L'Arc〜en〜Cielアドベントカレンダー18日目「HEAVEN'S DRIVE」

L'Arc〜en〜Ciel Advent Calendar 2017 18日目。あと一週間!

歌っ詞ー

ライブで聴くべきナンバーナンバーワンであるのは間違いない。
CD版でも十分かっこいいが、ライブだとその数倍かっこいい。

従来のL'Arc〜en〜Cielのシングル曲とは打って変わり、強烈なハードナンバーである。

既にこれまでに幾つかのハードナンバーは公開されていたが、純粋なシングル曲としては意外に初めてのことで、この当時既にスターダムにのし上がっていたL'Arc〜en〜Cielというバンドの別の顔を見せてくれたという感じの曲でもある。

完全にバンドサウンドとしての強さを押し出した一曲でもあり、ハード、ダーク、ミディアムテンポ、バラードからハードナンバーまで、あらゆる曲調の音楽を作ることができる圧倒的な強さを証明して見せた一曲ともいえよう。

ドラムからスタートするイントロがかっこよすぎて、出だしのギターフレーズを練習した人も多いことだろうと思う。当然僕も練習した。そして微妙にできたが微妙すぎてお聴かせすることができるレベルにはならなかった。

CD音源だと練習しまくればなんとかなりそうな気はするが、ライブバージョンになるとテンポが1.5倍くらい早くなる上に音も重厚感を増すようになり、とてもじゃないがギター初心者では再現不可能みたいな感じになっていくわけだが、僕が下手くそすぎて「簡単だよ?」っていう人もいるだろうとは思うものの、きつかったという記憶が鮮明に残っている。

今回はとにかくライブ演奏の方を猛烈にプッシュしたいわけだが、原曲とは全然違う印象を覚えるくらいのハードさになっており、スピード感が全く違う。まさにライブ専用曲といった具合だ。

また、間奏中の細かな演奏もかっこよさを超越したものとなっており、kenちゃん曰く「完全に手癖」というほどの高速ハンマリングなんてもう意味がわからない。誰か再現できる人がいたら僕の目の前でそこだけ100回弾いてくれと言いたいほどだ。

ところで、4人編成以上のバンドでよくあるのだが、ボーカルがギタを演奏しながら歌うというところは思ってるよりずっと少ない印象がある。特に90年代ヴィジュアル系バンドの多くが、ボーカルはボーカルだけで、ギター演奏を一緒にするというパターンはほとんどなかったと記憶している。

例えば、La'cryma Christiなんかは、ボーカルのTAKAは「With-you」というシングルを出すまでは作曲をしたことがないし、そもそも楽器ができないとのことだったし、LUNA SEAですら、ボーカルのRYUICHIがバンド演奏内でギターを持っているなんて姿を見たことなんてよほどのファンでもない限り見たことがないんじゃないだろうか(演奏できるのは知ってる)。

そんな感じで、L'Arc〜en〜Cielも基本的にhydeがギターを持つことはあんまりない。例外的に数曲持つことはあるが、基本は持たない。

シングル曲で言えば、HONEYとHEAVEN'S DRIVE、あとはSpirit Dreams Insideくらいかなと記憶している(他にもあったらごめん)。

あとはアルバム曲数曲、ライブのみでアコギを持ってなどあるが、それでもそんなに多くはないだろう。

で、このHEAVEN'S DRIVEについては、ほぼ全ての場合でhydeががっつり、そして激しくギター演奏をしている曲なわけで、それでいてなおかっこよすぎるというところは他のバンドにない強烈な強さのようにも思える。

とにかく、この曲についてはCD音源より、ライブバージョンを聴いて欲しいと思う。ライブビデオは多数リリースされているし、まずはそれを手にとって、このテンションの高さを味わって欲しいものだ。

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