数えきれないくらいの魅力が詰まっていることは大前提として、私個人における最も大きな魅力は、参加者全員が当たり前のように努力を惜しまないという点にありそうです。

努力を笑わず、お互いに成長していく子たち

私は自身の性格を「ポジティブなガリ勉」と形容することがあります。学生時代も勉強が好きでした。社会人になってからも変わらず、ストレングスファインダーでも一位はずっと学習欲です。「ガリ勉」であることは自分の良い面として認識しています。

しかし、学生のころ、周囲には勉強に(限らずですが)一生懸命に取り組む人を「ダサい」となじる風潮がありました。ちょうど反抗期だったので、そうした風潮に対して私は違和感を感じるを通り越して、「怒っていた」と思います。

オーディション番組には、そうした空気感が一切存在しないのです。参加者のほとんどが、自分に与えられた課題に全力で挑戦し、努力を惜しみません。時には順位が低いことで自分が挑戦したい曲とは別の曲をやらなければいけなくなったり、見せ場の少ないパートを担当しなければいけなくなったりします。

しかし、多くの参加者が落ち込みつつも、努力を止めません。誰かが立ち止まりそうになったら、別の参加者が背中を押す姿も見られます。

例として、ガルプラのひと場面を紹介させてください。この時は、順位順で好きな曲を選べるというルールで、こちらの3人はあまり順位が高くなかったため希望の曲を選べませんでした。それどころか全員が苦手なラップに挑戦することになりました。

まなみちゃんという日本人のメンバー(黒髪のメンバー)に至っては慣れない韓国語でオリジナルのラップを書かなければいけない状況になってしまいました。そんな状況を、自らも苦手なラップに挑戦しないといけないボラちゃん(ピンクの髪のメンバー)がメンバーを褒めて盛り上げていきます。「まなみちゃん、天才!」と日本語で励ます場面なども放送され、素晴らしい引き上げ力ですっかりファンになりました。

(余談ですが、最近別のサバイバル番組でボラさんが歌唱力を爆発させていたので、合わせて貼っておきます。)

オーディション番組では、こういった振る舞いを自然にしている参加者が多いように見えます。自分も当然努力をしているし、他者の努力も良しとしてお互いを励まし合っている。もっというと、そうした環境で「努力をすれば必ずできる」という自己効力感が育まれているようにも感じられます。

(最近一番自己効力感を感じたのはモカちゃんです。これまでなかなか審査員の先生たちから褒めてもらえませんでしたが、努力してきた分、ここに来てグイグイと魅力を振りまいています。※1番の歌い出しでセンターにいるメンバー)

若いときからそんな環境に身を置けたらどんなだっただろう、という憧れがオーディション番組を見ていると湧いてくるのかもしれません。もしくは、努力をバカにされ、怒りを感じながらも勉強に打ち込んでいたあの頃の自分が、この番組を通じて少しずつ癒されていくような感覚を覚えているのかもしれません。

社会人になってからは、ありがたいことに努力を嘲笑するような環境にはほとんど出会わなくなり、周りの目を気にせず楽しく努力できるようになりました。

それでもやっぱりオーディション番組を見ると、「私もまた頑張ろう」と思えて、そう思えること自体にも嬉しくなって、推しに票を投じるのでした。

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