L'Arc〜en〜Cielアドベントカレンダー6日目「Wings Flap」

L'Arc〜en〜Ciel Advent Calendar 2017 6日目地味に毎日2000文字〜3000文字、多い時は5000文字くらい書いてるんだけど、よく頑張ってると思う僕にエールをください!

(2017年12月現在)アルバム未収録、シングル曲。

歌詞はいつも通りここから

割と最近の曲。

デビューから20年経過してるけど、やっぱり色褪せないどこから、さらにカッコ良くなってもうとるやんけ! と認めざるをえない。

昔と比べると随分歌詞の印象も変わり、音の数もシンプルになってきているけど、ラルクアンシエルの持つ高度な演奏力がそれらを全て許容して無駄のない音を聴かせてくれる。

この曲の素晴らしいところは「L'Arc〜en〜Cielのいいところ全部取り」みたいなところで、跳ねる感じのポップな曲調でありながら、hydeの声域のいいところでまとめあげられ、バンドサウンドとしても申し分ない と言う、「L'Arc〜en〜Cielの曲、最初に聴くなら何がいい?」と聴かれた場合はこれを挙げておけば間違いないとも思っている。

聴きこもうとすると「ラルクなのにちょっと物足りない音」と思うかもしれないが、イージーリスニングだと「心地よくリピートできる」くらいのちょうどいい軽快さで、気がつけばめちゃくちゃリピートして聴いてしまっている自分に気がつく。

この曲の不思議なところだと思ってるのだけれども、明るい軽快なリズムなのに、夜に聴く方が雰囲気が出るわけで、歌詞の中に「火」や「炎」を連想するフレーズが多用されているからなのか、お祭りを楽しんでいるような感覚になれるというのも面白いところだなと思う。

これまで、L'Arc〜en〜Cielでは、作詞は基本的にhydeが担当し、作曲はメンバー個人それぞれ。インディーズ時代は複雑な関係上「作曲:L'Arc〜en〜Ciel」となる場合もあったがそれは例外中の例外としても、hyde・kenの共同作曲というのを見ることが出て来た。

これ、この前のCHASEでもそうなんだけど、これまで単体での作曲が共作になることで、今後の作曲方針はどうなっていくのかなーってのは結構気になるところで、これがいいことなのか悪いことなのかは今の所わからないのだけれども、また違うL'Arc〜en〜Cielを見ることができるのかな? と思うと、僕個人としては結構楽しみである。

ここ数年のL'Arc〜en〜Cielは、なんか曲調が一周したというか、インディーズ時代から積み上げて来た様々な楽曲の中でも、現在は特に初期と同系統の曲をリリースしている感があって、ただ原点回帰したとかいうわけでは全然なく、むしろ強烈なレベルアップ後の初期ラルクを見ているような気になっている。

それでいて似たような曲というのは存在しておらず、なんだこの化け物はという気持ちが今もなお続いているわけだが、今もなお「昔よりかっこいいバンド」と思わせてくれるこのバンドが、結局僕はたまらなく好きなんだなぁ。

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