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鬼滅の刃に学ぶ、物事の学習の仕方

物事の修行の方法って、だいたい鬼滅の刃アニメ版2~3話みたいなもんなので、鱗滝さんに一通りの基本概要を教わって、その後、自分でそれを一個ずつどう復習できるかみたいなのがすげえ大事。

という話です。

なのでネタバレ的なこと出ますっていうか、むしろ本編に照らし合わせてみるとより効果的かと思います。

そりゃーこれだけの内容が綺麗に詰まってれば人気出ますわ、ってことでもありますが。

だいたい、固くて重くてでかい岩しか見えてなくて、そのたびにくじけたり錆兎に木刀で滅多打ちにされる感あるっていう_(:3」∠)_

現実的にこう、なんか色んなものに打ちひしがれた感じになりやすいやつ。
あるあるですな

でも、世に言う「コツ」ってのはだいたい、鱗滝さんに一通り教わる「概要の把握と基本概念の覚え方」だったりします。

つまり基礎。

その後の学習の仕方は、なかなか教えられる人自体が少ないし、錆兎みたいに付き合って指摘してくれないので、基礎の覚え漏れがあっても把握しにくいってやつです。

そこで必殺技探し始める人が多いんですが。
古今東西、数多の物語でも自己啓発本でも語られている通り、足腰や体幹がしっかりしてないのに必殺技だけ覚えても、威力なんてたかが知れてるんです。

学習ってのはつまるところ
・炭治郎(自分、モチベーション役でもある)
・鱗滝さん(教師や参考書など、導き手となるもの)
・錆兎と真菰(仲間や先輩後輩、自身の休息や余裕、物事の整理など)
って概念に分かれます。

これを全部一人でやらなくっちゃあいけないのが辛いところですよな_(:3」∠)_

ただですね。
世の中って、まず一通りの概要とその知識をまとめる段階で躓いたり、忘れたり、空気薄くてまともに呼吸できないとか、霧で周り見えないとかよくあるんですな。

そこでモチベなくしたり、素質だけに頼ろうとしたり、単一の方法や思考に囚われたり、全体の流れと対応がつかめない段階でもがくことも多いんです。

現実には様子見てくれる師匠とか話し相手って周りにいない場合もけっこうあるので、そこで躓くことも多いっていう。
あまつさえ、そういう人に噛み付いて喧嘩別れしちゃうとか……。

そのへんを説明していこうかなと。


■鱗滝さんの訓練の意味

えー、鱗滝さんの訓練の解説です。
整理しやすいよう箇条書きにしたんで、序盤中盤終盤に分けます。


●最初の山下り
・まずとにかく実践
・周りや全体像が見えない
・一見簡単そう
・実際には罠だらけ&日常より消耗する
・困ったら一度、状況を確認する
・わかってても思ったように動けない
・やるだけで精一杯&達成感

ここまで初めての山下りです。
これ、何を表してるかといえば物事の概要把握までの流れです。

学習において、初期の段階を示しています。
めんどくさいですが、一番ワクワクする時期でもあります。
特に積極的にハマった場合は、スリリングではありますが、新しい発見だらけで成長なども実感できると思います。

とりあえず「自分が立っている場所より高いところに放置する」ってのがすげえそれっぽいです。
実際にはこれ、だんだん自分が立っている場所も判断する必要があります。


●山下りの修行編
・全体と詳細把握
・実は刃物だらけ
・本番を意識すると動きが鈍る
・とにかく基礎体力向上
・物事(刀)はコンセプトがずれると折れる
・物事が折れると心も折れる
・失敗したときは受身を取る
・基本のテンプレ/メソッドの使い方
・自分との向き合い方とリラックス
・居場所を自己確認
・自分も社会の一部
・わかってくるほど険しい

