L'Arc〜en〜Cielアドベントカレンダー9日目「いばらの涙」

L'Arc〜en〜Ciel Advent Calendar 2017 9日目。もうすぐ10日連続になる。昔はもっと余裕だったはずなんだけどなぁ…。

歌詞はここ。略してカシココ

アルバム「ray」収録

調べてみると、ray収録曲の中では一番人気らしい。わかる。

とは言っても、この曲の真骨頂はライブにあるなって思ってるところで、静かな曲調でありながらハードに歌い上げる盛り上がり方はライブで味合わないとわからない強さがあるし、そこに彩る炎の演出とかは是非ライブビデオとかで見て欲しいくらいだ。

近年ではそうではないっぽいが、当初はhydeもギターを持って演奏しており、間奏でメンバー全員で一心不乱に楽器を演奏し続ける姿は改めてすげーロックバンドだなってことを痛感させられる。

静かに入るAメロから激情にかられるサビの部分までの流れがドラマチックで、非常に感情を揺さぶってくるナンバーであり、ライブ終盤にさしかかり、この曲が流れてくる頃にはもう「抱いてー!」と叫びたくなること請け合いだ。

アルバム「ray」が発売された当時は、完全にsell my soulの虜だったことや、最初のIt's the endとかの方が断然かっこいいぢゃん! って感じでノーマークだったのだけれども、これとアルバム「ark」の発売後開催されたライブツアー「グランドクロス」に足を運んだ時に完全にこの曲に転んだ。

音源としてもかっこいいのだけれども、ライブで聴くと5割り増しくらいでかっこよくなる。全体の演出と絡んでることや雰囲気的なものに感化されたというのもあるんだろうけど、スローテンポでありながらも攻撃的に歌い上げるボーカル、かき鳴らすような激しい演奏、最初の静けさから最後の盛り上がりにかけて強さを増していくところなんかも最高にかっこいい。

そしてこの曲が終わり、静かに最後の曲である、「the silver shining」へつながっていくという、アルバムとしての構成も素晴らしい。「最後を飾るにふさわしい」という言葉は数多く聞くが、いばらの涙のように「最後の曲を彩るにふさわしい」という言い方はどうか。いばらの涙とthe silver shiningの最後の2曲にあるコントラストというのはとてもドラマチックで、この2曲へと繋げるためにrayというアルバムのドラマがあるんじゃないかと思うくらいだ。言い過ぎか。言い過ぎかな…。

そんなこんなで、L'Arc〜en〜Cielのライブでも定番の曲となっているこの曲だが、スローテンポでありながらも力強く、加速度的に盛り上げていく演奏の重厚さは、音源だけでなく、ぜひライブバージョンでもご確認いただきたいところだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?