THE END 始まりの最終日にて

at 東京国際フォーラムA on 2021.03.01(MON)

とてつもない時間を頂いてきてしまいました。。。

まずはじめに、謝りたいです。
アイナさんの才能を、自分はまだ見誤ってました。ごめんなさい!!

アルバムで楽曲を聞き、音と詩を味わった後に公開されたMVを観て衝撃を受け、そこからライブで直接味わうとさらに何倍もの衝撃を受ける。
こんなことBiSHで何度も味わっていたにもかかわらず、アイナさんのソロアルバムが発表され、先行公開のMVを観て、THE FIRST TAKEでの一発録りを体験し、アルバム全曲聴きこんだだけで、ある程度分かった気になってしまってました。

大間違いでした。
想像していたものよりも何十倍もすごい、とんでもなく素晴らしいライブパフォーマンスでした。

今日のステージ上のアイナさんは、ただの”BiSHのアイナ・ジ・エンド”なんかではなく、生まれてから今日まで生きてきた全てを凝縮し、さらけ出した”アイナのすべて”だったように感じました。
歌だけでも、踊りだけでも足りない。その両方すべてを使い切って表現する曲たち。アイナさんの言葉では「自分のボヤキ」と表現してますが、そのどれもが小説の短編集のように感じられるほどなんですよね。
さながらミュージカルに近いかのように、歌詞に込められた想いを、表情だけでなく声にまで喜怒哀楽を乗せ歌い上げ、そして踊るので、一つのライブで16の短編映画を観たかのような感覚になりました。

観ている側の感情もジェットコースターに乗っているような気分です笑

”粧し込んだ日にかぎって”では、曲のきっかけとなる出来事をほぼそのままダンスにしていたり、"日々"という曲ではMVで感じる幼さではなく、椅子のうえで寝そべりながら無邪気さと過去への想いが伝わる表現になっていたり。
役を演じているわけではないけど、少女のような部分から”虹”のような怨嗟にも感じられるような禍々しさまでを、等身大として表現してしまう。
まるで『等身大を測る棒』じたいが伸縮しているかのようにピッタリ合わせられ、そのどの歌い方でも間違いなくアイナさんであると感じられる、歌声。
動きもすべてがとても丁寧に(無意識かもしれないけど)計算されているかのようで、ワンピースで寝転がっても足を組んでも衣装がはだけたりさせず、指先や表情・視線にまで意味が込められているよう。
”静的情夜”のサビで見せるコンテンポラリー的なダンスも、とても素敵でした。
結果、今日のライブで強く感じた印象は、アイナさんソロの楽曲どれもが、人の、というか女性としての、子供の頃から今に至るまでにその瞬間に感じていた綺麗な部分も醜い部分もすべてを受け入れ生きようとする人の歌なんだな、ということでした。

こんな素晴らしい初ソロツアーの貴重なステージを、まさか中央の最前席で観ることが出来たなんて。。。本当に本当に幸運でした。
また次のソロツアーが来るとして、どんなものに進化していくんでしょうね。それをまた観に行ける日が来ることを、心から楽しみにしています♪

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