ここまで、鱗滝さんによる教えです。
要するに、教育者が手伝えるのってこの辺ぐらいまでなことが多くてですね。

世の中の理屈と、この分野における基本構成ってのはだいたいこういう事になってるよ、ってやつです。

ここまでは、物事はとにかく慣れと詰め込みでいいとも言います。
逆に、ココから先の「復習」に関しては、アドバイスや気づきを教えるくらいしかできなかったりします。

また、この頃から学習中に激しいワナや刃物が入りますけども。
物事の学習において自分が自分で傷つくことが発生します。

でも先生がいる間は、それを先生のせいにも出来るし、自分が傷つく代わりに怒ってくれたり指示してくれたりします。
手当もしてもらえるし、危なくないよう様子も見てもらえます。

自分が傷つくようになると、回復するのもエネルギーいるってわかってるので、まともな先生ほど、自分が悪者になってでも必要な話をすることを選ぶことも多いです。(別に何が足りないかを責めたいわけではない)
他人のせいにしている間は無事でいられるってのを知ってるので。

そして、ここからは自覚の話に変わります。
主に自分の内心の葛藤や気付きの問題です。

錆兎と真菰って、それをビジュアル化されてるので自然に感じるんですが、実際にはこうしたものはほぼ自問自答で解決する段階に進んでいて、なかなか。


●錆兎と真菰編
・復習と再確認の繰り返し
・目に見える目標にとらわれると焦る
・納得したことに文句言っても仕方ない
・くじけたときも常在戦場
・未熟な時ほどできてるやってると自分を過大評価
・自分を見失いがちなので常に確認
・出来てると思って出来てないことが結構ある
・そもそも意識せずに出来るようにする
・やりたいならやるしかない
・敵わないこともいろいろ参考になる
・できるようになる、成れることは事実、疑わなくていい
・休みやモチベ、話し相手大事
・余裕大事
・結局最後は地道な復習
・気がつくといつの間にか出来るようになっている

錆兎編です。
これ、復習がすげえ大事です。

だいたい未熟な時に全部やったって思うのは、なくした物を探すときと一緒で、あるはずのものが見つからないんです。

だって、未熟なんで拾い漏れがありまくるに決まってるんです。
でも出来る人がやれるっていう以上、ちゃんと基本要素を把握できて、受け売りでなく自分のものに出来ていれば出来るんですな。

で、見つからない時は、基本的に一から全部丁寧に調べ直しのローラー作戦です。

そうしたって結構先入観で見つからないので。
そして、目の前の大岩を見ながら凹む日々。

でも、今すべきことは大岩に挑むことではなく、拾い漏れを丁寧に集めて整理することです。

まあでも、そのたびに錆兎にボッコボコにされるんですけども_(:3」∠)_

真菰に慰められつつ、物事を整理して把握し直すのが大事です。
ただがむしゃらに一生懸命やるだけが学習じゃなく、理解を進めて無意識に使えるようにするのが学習なので。

残念ながら、錆兎と真菰は現実にはおらず、この辺は自問自答で解決しないといけない場合が多いです。
それでも苦しい場合は、仲間を作るとおすすめです。


■まとめ

2~3話の表現を箇条書きに直すと、だいたいこんな感じかと思いますがどうでしょ。
特にゴールが大岩だと思ってしまうと本当に囚われやすいので、進んでたらいつの間にか通っている通過点ぐらいに思っておくといいんじゃないでしょか
あとは、納得したことに対して、あまり辛いと思わないことかなあ。

まあこの先、しのぶさんの屋敷での再修行もありますが。
そこでは「常在戦場なので、わざわざ意識せずとも日常だって全部本番で素晴らしい修行ですよ」ってことを学びます。

一回一回すごいことをしてるなんて自覚じゃなく、ここまで書いてきた一連の修行みたいなことはみんな日常的に意識しなくてもやるもんですよ、と。

要するに、集中なんかしてなくても、それを普通にしていこうぜっていう。

修行しようと思うとなかなかに大変ですが、その過程をいかに普通に自然にできるか。そんなことを考えつつ楽しんでもらえればいいんじゃないかなーって思います。

‪困ったら、箇条書きのどれかに当てはまるか考えてみるだけでも参考になると思います。

願わくばこういうことが誰かの助けになりますように。

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