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WEB3経済はSecondLifeにあった?!


WEB3が何か?ということがわかっている人は実際とても少ないと思います。今更聞けないWEB3は2月1日に衆議院予算委員会にて、平さんのWEB3の説明を聞いてください。とてもわかりやすいです。
WEB3とは何か?何ができるのか?の概要が分かります。


日本の暗号通貨取引所は金融庁が法的に保護しているので世界的にも安全です。さらに税制の改定などで昨年よりは暗号通貨をビジネスにしやすい環境を平さんや伊藤穰一さんなどが整備しています。

NFTは仮想通貨の暴落と共に流通量が激減しましたが、本質的にはブロックチェーンに根ざしたクリエター・エコノミーまたはファン・エコノミーを中心に進化することは間違いないでしょう。

現状ではメタバースもWEB3の要素と定義されていますが、日本のメジャーなメタバースにおいてはブロックチェーンやトークン・エコノミーは機能していません。先行優位を競い合う様に企業が出店し、2008年当初とあまり変わらないコンテンツで、購入もメタバースから一度通販サイトに出て購入したりメタバース内では成立しない事も多い様です。
SecondLifeは仮想通貨ではなく米ドルから換金するリンデンドルで経済が成り立っています。現時点ではトークンエコノミーではありませんがSecondLifeのGDPは日本円換算で約800億円だそうで、ユーザー同士のアバターやアイテム購入によって経済が成り立っている、つまりそこには経済と生活があるということです。そういう意味で、まだまだとはいえ、思想的なWEB3はSecondLifeにあると感じています。

SecondLife内の楽器屋さん

なぜ、FacebookがMetaに変わった時からはじまったメタバブルに、SecondLifeが一切浮上しなかったのか?同じメタバースでも思想的、構造的にGAFAとSecondLifeとは違いがあります。GAFEの様に「運営企業が提供しているサービス」つまり、中央集権のプラットフォームではなく、ユーザーと運営とが一緒につくり上げてきたのがSecondLifeで、クリエター・エコノミーであったことが、現在まで存続している大きな理由だといえます。
MetaがFacebookのアカウントを連動させて中央集権的にメタバースを運用しようと試みたのとは逆の思想です。VRヘッドセットOculus quest2を購入した当時、Facebookアカウントがないと利用できませんでした。当初自分も違和感を感じました。アバター、つまり自分ではない自分になれるからこそ価値がある世界で実名がないと参加できない?それが反感をかって、後にFacebookアカウントなしでも利用できる様になったと思ったら一気に値上げしてコンテンツの充実も行き詰まりを感じ、そうこうしているうちにMetaの株価も大暴落します。そもそもMetaが独自に持っていたのはバーチャル会議室horizon workroomsだけです。
  金儲け目的の投資家やGAFAといった中央集権的な経済の流れ全体が暴落した一方でデジタルな住民が常時滞留し経済が回っているのがSecondLifeです。
同時ログイン数はSLが最も多いというデータがあります。
・Second life・・・・46900人(2022年11月)   
・VRChat ・・・・・ 32900人(2022年10月peak時)
・NeosVR ・・・・・ほぼ数100人程度?
・Cluster・・・・・  ほぼ数100人程度?
※Clusterはイベント時10万人とありますが通常は上記レバルカと思われます。

そこではすでにWEB3の非中央集権の思想やDAOに近い運営、ユーザー中心の経済が続けられていました。言わばそれに逆行する中央集権と投資ばかりで話題になったのが今回のメタバブルと言えます。

WEB3の経済が投資と思われているうちはまだまだで今後は本当の意味でファン・エコノミークリエイター・エコノミーがWEB3経済の主流になっていくことになるでしょう。


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