L'Arc〜en〜Cielアドベントカレンダー15日目「Caress of Venus」

L'Arc〜en〜Ciel Advent Calendar 2017 15日目。いよいよ後半戦。

アルバム「true」収録

歌詞歌詞

L'Arc〜en〜Cielがマニアではないリスナー層から注目を集め始めたのは、日本武道館でのワンマンライブを終えた後。アルバム「heavenly」あたりだと記憶してるのだけど、その後の3部作としてリリースされた「風にきえないで」「flower」「Lies and Truth」を含めた注目のアルバムってことで、このアルバムをきっかけにラルクを聴き始めた人も多いかと思う。

さて、ロックバンドなのだからハードチューンを提げてくるんだろうな! って思惑をあっさり裏切り、1曲目の「Fare Well」の思いっきりバラードですやん! 感に一瞬がっくりしたことも認めはする。

が、それが終わると同時に繋ぎで入るこの「Caress of Venus」のインパクトはやばい。さっきの1曲目も、この瞬間のために用意された曲ではないのか…? と疑わんばかりの盛り上げ方にmasakiさんのテンションも爆上げだったものなのだよ。

今でもライブの定番曲として人気の高い曲でもあるし、CD版もかっこいいけど、ライブビデオで見られるCaress of Venusも是非是非聴いてほしい。キーボードバリバリの場合もあるが、キーボードの部分をkenちゃんのギターで演奏しきっちゃう場合もあって、最高に盛り上がる一曲となっていることがわかるはずだ。

いろんな悩みも吹っ飛ばす超アップナンバーとなっているし、今聴いても全然色あせないから、もし機会があってこれを聴くことがあって、君が笑ってくれると嬉しい。

また、CD版の場合、曲中のピアノはkenちゃんが担当しており、ギターの演奏力も一流でしかもピアノまでできるのか! と驚きを覚えたこともあった。ライブではどちらかしかできないが、じかに演奏はしていない模様。ちょっと残念。

最初に書いた通り、アルバム「true」では1曲目がかなりスローテンポなバラードということもあり、満を持して登場したアルバムの一曲目としてはインパクト少なくない…? という感想になるのだが、そのままアウトロとつなぎで入って行くCaress of Venusを聴くことで、1曲目のFare Wellも好きになってしまうのだから恐ろしい。こういったところで曲間のコントラストを際立たせることでアルバムとしての完成度を高めてるんだなぁという感じで、何重にも重なって名盤に仕上がってるのだなということがよくわかる。

Caress of Venusという曲は、曲単体でも十分すぎるほどかっこいいが、アルバム全体としての引き締めも担っている曲でもあり、偉大すぎる名曲の一つでもあるので、是非是非オススメしたい一曲なのであった。

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