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マイクロフォーサーズ最強のレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO について語りたい
と、いうわけで今年もやってきたアドベントカレンダー記事企画なんだけど、去年あんなにも地獄見たにも関わらずまたしても自分で作ってしまってるのがベストカメラレンズについて語りたい Advent Calendar 2018。
今年はもう自分で全部埋めるとかしないし、参加者は12月1日現在で関西Web業界の頂点であるところの(関係代名詞)YATさんだけなのですっげぇ気楽。それゆえに今の今まで書くのすっかり忘れてた(これ書いてる現在すでに12月1日21時)すまそん。
そんな感じのヌルいノリ初日は、マイクロフォーサーズ規格のカメラレンズの中において圧倒的存在感を放つ最強レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」について語らせていただきとうござんす。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROはどんなレンズか。
詳しくは公式サイト参照なのだけれども、まぁ名前通り「F4.0通しの12-100mm」をカバーするレンズである。そのまんま。
なのだけれども、マイクロフォーサーズはセンサーサイズがフルサイズのちょうど1/2のため、レンズの距離は表示数値の2倍で計算する。
よって、実質距離は24-200mmとなる。標準から望遠域までF4.0通しで撮影できる万能レンズなのだ。
24-200mmでF4.0というのはどれくらいの価値かというと、F4.0通しで広角・標準・望遠をカバーするレンズのことを「小三元レンズ」と呼ぶことがあるのだけれども、これは3本のレンズで「14〜200mm」をカバーしていて、3本揃えるにはだいたい40〜45万円くらい。
しかしM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROであれば、1本で24〜200mmがカバーできてしまう上に、値段も実勢価格で12〜15万円くらいと、だいたい1/3で済んでしまうのだ。ちょっと広角が足りないが、マイクロフォーサーズの広角はPROラインじゃなければ非常に小さく、3〜5万くらいで手に入り持ち運びが楽。
マイクロフォーサーズという規格のレンズとしては高額な部類だが、カメラとして見ればそこまでのものでもないという感じだが、性能がちょっと良すぎて逆に「この価格でよかったのか?」となる勢いだ。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROの性能
このレンズ、カバーできる撮影範囲の広さだけでなく、性能も非常に高い。
まず、手ぶれ補正が強力で、同じくオリンパスがリリースしているOM-Dシリーズであれば、多少暗くても手ブレの心配はまずない。
流石に多くのところで噂されていた「3秒手持ちでも大丈夫」とかいうのはちょっと厳しいけど、夜景撮影なら1秒程度手持ちなら割といける。
ISO200の手撮りでシャッター速度かなり落としても割と余裕。
標準域から望遠域まで、F4.0通しで1本で対応できるのも素晴らしい。
標準〜望遠域までカバーできるレンズは決して少なくないが、安価なものだとF値が3.5〜5.6などと変動してしまうが、このレンズは全域4.0で、しかも写りがものすごくシャープ。
広角域(フルサイズ換算で24mm)
望遠域(フルサイズ換算で200mm)
さらに、かなり近寄って撮ることもできる。
望遠系の部類に入るレンズでありながら、50mm単焦点などよりも近づけるので、自分の想像通りの視点で撮影できるというのはストレスがなくてよろしい。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROのちょっとだけ欠点
高くてでかい(たかくてでかい)
いや、一眼レフ用のレンズに比べたらびっくりするくらい小さい。小さいのだけれども、マイクロフォーサーズ機種としてはでかい。かつては「趣味人のお散歩カメラ」の位置付けだったミラーレス機種としては考えられない。
左:9-18mm F4-5.6、中央:12-40mm F2.8、右:12-100 F4.0
(フルサイズ換算にする場合は距離数を倍に)
そして高い。マイクロフォ(以下省略)に10万円以上のレンズは存在していいのかとすら思う。が、性能が上がりすぎて、それをカバーするレンズのことを考えたら、今後もこの流れは避けられそうになく、マイクロフォーサーズでがっつりカメラを楽しみたいなら仕方のないところなのかなぁとは思う。
それでも一眼レフに比べたらだいぶマシだ。なにせ半額くらいで重要レンズ揃うし。
そんなこんなだが、自分の周囲ではみんな同じミラーレスでもsonyのα7に流れていってしまっている昨今。こちとら、ボディはともかくあんなたっかいレンズ買う金なんぞないわ! そこそこ安価でガチなレンズを早期に揃えて撮りたいもの撮ったるわ! という気持ちで、今後もマイクロフォーサーズとともに生きていく所存なのであった。